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★ クスリの使い方 ★
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フリーページ1外用剤の使い方
 点鼻薬: 
1)使う前に鼻をかんでから⇒粘膜に届かせるため
2)液ダレするときは、上を向くのではなく、逆に小鼻を軽くつまんで30秒程うつむくべし。⇒そのプールから蒸発し、より効果が出る。
3)指を離したとき垂れる薬をティッシュで拭う。
 ※ この方法だと、のどの奥に流れ込む不快感も無く、余計な薬効も防げる。
 注:パウダータイプは、息を吸い込まずに。ノドにいってしまうから。 

 点眼薬:
1)目玉・睫毛に触れない距離から各1,2滴落とす。
2)上を向いたまま瞬きではなく、きちんとマブタを閉じて、目頭を押さえたままウツムクのが、よく効くやり方。思いっきり下を向いても良い。
3)1分後、目を開けて、目尻・目頭や鼻に垂れた分を拭い取る。
 ※ 涙腺という鼻への出口をふさぐので、眼球・マブタの内側に満遍なく広がる。
 
 軟膏剤:
1)強いステロイド剤は、駄目押しとか言って使いつづけず、3日間から1週間で止めて、穏やかな保湿剤に切り替えるのが原則。
2)量は、人差し指の第一関節の先に乗る分で、手のひら分が目安です。
3)顔・顔以外、傷の有る無しで種類が違います。前の残りの分を不用意に使わない方が無難です。

 湿布類:
1)基本的に鎮痛剤の外付け版です。副作用の胃腸障害のない良い薬です。
2)カブレが出易い方には、ゼリー、スチック、ローションもあります。1種類だけ試す価値の有る肌色のテープ剤もあります。
3)傷み始めた日や3日以内は、暖めないこと、マッサージしない。肝要です。

 以下順次作成します。

 うがい薬: アズノール合嗽ゴウソウ剤のこと
1)基本は、液体の量を少なめにすること。多いと怖くてのどまで届かせる天井見る姿勢とれないので。
 50ccに5,6滴
2)一回に口に含むのは、親指の第一関節から先、せいぜいその倍の容積のうがい水
3)濃度は、2,3滴から10滴くらいまで3段階で試してみると、のど痛に効くのか、むず痒さに効くのか。そのうち資料手に入れて書きますので、それまでは個々人で試行錯誤を。
4)日にやる回数は、2,3回が常識的ですが、ここ数年見かける、のどが痛いだけの(強烈に)カゼでは、7,8回おもいつくたんびに。というのもありです。
5)技術的な話。
アズノールうがい液のビニールの携帯パックの印刷にありますので参考に。香水スプレーの持ち方で、人差し指で軽く頭を押すだけで、割と精密な1滴がたらせます。是非お試しを。
フリーページ1内服薬(全般)
【用法】
3食後n:「食事の30分後」と、書いてあるが、食後の「お茶」ですぐでも良い。
  ⇔例外:鉄剤は「水・白湯サユ」で。
3食前v:「食事の30分前」と、・・・・・・・・・・・、特例以外は食事の直前でも可。
3食間z:「食事の2時間後」と、・・・・・・・・・・、【すきっ腹】のときと読み替える。
眠前vds:「寝る前30分?」と、・・・・・・・・・・、寝る1時間前から直前のどこか。
 Ex.睡眠薬は種類によっては30分前が理想。
   呼吸器の薬は明け方まで持たせるためにコレ(⇔夕食後では切れる)。

多分、戦前のもんもう率が未だ20%を越えてた頃(今は日本は世界に冠たる0.1%未満)、一次産業にあったおじいさん・おばあさんが、迷いなく一日に三回クスリを服用できるようにとの配慮で、上記の左側の指示が一般的になっていったのかと思う。推測してる。

大半のクスリが、「食後」であるのは食事で胃袋に食物があるため、緩徐に小腸へクスリが移動するので、ゆっくり吸収される。のを狙ってる。胃へのクスリが与える望んでいない刺激を抑える目的もある。鉄剤はそれに加えて、胃酸で酸化されることで活性化され小腸での吸収が可能になるという2つの目的がある。

