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つちうら東口クリニック根治をめざした生活習慣病の治療と漢方

漢方薬の素晴らしさ(土浦市広報掲載)
 漢方薬の代表選手として誰でもよく知っているのは葛根湯でしょうね。落語にも出てくる葛根湯医者は、相手かまわず誰でも葛根湯を出す藪医者と描かれていますが、葛根湯が風邪だけでなく、頭痛、肩こり、鼻づまり、耳閉、腹痛、下痢、おねしょ、おっぱい不足など、葛根湯の証(頭痛肩こり無汗など代表的な適応症状)があり、太陽膀胱経という経絡上のツボに病気があれば、何でも効いてしまうのは事実です。なぜこんな使い方が出来るかというと、漢方は一言で言うならバランスの医学だからです。その背景には陰陽五行説という拮抗と循環のバランス哲学があり、人の細胞、組織、器官、身体、食物、気候、宇宙の全ての次元に陰陽五行があり相互に関連しているので、人の病んだ部分の陰陽五行の気を、漢方薬などで別次元から補うことが出来るのです。例えば目を体の五感の一部と考えれば五臓の肝に属すのですが、目そのものの中にも五行があり五臓と関連しているので、瞳が濁る白内障なら腎の八味丸、虹彩炎なら肝の柴胡桂枝湯、白目が充血する結膜炎なら肺の越婢加朮湯、下まぶたにクマができたら脾胃の人参湯というように、全身の陰陽五行を整える薬が目の中の陰陽五行を整えることにも使えるので、同じ漢方薬で色々な病気に対応できるのです。西洋薬の風邪薬には鼻水を止める抗ヒスタミン剤、咳止め、鎮痛解熱剤など様々な成分が調合してあるのに、漢方薬は葛根湯一剤でどうしてあんなに効いてしまうのでしょうか。その答は葛根湯の成分シナモンにサイトカインの嵐を抑える効果があるためで、頭痛も熱も咳も鼻水もインフルエンザの肺炎や脳症も、全てサイトカインが引き金になっているのです。全てのかぜ症状の大本であるサイトカインを抑えれば、インフルエンザも普通のかぜで終わってしまいます。漢方薬の素晴らしさを再認識していただき、インフルエンザシーズンを乗り切っていただきたいと思います。
<<<最新の高血圧の治療>>>
高血圧薬の常識が変わり、早期治療で治る時代になりました。

<Q>健康診断で高血圧を指摘されました。薬を生涯飲まなければいけないかと思うと、なかなか病院へ行けません。
<A>日本人全員の高血圧が治れば平均寿命は更に10年伸びるそうです。1950年代まで高血圧の治療薬はありませんでした。1960年代に利尿薬が使われ、1970年代に交感神経の緊張を緩める薬が出て、1980年代に血管壁の筋肉を緩めるカルシウム拮抗薬CCBが出てから、血圧をかなり下げることができるようになりましたが、これらの薬だけでは血圧が下がっても動脈硬化が改善できないので、生涯飲み続けなければいけないと言われました。同じ80年代半ばにアンギオテンシン変換酵素阻害薬が開発されて動脈硬化が改善できる可能性が出てきましたが、空咳が出やすいという副作用のため必要量を使えず、CCBとの併用が推奨されました。1990年代にアンギオテンシン受容体遮断薬ARBが出ました。血管の老化を食い止め、細胞の壊死を抑制して臓器保護作用のある画期的な薬で、早期にしっかり治療すれば、薬を止めても血圧が上がらなくなる、つまり生涯飲まなくても良い可能性のある薬であることが証明されました。さらに今では、ARBの働きを補うアルドステロン受容体遮断薬MRBと直接レニン活性抑制薬DRIが出て、動脈硬化がしっかり治せる時代になったのです。この新しい薬を組み合わせることで、血圧を下げないくらいの少量でも血管の活性酸素障害を抑制して老化を防ぐことができるので、健診で血圧が心配だと言われた人は早めに治療を始められた方が良い時代になったのだと思います。
<<血圧が高めな人>>
2013年5月31日常陽ウィークリー掲載

<Q>健診で血圧が高めと言われました。どのように対処したら良いですか。何に注意すればよいですか。
<A>高血圧は生活習慣病なので、減塩、低獣脂肪食、魚や野菜や果物の多食、睡眠不足の解消、適度な運動で、生活パターンを変えることが高血圧の解消に最も良いと科学的に証明されています。
治療薬ではアンギオテンシン受容体遮断薬ARBが1990年代に発売され、昨年2012年に出たスーパーARBが今月から長期処方が可能となって、早期に対応すれば動脈硬化を治せるようになり、薬を飲み続ける必要がなくなりました。ARBには、血管の老化や細胞のアポトーシス(脱落死)を防ぎ、脳や心臓、腎臓などの臓器保護作用があり、早期に用いれば遺伝的な高血圧体質ネズミもその体質を治せること、血管障害や動脈硬化の予防・改善、認知症モデル動物の改善効果が示され、人でも糖尿病発症予防の効果が証明されました。
 したがって早期発見、早期対処が良いので、世界的に高血圧の基準が引き下げられました。家庭血圧で135/85以上、病院で140/90以上が高血圧で、家庭血圧の降圧目標は中年で125/80未満、高齢で135/85未満となりました。
 健診で高めと言われたら、自宅血圧を測って基準を超える日が週に4日以上ないか、朝晩2回測って朝が高めでないか、確認してください。高いなら、最初に述べた生活パターンを変える努力を3ヵ月続け、改善しなければ、すぐに医療機関に相談してください。軽ければ漢方薬だけで対応可能な場合もありますが、動脈硬化の諸検査に異常があればARBを積極的に出してもらうと良いですね。
<<牛乳、ヨーグルト、チーズは糖尿病、動脈硬化、骨粗鬆症を悪化させる>>
牛乳、ヨーグルト、チーズは3つの理由で、糖尿病の人や高齢者にお勧めできません。
1)乳製品は高コレステロール血症の原因となること
 牛乳1本200mlにバター7g、ヨーグルト100gにバター3g、蛋白3.6g、チーズ100gに脂肪30g、蛋白25gと全て高脂肪で、コレステロールの塊のような食品群です。
 乳製品を控えただけで、血中コレステロール値は下がります。お薬が不要になります。
2)乳糖やガラクトースがAGEsを増やすこと
 図のように、蛋白質が乳糖や乳糖の分解産物ガラクトースと反応して、糖化蛋白質を作り、みりん干しのように、糖化した蛋白はすぐに赤茶けて劣化して弾力性を失い、老化してしまいます。
 乳製品がどんなにカルシウムが多くても、乳糖で骨の蛋白質、コラーゲンが劣化するので、錆びたボロボロ鉄筋にカルシウムというコンクリートを流し込んでも、丈夫な骨にならないのです。
 乳糖があると、糖尿病の合併症も悪化します。脂肪分が多いと、肝臓での糖代謝にも悪影響があるので、乳製品を控えるだけで、糖尿病の薬の効果が良くなることが多いのです。
3)哺乳類の蛋白質は、Nグリコリルノイラミン酸が付いていて、
 人が持っていない成分なので、血管に沈着して、血管壁に慢性炎症を起こし動脈硬化を悪化刺せます。

 健康に良い蛋白源は、豆、魚、鶏です。