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医療法人 東永外科内科/よくある質問

関節リウマチ 膠原病 についてのよくある質問

Q1. 朝に手がこわばり、関節が痛い時があるのですが、リウマチでしょうか?
手のこわばりの時間が徐々に長くなり、指の2番目の関節が複数腫れ、手首等に広がる様であればリウマチを疑います。また微熱が出る、倦怠感が続く場合も関節リウマチを疑います。日本リウマチ学会策定の早期関節リウマチの診断基準を用いることがありますが、最近は抗CCP抗体検査で判明する事多くなりました。
心配な場合は診察の上、採血してみてください。
Q2. 血液検査で、自己免疫抗体が高く、膠原病の素因があると言われましたが大丈夫でしょうか?
A2. 一般的に抗核抗体をよく定量しますが、この抗体の値が陽性だけで膠原病とは言えず、抗核抗体×40〜×160程度であれば健常者でもしばしば観察され、微熱、関節痛、発疹、脱毛、口内炎等の膠原病様の症状なければ、病的意義は無い事がほとんどです。自己抗体の中にも上記の関節リウマチの抗CCP抗体や強皮症の特異抗体であるScle-70抗体、抗セントロメア抗体、抗SS-A抗体が陽性の場合は将来膠原病出現の可能性があると言われています。
しかし特異抗体陽性が偶然陽性が指摘されても発症しない患者さんも臨床の現場ではよく目にします。
Q3. リウマチ、膠原病は遺伝するのでしょうか?
代々遺伝する膠原病は無く、一番罹患者の多い関節リウマチの研究では、全く同一遺伝子の一卵性双生児でも片方が関節リウマチが発症した場合、もう片方に発症する確率は30%と言われています。環境素因はありますが、明確な遺伝性はありません。
しかし傾向として膠原病、リウマチ家系の人は発症の可能性が高い場合もあります。
Q4. リウマチや膠原病は治る病気ですか?
A4. 個人差や病状により異なりますが、10年前に比べて格段に治療成績がよくなりました。
治る・・・つまり治癒という概念であれば薬を一切止めて病気が出てこない・・・というのはまだ疾患によっては難しい事がありますが、必要最小限の薬で全く正常と変わらず生活ができるという寛解という状態となるのは十分可能です。医療も日進月歩で将来完全治癒が期待 出来うる疾患であります。特に関節リウマチに対する生物学製剤の効果は絶大であります。
副作用のマネージメントも確立しておりますが、薬剤が高価なのが難点です。当院では病状や患者さん一人一人の社会的背景と対費用効果を勘案し、治療的にも経済的にも患者さんに一番最適な治療が出来るように心がけております。
Q5. 線維筋痛症ってどういう病気ですか?
A5.線維筋痛症は若年世代から中高年まで幅広く発症する、全身の筋骨格系を中心とする疼痛疾患です。男性よりも特に女性に多く、30歳〜50歳代に好発します。筋肉の痛み以外に、腹痛、頭痛、倦怠感、不眠症、うつ症状など多彩な症状が出現するにも関わらず、血液検査や画像検査に異常を示しません。医療機関を受診しても原因不明や、精神疾患と見なされ、症状が進行すると激しい全身の疼痛を招く疾患です。
Q6原因は何ですか?
A6.膠原病など慢性疾患や、重度のストレス(家族との死別、家庭内暴力、職場の人間関係、交通事故など)を引き金に発症し、脳神経や、末端神経の疼痛制御機能が麻痺してしまい、全身の疼痛を引き起こします。アメリカではイラク戦争で過酷な状況で戦闘を強いられた兵士に多く見られると話題になっています。
Q7. 治療法はありますか?治る病気ですか?
A7.疼痛発症のメカニズムが解明され、疼痛原因の神経興奮物質であるグルタミン酸やアスパラギン酸の放出を抑制する薬や、セロトニンドーパミンと言った疼痛や気分を制御に関与する脳内ホルモン濃度を高める薬を服用する事で痛みが緩和され、症状を改善する事が可能となりました。日本での線維筋痛症の疫学(どれくらいの期間や割合で治癒するかといった統計)が十分で無いため、薬を中止し完治するという段階には至っていません。しかし今後、治療と疫学が進歩する事で十分治癒可能な病気と考えられています。
Q8. 膠原病、リウマチにサプリメントは効果がありますか?
A8. 膠原病、リウマチ問わず、健康増進の為、はっきりした根拠の無いサプリメントを大量に摂取する方がおられますが(月に数万円も購入する方もおられますが・・・)、十分な効果は証明されておりません。試験管の中の実験、動物実験の結果や、個人的に飲んで体調が良くなったと言う根拠で発売されており、ヒトにおいてきちんと有効性を完全に証明された物はほとんどありません。βカロチン、アガリスク、メシマコブ、ブロポリス、コエンザイムQ10、ウコン、DHEA・・・これらはほんの一部ですが、日本やアメリカ等の諸外国における国立研究所にて科学的検証が行われましたが、有効であると言う科学的根拠はありませんでした。 βカロチンによっては大量に摂取する事で逆に肺癌を発症すると言われ、取り過ぎはむしろ健康を大いに損ねます。『薬食同源』『医食同源』の言葉通り、まずバランスの良い食事を接種し、取りきれないビタミンミネラルを一部サプリメントで補う事が最も望ましいとサプリメントの研究に特に詳しい抗加齢医学会でも推奨されております。