「食前」で代表なのは、αグルコシダーゼという血糖上昇を遅らせる(小腸でのブドウ糖の吸収を遅らせる)糖尿病治療薬や、ナウゼリン・プリンペランという吐き気止め(嘔気止め)などが、効能ゆえに「前」となる。
変り種に「食直前」というのがあって、short-acting typeのSU剤(インスリン分泌刺激剤)で、これは、非常に速効性にインスリンが出てくるので、ちゃんと食べないと低血糖という最も避けるべき副作用が来るために、それを避ける意味で、「箸をもってから」という言葉で指導するようなくらいの本当の直前です。

「食間」では、皆さんが連想するとおり代表的なのが「漢方(方剤)」。こいつらは、すばやく胃を通過して小腸で吸収され速攻することを期待されている。もしくは、小腸・大腸の常在細菌叢の変容(役立つ菌を増やす)を期待されているからこうなる。
不思議に思われた方が多いだろう。が、漢方は本来、徐放(ゆっくり長く効かせる:技術では「テオドール」が有名)が苦手で、逆にNo.68芍薬甘草湯のようなものは5分から15分で痙攣発作を止めてしまう・和らげる。くらいせっかちなものが多いくらいなんです。
除法の努力の後があるのは、石膏入りの、No.55麻杏甘石湯。これは、麻黄・杏仁・甘草・石膏の4生薬をブレンドした方剤で、麻黄・杏仁で激しい咳を沈めるのを狙い、甘草でその2剤の調和と・肝臓への負担を緩和し、「石膏」でその3剤の働きを遅らせようとしてる。vds(眠前)に服用しても、明け方の咳に効果をもたらしたいがためであるが、どうも、4,5時間がせいぜいの印象で、5時6時に咳発作が出てるようだ。
というわけで、漢方の急性疾患を対象としたタイプは、速さのほうに利がある。
ちなみに、慢性疾患用は徐放なのではなく、腸内の細菌叢の変容が効果の裏づけなので、日数がかかる。
という流れだから、「すきっ腹」。時間がとれずやむ終えないときは、食後でも効果の立ち上がりが遅い不利があるだけだと考えても良いでしょう。
フリーページ1内服薬(錠剤)
 ビタミン剤のように糖衣錠・コーティングしたものと、整腸剤のようにザラザラの表面をもったものがあります。
 どちらも、胃の強力な酸で分解されない工夫がされてるのが一般的で、小腸で吸収されるまで主成分を守るものが外側に。
 
 後者は、細粒を固めたようなものなので、割線があって1/2錠に直ぐ出来たり、種類によっては、服用時にガジガジと噛み砕くことで、速効性が期待できます。苦いんですがね。このとき、口の粘膜から吸収されるのが速効性の元ですから、クスリ交じりの唾は出来るだけ飲み込まないこと。
 例:テオドール、ソラナックス(=コンスタン)

 服用時の水分
粉薬が苦手な方とかが、No.62防風通聖散の錠剤タイプを望まれるのですが、毎食間9錠ずつだから1日に27錠も服用するはめに。薬草を固めたようなバサバサの錠剤なので、結構水分を大量に必要とするらしく、他社の顆粒剤に変える事しきりなり。
ま、コレは極端としても、錠剤を飲むのにも自転車に乗るような、手に入れ損ねた技術が伴い、苦手な方は、できるだけ小さな小振りな錠剤を処方してくれるよう頼んでも良いと思います。権利としてありますよ。
何事も修練から。
フリーページ1内服薬(粉薬):顆粒・パウダー
 上のザラザラの錠剤と兄弟の顆粒タイプと、サラサラのパウダーがある。

 胃薬で云えば、マーズレンというAZアズレン一族の粘膜修復剤と、アルサルミンというアルミニュウムの性質を利用した粘膜保護剤と形をある程度選べる。服用の得て不得手はそれぞれにあるようですね。

