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ごあいさつ
このたびは、「ときめき坂メンタルクリニック」を開院する運びとなりました。時代のニーズに応えられるようなクリニックにしたいと思っております。まだできたばかりのクリニックですので、いろんな方々からのご意見を頂ければ幸いです。
現代では、狭い意味での精神障害ではないけれども、何らかの理由で生き辛くなって精神科を訪れる人々が増えています。精神病院よりも敷居の低い精神科クリニックが増えた事や、若い人になるほど精神科への抵抗感が弱まっている事もその一因でしょう。滋賀県は若年人口の増加率が全国一であり、その多くが集中する瀬田、南草津等を中心としたJR沿線には、上記の様なニーズが特に多いのかも知れません。1980年に滋賀県で最初の精神科クリニックができたのを皮切りに、今ではJR琵琶湖線の各駅周辺に2、3の精神科クリニックがありますが、それでも新患があふれている状況です。しかし、いずれは精神科クリニックも競合する時が来るでしょうから、それぞれのクリニックが特色を明確にし、クリニックも機能分化していくのが望ましいと思います。 治療の進歩や社会資源の発達により統合失調症で長期入院する方は将来的に減少すると思われます。一方、国内の年間の自殺者が3万人を超える状況が続く中で、うつ対策が時代のニーズとなり、内科と精神科との連携を図るG-Pネットワークが推進され、また、うつ等の患者を専門に受け入れる「ストレスケア病棟」が全国に広がり始めました。「ストレスケア病棟」は、殆どが開放病棟で、環境を工夫し、薬物治療だけでなく、カウンセリングや家族のケア、復職プログラムの充実をはかります。うつ病は薬を飲んで休んでいればいいとされてきましたが、最近では薬が効きにくい難治性のうつが問題になる等、薬以外のサポートが重要になっています。ストレスケア病棟は治療の新しい方向を示していると言えます。日本初のストレスケア病棟である、不知火病院の「海の病棟」(1989年開設)が有名です。私の知る範囲では、滋賀県に隣接する地域に、ストレスケア病棟を持つ病院が4つあります。 当クリニックでは、うつ、不安障害、ストレス性疾患の方を主に受け入れ、そういった方の入院や復職支援については、他の専門機関と連携をとっていきたいと考えています。
2009年7月1日
ときめき坂メンタルクリニック 院長 柴原 証基 ![]() トンボは、前にしか進まないことから、古来より「勝ち虫」ともいわれ、縁起のいい生き物とされてきました。 院長の故郷は「赤とんぼ」の歌の発祥の地であり、トンボといえば故郷の象徴でもあります。故郷には良い思い出ばかりではなく、その逆もありますが、本当の自分を知る上で大切な何かがあるはずです。 当クリニックが、つねに前向きに、自分と向き合える場であって欲しいとの思いから、トンボのマークとしました。 |
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