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高血圧症の基礎知識
今回のテーマは『高血圧症』

意外と知っている様で知らない血圧の正常値や、目標値。何故治療が必要なのか。予防方法は?具体的な塩分摂取量は何g?血圧との関係は?自宅で推奨される血圧測定方法、高血圧に有効とされる、サプリメントの紹介等などをQ&A方式でご紹介します。

Q1 血圧の正常値はどのくらいですか?

A1 年齢や持病(糖尿病、腎臓病等)によってかなり開きがあります。血圧のクスリを内服している人、していない人問わず、日本高血圧病学会の降圧目標値としては以下の通りです。



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ここでの『高齢者』の定義は65歳以上の事を指します。診察室血圧と家庭血圧では5mmHgの幅はありますが、診察室血圧がある意味では『降圧目標値』であり、家庭血圧が『理想血圧値』と言えます。

Q2 血圧を高い状態で放置するとどうなりますか?

A2 健康診断などで、血圧が高いといわれ、自覚症状がないため、放置してしまう人が多い様です。たとえば亡くなる直前まで元気だったのに、高血圧が原因の心臓発作や脳出血による突然死という例がたくさんあります。決してサイレントキラー(沈黙の殺人者)という異名は大げさではありません。たとえ自覚症状がなくても、早めにかかりつけ医に診てもらうことが大切です。

Q3 高血圧症の患者さんはどの位いるのですか?

A3 高血圧患者は推定で4,000万人以上と、まさに「国民病」
日本人の死亡原因の1位はガン、2位が心臓病、そして3位は脳卒中です。このうち心臓病と脳卒中は、いずれも血管に障害の起こる病気で、高血圧がもっとも重要な危険因子といわれています。この2つを合わせた死亡者数は全体の1/3を占め、ガンを抜いて一位となります。日本の高血圧患者は推定で 4,000万人以上と最も患者数が多い病気と言われ、まさに国民病と言えるでしょう。



主な死因別に見た死亡率の年次推移

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Q4 高血圧症の予防は何でしょうか?

A4 言わずと知れた事ですが、減塩、運動、適正な体重コントロールと何より自分の血圧に興味を持ち、定期的に血圧を測定する事です。

Q5 定期的に血圧を測定するには何時が良いですか?

A5 朝は起床後1時間以内、トイレを済ませて、朝食前、服薬前に測定する事。夜は食後、入浴後、服薬後の就寝前に測定する事が勧められています。又手首や指で測る簡易血圧計よりも上腕で測定する機械が勧められます。測定時の注意として、1回目は高く、2回目は低い事が多いです。深呼吸して値の低い方を記録しましょう。

Q6 塩分控えめといいますが、1日摂取量はどれくらいですか?

A6 1日の塩分摂取量血圧に大きく関係し、厚生労働省の指針としては最低でも10g以下、それに対して多くの日本人は平均13g以上、外食や味付けの濃い物を好む人は1日16g以上摂取していると言われています。因みに塩分を少ししか取らない人種(米国の先住インディアンやポリネシア人等)は、1日6g以下しか摂取しません。その為日本人の血圧平均が130/80mmHgに対して、塩分6gでは100/60mmHg未満と言われています。また運動する事で自然に汗をかいて汗腺から『塩分』を放出するのも血圧低下の要因になります。



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Q7 食生活以外に血圧に有効なサプリメントはありますが?

A7 前号で御紹介した通り、科学的効能が証明されている特定保健食品はいくつかあります。バリルチロシンを含むサーデンペプチドラクトトリペプチドゴマペプチドかつお節オリゴペプチド杜仲葉配糖体が有効とされています。
サプリメントはあくまで補助的な位置づけであり、食生活、減塩、運動、血圧管理の上で、降圧値を目標に最低限の血圧を下げる薬を服用する事も重要です。