 顆粒といえば、漢方が各社ともせんじ薬をエキス剤にした、フリーズ・ドライのかたちで提供してるのですが、うっかりコーヒーを連想してとか、説明書の真面目なやり方で、湯呑み分の量でお湯戻しをしてしまうと、不味すぎて、一気に漢方嫌いになってしまう懸念がある。温かいのをチビチビと飲むのが正式ですが、無理なことも多々。

 ぐい飲みか、お猪口を入れ物にして、熱湯で溶き、氷の欠片をいれて冷ましてから、一息で飲んでしまう。【冷服】と云いれっきとした服用法です。代用法としても良いでしょう。

 一般的な粉薬の服用法
うがいの時の量の水分を、口の中に含み、その中へクスリをほおり込み、飲み込む。残ったクスリを洗い流すように、二回目の水分を含んで、グチュグチュをして飲み干す。ってとこでしょう。

 粉薬が2種類以上あるときは、入れやすいほうの袋に、他のを入れてしまってから、一緒に流し込むのも便利ですよ。
 ※うっかり消した。修復に45分は朝の忙しいときに痛い〜。
フリーページ1外用薬その2:吸入剤(呼吸器用)
吸入剤 は、小生が専門の分野だから1項さきますよ。

壱)定期使用の薬剤
<ドライパウダー・タイプ>
 吸い口にぴったり唇を当て、容器内のパウダーを思いっきり強く吸い込む。
 粉を残らず吸い取ることと、できるだけ気管支内に到達させるため。
【フルタイド】⇔セレベント・アドエアー
 歴史をかえた第二世代のパイオニア。もとは、ロタ・ディスクで4回分が入った円盤を、専用の容器に入れて使い、パウダーがかさ張ったり(ディスカスの2倍)、掃除の手間の欠点あり。・・・今も使われてる。短期間だとコストがかからず、患者負担を考えた先生が。
 3剤ともディスカスと呼ばれるハンバーガー、カタツムリ形の容器で、親指をくぼみに当て外側をまわすと、レバーと吸い口が出てくるので、レバーを押し込み準備が出来たら、粉をこぼさぬ様に水平に持ったまま、吸い口をくわえ、思いっきり吸い込む。⇔その後は、外側を元に戻すと60回のカウンターが59回になってるはず。
 後の、「うがい」を忘れると口内炎になりやすい。「漱ぎクチススギ」でもよい。ステロイドで真菌が出来やすいためだ。
【パルミコート】
 「タービュヘラー」という画期的、気流発生装置をもった容器を使ってる。トルネード竜巻みたいに、縦長の容器の中で粉の含まれた気流がスパイラル状にあがってくる。それで粉同士がぶつかり合い砕けることで、細粒化され、気管支のより奥まで届く小ささになることが可能になってる。すごい頭の良い発明。
 あいまって、ステロイド薬そのものの効果なのか、速効性が随一のようだ。埼玉大の永田教授が力説してるが、小生も実感がある。1日2回の平凡な使い方ではなく、4回も意味がある効き方をする。他の剤形にはない。
 前置きが長くなったが、実技は慣れると簡単。
容器を縦に持って、底の方のダイアルを親指側に回して止まったところで、戻すとカチッと音がする。アレっと思ったらさらに同じことを何度やっても、1回分しか入らないようになってる優れものだ。お気兼ねなく。
 でもって、こぼさぬようゆっくり水平にして、加えて、思いっきり吸う。あとは「うがい」。

