新型日本脳炎ワクチンが3才から15才の方にも使えるようになりました。
禁煙は簡単です
学校敷地内禁煙成功例
新型インフルエンザは早期受診、早期診断、早期治療開始が重要
脳卒中は生活習慣病の成れの果て
 みずほうそうのワクチンはみずほうそうの予防にも帯状疱疹の予防にも使えます。
熱中症は予防が大事
当院ではポリオワクチンを接種していませんが、一般論としての、ポリオワクチンの話
高血圧症の基準。高血圧症の治療。
予防接種の予定表(2012年4月現在)。MRワクチン(はしかと風疹のワクチン)は生涯で二度接種する。
脂質異常症、高脂血症の基準と治療

医療法人泉林会 林医院/よくある質問

1、お子様に肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種をお考えの親御様へ、その一
(長文のため、その一、その二、その三、に分かれていますが、順にお読みください)
お子様に肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種をお考えの親御様へ、その一

肺炎球菌ワクチンとヒブワクチン等の同時接種直後に2011年3月2〜4日の3日間で4人の乳幼児が死亡したと報じられました。厚労省は両ワクチンの接種を一時中止し、詳細な調査を実地しておりますが、現時点(3月5日)で因果関係はまだ不明です。まず亡くなったお子様とご家族に心からの哀悼の意を表します.親御さまのお気持ちを察するに胸の潰れる思いです.その上で,本件はまだワクチンと死亡の因果関係が不明であることを,全ての皆さまが慎重に受け止めて判断されることを願います。最も怖れることは,本件を機に「やはりワクチンは危険」という一方的な考え・主張が支配的になり、皆さまがワクチンを忌避するようになる,ということです。この2つのワクチンは小児の細菌性髄膜炎を非常に高い確率で予防してくれます.これらのワクチンはまだ日本に導入されて日が浅く(ヒブワクチンは2008 年12月,肺炎球菌ワクチンは2010年2月),そのため日本では最近でも毎年何100人というお子さんが細菌性髄膜炎にかかり,そのうち1-2割のお子さんが命を落とし,3割のお子さんが重い後遺症で苦しんでいます.(ヒブによる髄膜炎にかかるお子さんが年間約400人,肺炎球菌髄膜炎が年間約140 人)。諸外国では10-20年前に既にこの2つのワクチンが導入され,小児の細菌性髄膜炎が劇的に減りました.日本に当てはめると,日本の全ての小児がこの2つのワクチンを接種すれば,今まで亡くなってきた年間数10人〜100人前後の命が救われるようになるはずです。(次ページにアメリカのヒブワクチンの効果を示します)。今回の4人のお子さんのことは本当に胸が痛みますが,ワクチンとの因果関係はまだ分かりません.繰り返しますが,因果関係はまだ不明です.ですから,毎年数10人〜100人前後の命を救ってくれるこのワクチンを,安易に「危険なワクチン」と決めつけないで欲しいのです。
2、お子様に肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種をお考えの親御様へ、その二
(長文のため、その一、その二、その三、に分かれていますが、順にお読みください)
お子様に肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種をお考えの親御様へ、その二

厚労省が緊急に「接種一時中止」を伝達したのはやむを得ない判断だと思います.しかし一方で接種を受けられない小児が増えれば,細菌性髄膜炎は確実に増え,それで命を落とすお子さんが毎年数10人〜100人出続けるおそれがあります.どこかで接種再開の決断が必要です。因果関係の調査と,接種再開の決断は,とても難しい作業です.今日の時点で簡単に結論を出せる医者は日本中に1人もいないはずです.そして明日からも予防接種に携わる医師・医療職は,とても悩みながら頭を抱えながら市民の皆さんに本件を説明することになります.皆さまには,どうか医師・医療職からの説明を冷静に落ち着いて聞いていただくことをお願いします。医師が悩むのですから皆さまはもっと悩まれることでしょう.でも誰も明確な答えを持てないのです.だからせめて,この深い悩みを医師・医療職と皆さまが共有しながら,次の一歩を踏み出せるようになるまで,じっと悩みに耐えていただきたいのです.そして,日本から小児の細菌性髄膜炎が消えてなくなる日を,共に迎えていただきたいと思います。

Q: ヒブワクチンの使用数と、偶然による死亡率はどれ位なのでしょうか?

A: 日本のヒブワクチンは開始したばかりですが、海外での使用経験が相当数あります(数10万〜数100万例).このうち接種との因果関係が証明された死亡例の報告はありません。(出典:「Vaccines: Expert Consult」(最も権威あるワクチン学の医学書)。
3、お子様に肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種をお考えの親御様へ、その三
(長文のため、その一、その二、その三、に分かれていますが、順にお読みください)
お子様に肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチン接種をお考えの親御様へ、その三

Q:日本における細菌性髄膜炎の感染者と死亡者の数はどれ位でしょうか?。A: 現在、毎年ヒブによる髄膜炎が400数十例、肺炎球菌による髄膜炎が150例程度発症していると推計されます。そのうち1-2割が命を落とし,3割が重い後遺症で苦しんできました。さらに髄膜炎以外の病気では、ヒブは300例近く、肺炎球菌では1000例以上のお子さんが、これらの細菌の脅威にさらされています。(小児における侵襲性細菌感染症の全国サーベイランス調査より)。 致死率(病気による死亡率)は5-20%と報告によってばらつきがありますが,仮に最も低い5%で計算したとしても,2009年だけで,ヒブ髄膜炎で20人,肺炎球菌髄膜炎で7人,計27人が亡くなったことになります.20%で計算すればそれぞれ80人と28人で,計100人超が亡くなった計算です。

Q:因果関係が不明といっても、今後も大丈夫なのか、やはり心配です。A:お気持ちはよくわかりますが、仮に今回の件がワクチンと因果関係があったとしても(本当に仮の話です),ワクチンで命を落とすお子さんより,ワクチンせずに髄膜炎になって命を落とすお子さんの方がずっと多いと予想されます.しかも、実際には因果関係は未だ不明です.だからこそ,「まだ分かっていないワクチンの危険性」と,「既にはっきりしている,ワクチンを打たずに髄膜炎にかかる危険性」の両方を,医師・医療職も皆さまも共に考える必要があります。

「アメリカでのヒブワクチンの効果のグラフ」出典:U.S. Department of Health & Human Service(s)は人口十万人あたりの患者数が1987、1988年頃20人1993から1995年二人と十分の一に減少しています。既にはっきりしている「ワクチンを打たずに髄膜炎にかかる危険性」と、まだ分かっていない「ワクチンの危険性」と、この二つを、親御様が比較なさって、お子様のために選択してあげてください。
発熱と解熱剤について
39度C以上は解熱剤を使って下げてやりましょう。
41.7度C以上は生命維持にとって危険と言われています。
解熱剤を使用せずに冷却すると悪寒戦慄でかえって体温が上昇する場合があり危険なことがあります。
解熱剤が効き始める20〜30分後に冷却開始するのが良いようです。