|
▼治療に関するくすりの説明 |
治療は、5-アミノサリチル酸(5-ASA)で炎症が治まらない場合、重症度に応じ副腎皮質ステロイド、アザチオプリン、タクロリムス(潰瘍性大腸炎のみ適応)、生物学的製剤(抗TNFα抗体、抗α4β7抗体など)、JAK阻害剤(トファシチニブ:潰瘍性大腸炎のみ適応)といった免疫をコントロールするくすりを使い分けます。また潰瘍性大腸炎の直腸病変には注腸剤や坐剤(5-ASA、ステロイド)も有効です。5-ASA以外のくすりでは感染症に注意が必要となります。そのほかの代表的な副作用を表に示します。JAK阻害剤では帯状疱疹(体の左右どちらか一方に、ピリピリ刺すような痛みのある紅斑や水疱が帯状に現れる病気)の発症頻度が高くなりますが、早めに対処することでコントロールできることが多く、不活化ワクチン(シングリックス)が予防に有効とされています。
|
|
|