<エアロゾル・タイプ>
 第I世代と似て非なるスプレー缶タイプ。このジェット気流を作り出すヨーロッパのメーカーの貢献。なんと2社とも容器は同じメーカーから仕入れてるんです。つまり、霧が本当に小さいミストになったために、第I世代が到達できなかった奥まで届くのです。
 吸入する力の見劣りする、高齢者やCOPDの進行した方でも、受身なので楽に使える。長所あり。
【キュバール】
 霧がとっても細やかで、気流もやさしいため、ソフトボールのような白い湯気が出てくる様。そいつをまるでパクんと飲み込むように吸い込む。容器の吸い口のところが、まん丸なのはこの気流を発生させるために必要な形で、かつガシッとは咥えクワエ難くなって都合が良い。最高の抹消到達度を持つ剤形。「うがい」は同じ。
【オルベスコ】
 最新の発売。キュバールが1回100μしか出せなかった欠点をカバーするかのように、200μタイプも品揃え。1日1回が売り。構造的に全身への副作用最小。用法は同じ。
 小ネタを。いずれもアルコールで溶かすことで小粒子化を得てるので、下戸が使えません。ご用心を。あと、キュバールは甘く、オルベスコは辛いというのが原薬剤の性格でしょうかね。小生の味覚。

<カプセル⇒パウダー・タイプ>
【スピリーバ】
 COPD治療の歴史をかえた、抗コリン長時間作動性製剤(24時間)。第I世代のアトロベント・テルシガンは、エアゾルを2吸入の4回/日もやらなければ成らない上に、効果が劇的ではなかったため継続が望めず。
 こいつは、朝でも夕でも、眠前でも1日に1回でOKだから定着した。というよりも効果が絶大で、6割以上が息苦しさの軽減を感じるものだから、続けて使ってくれるのだ。
 また前振りしちまいました。卵をぺったんこにしたようなグレーの容器を淡緑のノブを押して真ん中からあけて、二重蓋になってるベージュの吸い口をさらに開けると、カプセル入れが見えるのでそこに1Capをセット。
吸い口を戻して、さっきの淡緑のノブを強く押し込むと中のカプセルが割れて、パウダーがすえる状態に。それからこぼさぬようゆっくり傾けてから、思いっきり強く吸入。こっちは「うがい」は必須ではない。薬剤の違い。
 

弐)発作治療薬
 β-2、SABA(short acting beta2 activeter⇔LABA:セレベント)
 【メプチン・エアー(第IV世代)】、【サルタノール・インへラー(第III)】、【ベロテック・エアロゾル(第IV)】の3剤。アイミロールはサルタのゼネ。困るのは、第I世代メジヘラの化石がステロイドをブレンドしてストメリンDという名で出回ってること。ステロイドの過剰使用と、β-1作用による動悸・興奮が高いリスクなのに、一般内科医でなかなか手放さないのがいるのと、メーカーもたちが悪く、売れるからと。「プレドニン離脱用?」⇔逆にステロイド過多になる薬剤。【患者さんはどこに?】
 使うタイミングとかは、「よくある質問」「アレルギー学会:成人喘息のリンク」に書いてあるのでそちらを。
 
 初回は7発くらい空打ちして、溶剤の均一化を。くわえ方は二通り。すっぽり唇をすぼめて銜え込むのと、歯噛みして、残りの口の隙間から空気を吸いながら、スプレーを押す。後者は小児学会で発表された、簡便法で、以外に使えます。メプチンの隙間が狭いために、息苦しいときは上手くすえないので、こんなときにどうぞ。
 わざわざ言いたくはないが、間違った伝承があるので、「うがい」は無用也。
 だいたいステロイドの副作用はないし(あたりまえ)、β-2はあっという間に口腔粘膜から血流に吸収されるので、それも見越した用法。後でうがいなんてしても、何も間に合ってない。なにしてるのってか。医師たち。

余談。最近、喘息の分野で勘違いした医師が多くいるようで、高々10年の吸ステの効果が大きいことで、のぼせ、β-2不要論をぶちまかす、もしくは潜在的に望んでる輩がいるようだ。おかげで戸高は2月にぶち切れてしまって、25年の喘息治療の経歴をかけての戦いモードです。嘆きのほうが大っきいのですがね。
人類が滅亡するまで、残念なことに「喘息」は存在し、その限り最後の援軍はβ-2なのです。忘れるべからず。
短絡思考の人間が、一番きらい。「高学歴者」の中にも例外なく存在。⇔このことは覚えておいたほうがいい。

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