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つちうら東口クリニック病気克服の秘訣

漢方は全体をシステムとして捉える医学
樹木(太極)は幹や枝葉(陽)とそれを支える根(陰)からできています。同じように、人も器官も組織も細胞も、この世に存在する全ての事象にも陰と陽の要素があるという「陰陽理論」を駆使して病気を治し、健康長寿をめざすのが漢方医学です。
 陰陽理論から派生した五行説も用いた拮抗循環システム論で病態を理解して、健康なバランスを取り戻そうとする医学です。

 近代科学は要素還元主義と言われ、複雑なシステムを様々な要素(パーツ)に分解して、要素毎に原因と結果の因果関係を解明して、全体の複雑なシステムを理解しようとするものです。
 医学の世界でも、近代科学の恩恵で、人の生命活動や病気の詳細な部分が解明され、膨大な知識が蓄積されています。
 しかし、個々人の病気として考えた場合、病気になる原因も、病状や予後という結果も、原因と結果が一対一対応している訳ではありません。
 インフルエンザのように病気の原因がウイルス一つだけであっても、発病する人としない人、発病しても重症化するかどうか、肺炎になりやすいかどうか、人それぞれに様々な要因が絡んでくるので、病状や予後という結果は一つではありません。
 つまり、臨床においては、近代科学によって得られた膨大な因果関係の知識を、その人特有の様々な背景要因と関連付けて意味付けし、重み付けをして、個々の科学知識が実際の臨床に役立つように、背景要因にあわせて判断することが必要なのです。
 私は、西洋医学のエビデンスで判明した病気の背景要因である個人の特性を漢方システム論で判断して漢方治療を併用するのが臨床医学だと思っています。

 漢方医学は、自然の中に内在する陰陽五行の共通法則を利用して、漢方薬、気功、鍼灸、薬膳、養生などによって、人体のシステムバランスを整えることが可能であり、バランスがとれれば、病気が快方に向かうことを歴史的に証明しています。
 この漢方のバランス感覚をしっかり理解すると、個々人の病気に対してどう立ち向かったら良いのかが見えてくるのです。

太極と陰陽論による病気と健康への理解(2015年3月7日)
太極とは,ものごと全ての初発の状態で,四書五経の中庸には,

喜怒哀樂之未發,謂之中;發而皆中節,謂之和;
中也者,天下之大本也;和也者,天下之達道也。
致中和,天地位焉,萬物育焉。 

とあり,この中こそが太極で,天帝が持つ徳で,至誠や大愛に満ちたもので,ひとたび動き出すと,しっかりとしたバランス感覚である「和」が大いに働いて,全てが的に適中するのです。

 太極論から見た病気と健康は,この大愛から出たバランス感覚の結果ととらえます。
 つまり,人は病気をすることで,強く健康を意識します。病原体に感染することで免疫力が高まり,病原体を寄せ付けない体をつくることができます。日常生活の長年の偏りから,生活習慣病になり,多くの癌も生活習慣病の影響を強く受けていると言われています。
 つまり,太極論から見た病気とは,次の新たな健康のステップに向かう大きな転換点なのです。病気や健康の背後には,隠れた太極の大愛の働きがあり,和のバランス力があり,今までの片寄った生活習慣や病気の原因を取り除くための,おおきなチャンスが与えられたと考えることが,太極論から見た病気の正しいとらえ方なのです。
 太極の働きによって陰陽は常に循環しています。昼夜,春夏秋冬が交互にやってくるように,病気と健康も循環しながらより高い心身の健康を求めて循環していると考えられます。
 病気になることは,嫌なこと,困ったことですが,太極論から見て,新たな春が出て来る前兆としての冬が病気なのだ。今回の病気から,何を得て,何を覚って,どこを修正して,どうしたら,次の春を迎えられるのか,冬枯れしたまま,枯死しないために,どうしたらよいのか,必死に努力するときに,太極の和の働きを意識するようになり,自分に足りなかったものごとが,見えてくるのではないでしょうか。
 この太極の大愛によって,病気と健康を繰り返しながら,心身共に進化し続け,さらに生死も繰り返して,万物の霊長たる人の霊魂が成長し進化し続けて,究極の神化を遂げていくと考えることが,東洋哲学の太極論の真髄ではないかと思います。

病気克服の秘訣(2015年3月8日)
1)病気を決して侮ってはいけません。
 どんな些細な病気でも,必ず原因があります。原因を見誤って,対処法を間違えると,簡単に重症化しますが,早い内に,正しい方向を知って,その方向の努力を続ければ,必ず良くなります。良くならないのは,どこか,方向が合っていないか,まだ足りないか。不十分か。漢方を学んでいると,様々なバランスが働いていることを実感します。

2)病気を悲観したり,恐れたりしてもいけません。
 太極論で述べたように,病気は太極の大愛(中)から出たバランス力(和)の結果として生じた体調の偏りであり,病気になる前の方向が違っていたと理解して,しっかりと生活習慣や様々な考え方の偏りを是正することです。病気になったと言うことは,太極の大愛によって方向が正されつつあるという喜ばしいことと考えて,病気を悲観したり,恐れたりせず,次の春に向かう気持ちを持ち続けることが大切です。

3)一刻も早く,あらゆる努力を惜しまず,決して諦めないことです。
 たとえ癌であっても,対処方法は様々にあります。最先端医学の研究を見ていると,あと数十年もすれば,完治できるようになる可能性が見えてきています。
 様々な専門医,総合医がいます。日本の国では,国民皆保険制度があるので,全国,どこにでも紹介状一つで,どんな名医の診療でも受けることができます。

4)病気を治す方向性が定まったら,結果が出るまで続けて,途中で止めないことも大切です。
 人体は様々なバランスシートで動いています。大自然の陰陽五行が休みなく循環し続けているように,人体に内在する陰陽五行も,同様に循環し続けてバランス調整をしています。
 ですから,正しい方向の治療を続けていれば,いずれ,バランスが調って,体調が良くなり,病気を克服できる時が必ず来ます。
 多少,病状が揺れることがあっても,一喜一憂せずに,頑張って続けて下さいね。

漢方のめざす究極の医療(2015年3月9日)
 漢方は,その診断,治療,病理の全てが拮抗循環システム論(陰陽五行説)でまとめられた複雑系システム論の医学です。
 つまり,磁石を細かく切っても,NSが消えないように,人の体内にも,常に正気と邪気が存在していて,大自然の陰陽の消長と連動していると考えています。
 ですから,人が生きている限り,正気と邪気の戦いが続くので,常に正気を勝たせ続ける努力を怠らないことが,最も大切なことなのです。
 それを養生と言います。食養生,生活の養生,房中の養生,風水や気の養生など,様々な健康指南が発達し,不老長寿の妙薬も色々と開発されてきました。
 だから,自分の体にぴったりと合った漢方薬を飲み続けていると,病気が治るだけでなく,自分にとって不足している気を補って,陰陽五行のバランスがとれてくるので,今までよりも元気になれるし,気血水がよく循環するようになるので,肉体的にも精神的にも病気をはねのける力がみなぎって,肉体も精神も,陰陽のバランスがとれて,若々しく明るくなって,天寿が全うできるのです。
 つまり漢方医学は,その道を極めれば,天寿を全うする医学と言えるでしょう。