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  大腸にはどんな病気があるの?
    消化管の病気は大きく分けて器質的疾患(形のある病気)と機能的疾患(形がなく消化管の動きの異常による病気)に分かれます。  


  1.器質的疾患
  a 大腸癌
  大腸粘膜(大腸壁の最内側の膜)の悪性腫瘍が大腸癌です。早期の癌で粘膜内にとどまる浅いものであれば内視鏡的治療が適用になりますが、それより深いものでリンパ節転移の可能性があるものは手術の適応になります。

b 大腸ポリープ
  大腸にいぼ状のものが生いたもので、茎があるものと無いものがある。
  大きくなると癌化する可能性が高い。たいていのポリープは大腸内視鏡でとることが出来る。

c 大腸憩室症
  便秘やけいれんのため大腸の内圧が高まり、大腸壁の弱いところに袋が出来たもの。以前は日本人に少なかったが食生活の欧米化に伴って近年増加し、約 割の人にあるという報告もある。上行結腸とS字状結腸に多く見られ、普段は症状も無く治療の適応は無いが、多発する場合まれに出血や痛みの原因となり、そういった場合治療が必要です。

d 潰瘍性大腸炎
  大腸の粘膜は直腸肛門部から、びまん性連続性におかされ、びらん(炎症)を生じたものです。持続性又は反復性の粘血便、血便があり治りにくい病気です。日本における有病率は近年激増しています。原因に関する研究は進んでいるが、いまだ完全に解明されておらず、難病に指定されています。

e クローン病
  潰瘍性大腸炎と同様に難病に指定されている炎症性腸疾患です。全消化管に起こりえますが、主に小腸や大腸の粘膜に潰瘍や凹凸を生じ下痢、発熱の原因になります。全層性の病変のため狭窄を起こし腸閉塞の原因になったり、腸管ろうを形成したりすることがあります。

f 虚血性大腸炎
  高齢者に突発する下痢、血便、強い腹痛等血流不良が原因となった大腸炎です。太い血管の閉塞を伴う重症のものは壊死性の病変で即急な手術が必要ですが、通常見られるのは一過性のものです

g 薬剤性腸炎
  抗生物質や消炎鎮痛剤などによって起こってくるものを総称します。下痢、血便、腹痛などの症状は他とあまり変わりませんが、薬剤の中止により症状も改善してくることがほとんどです。

h 細菌性腸炎
  細菌性の腸炎では胃、小腸が同時に犯されることが多く、下痢腹痛とともに吐き気、嘔吐、発熱なども起こることが多い。近年、病原性大腸菌なども散見されるようになり、症状によっては早めに検査を受け適切な処置を行う必要があります。


  2.機能的疾患
  a 過敏性腸症候群
  大腸の痙攣が強く、そのために腹痛や便秘・下痢といった症状が起こってくる機能的疾患です。便秘と下痢が交代に起こることも多い。
  便は細くなったり、コロコロ兎糞状になったりします。環境の変化や精神的影響によって起こってくることが多く近年慢性の下痢や腹痛で病院に受診される方の大半はこの疾患といわれています。

b 機能的便秘
  癌やポリープ等の器質的疾患でなく、大腸の働きの異常で起こってくるタイプの便秘を機能的便秘と総称します。便秘の原因の大半を占め近年腫腫の生理学的検査によって的確な診断治療ができるようになって来ています機能的便秘はその病態によって以下の三通りに分類されています。

1) 弛緩性便秘
  大腸の動きが遅いため起こってくる便秘です。週に1〜3回の排便が無いにも拘らずあまりお腹は張らないという人が多い

2) 痙攣性便秘
  過敏性腸症候群の便秘型です。排便に関与する下行・S字状結腸が痙攣しすぎるため便の通過が妨げられ、結果として右側大腸に便が貯留してきます。毎日少しずつ排便があるがお腹がはって仕方ないというのが典型的な症状です。また、食事や環境などによっても症状が変わるというのも特徴です。

3) 直腸肛門製便秘
  大腸の動きは正常だが直腸や肛門に動きの異常があり便の排出が出来ないものをいいます。的確な診断治療によって症状は改善します。

c 巨大結腸症
  神経細胞の減少などが原因で大腸がその直径を増し異常に太くなったものをいい、狭窄が原因をなることもあります。



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