本が出ました。

「患者に学んだ成人型アトピー治療、脱ステロイド・脱保湿療法」のご紹介、お願い文書雛型

本が出ました。その2

・こども向けのアトピーの本を出しました
・保育所・幼稚園へのお願い文書

アトピー性皮膚炎講演会の案内

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アトピー性皮膚炎講演会の報告

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アトピー性皮膚炎講演会の報告

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アトピー性皮膚炎講演会の報告

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子どもの喘息と包茎について

子どもの喘息と包茎にステロイドが必要か

アトピー性皮膚炎講演会の報告

第16回アトピー性皮膚炎講演会「和歌山」報告

雨の中、90人弱の方々にご参加いただきました。畳のお部屋がそばにあり、小さいお子様はそこでおもちゃとかで遊ぶことができました。エアコンの効きが悪く暑かったですが、皆さん最後まで熱心に聞いていただきました。

まず最初に阪南中央病院皮膚科佐藤健二先生の話です。
この土日に大阪で第27回日本臨床皮膚科医会総会・臨床学術大会が開催されているが、ポスター演題で、東京逓信病院皮膚科江藤先生が「アトピー性皮膚炎の標準治療が未だ十分に普及していないために、多くの患者さんが民間療法や脱ステロイド療法などにより、多大な弊害を被っている」と述べられています。佐藤健二先生はこの抄録を見て次のように考えられました。第一に、皮膚科学会首脳は1年ほど前にはアトピー問題はほぼ終息したと言っていたにもかかわらず、「アトピー性皮膚炎の標準治療が未だ十分に普及していない」と言わざるを得なかったということです。第二に、標準治療はこれまでの治療をただまとめただけですのでほとんどの皮膚科医が標準治療をしてきていたはずなのに、「十分に普及していない」と表現することは標準治療が減少してきていることの告白です。第三に標準治療が減少してきている理由は脱ステロイド治療が増えてきているからだと推測できます。(ガイドラインができてからマスコミも味方につけ標準治療をキャンペーンしてきたのではないのでしょうか。去年からの朝日・読売・テレビ等で宣伝してきたのではないでしょうか。)ガイドラインには「コントロールされた状態が続くと感懐も期待される」と書かれているが、引用論文はありません。(根拠がないのにこういうことを書いて、ステロイドを塗っても治るんだと思わせたいのでしょう)薬についても有効・安全だと言うことを証明した引用論文はありません。(これもおかしい話です)2003年九州大学皮膚科古江先生の論文を見てみましょう。2歳未満の子ども6ヶ月間十分なステロイド治療をした結果、59%が変化なし、3%が悪化、改善38%、治癒は無というデータでした。佐藤小児科の報告ではステロイドを塗っていない0歳の子どもは93%が治療が6か月もかからず治療が終了したということを見るとどちらが優れた治療かが分かるでしょう。(年齢が異なるので単純な比較はできないですが)
鴻巣共生病院皮膚科水口先生の「アトピーの経過の色々」はさらに磨きがかかって分かり易いお話でした。あ!この経過は自分そっくりだと感じた方も多かったのではないでしょうか。一番問題なのは脱ステをしたい患者を怒るのではなく、できなければできる医師を紹介することです。

患者体験談のはじめは、24年間ステロイド使用・脱ステ・脱保湿1年の女性です。やけっぱちで止めたステロイド、死んでもいいと思って。生きることで精いっぱいだった。これでいいのか?と自問。講演会で友達に出会い、阪南中央病院に診察に行った結果今の自分があると切々と訴えられました。周囲の人に対する要望としては、視野を広げ、患者に寄り添うようにしてほしいということを話されました。
男性患者の話。2009年全身に症状が出た。ステロイド使っても仕方がない。脱ステ・脱保湿で生きていられる。正解だった。全国に苦しんでいる人がたくさんいるが、その方たちにアトピーと向き合う生活にも終わりはあると言いたい。気持ちに負けないで。
3人目は高知でも話していただいた男性です。痛みに耐えかねてぬるい風呂につかったが、湯面が底が見えない位のかさぶたで覆われたという状態だった。あと1回インターネットで検索して駄目なら自殺しようとまで追い込まれていた彼がたどりついたのが阪南中央病院の佐藤先生でした。皮膚科医がステロイドに関してNOと言っている!脱ステ脱保湿のため入院した。今生きているだけで幸せだと述べられました。今回の広報についてはこの方のお姉さまにご尽力いただきました。(ノブコフ179というmixi名で検索してください。ツイッターにも書かれています。ブログもあります)
次は子どもの体験談です。3人のお子様がアトピーで、長女は標準治療、次女が標準治療から脱ステ、長男が非ステ自然に治ると言う治療。次女は生後3カ月からアトピーで、周りの方からの心ない言葉に傷つき、大学病院まで行き、様々な治療を試したが良くならず、ステロイドのランクを下げると悪化していった。歳で脱ステしたがまた再開したが、やはりランク上がり、小2の時にプロトピックを使用した。本人がステロイドを止めたいと言い、脱ステしたが搔かさないように抑え込んだりすると強い力で暴れる毎日だった。1カ月で疲れてしまってステロイドを塗ろうと言うも本人が拒否した。母親は気持ちがステロイドに依存していたと話される。佐藤小児科を受診すると「えらかったね」という言葉をかけてもらった。搔いても良い、しっかり食べて、かわいがってあげてと話してもらった。しかし、子どもの搔く音が気になり布団に潜り込んだりした。今は完ぺきとは言えないけれど良くなりつつある。去年生まれた長男はステロイドを使っていない。自分の力でゆっくり回復するのを待つことができていると切々と訴えられ、聞いている方の中には涙を流されている方も多かったです。

質疑応答です。

成人女性
38歳の長男がネオーラル1カ月で治ったが、次男25年治療しているがネオーラルをのんでいいか?
ネオーラルは簡単に飲む薬ではない。免疫抑制剤で副作用にも注意が必要。(この方の息子さん2人の経過が良く分からないので、評価は難しい。しかし言葉どうりにとると、ラッキーの一言。勿論私たちはプロトピックやネオーラルを使う前に脱ステ・脱保湿を勧めます)

2歳9カ月の子ども
ステロイドを使わず2歳で治るが又肘とかに出ているが

4歳の子ども
入院させたいが・・・
診察しないと・・・

成人女性
水分量は?
1200ccは目安。汗をかく季節は増やしたり・・

成人女性
2年前脱ステ・脱保湿した。入浴のことについて
入浴剤は不要。湯船につかるのは2〜3分、シャワーも2〜3分

質疑応答についてはホームページに載ると思いますので、参照してください。

雨にもかかわらず、たくさんの方にご参加いただきました。それだけ困っておられる方が多いということだと思います。今当院に受診されている0歳のアトピーの赤ちゃんたちは、ステロイドの使用の有無にかかわらずステロイドを使わなくても、夏に向かって良くなっています。こういう赤ちゃんを見るとステロイドを赤ちゃんの時に使わなければ大人になって脱ステをせずにすむのになーと強く思います。

赤ちゃん・子どものアトピー治療には、ステロイドはNO!

第15回アトピー性皮膚炎講演会「高知」報告

小雨模様の中、連休ど真ん中にもかかわらず、30数名の方々にお集まりいただきました。
医療関係者の方にも参加していただけました。ステロイドは使わないという方たちで、ステロイドが問題だと思っているのは私たちだけではないんですね。この方たちと連携していくことが今後の課題になるのではないでしょうか。

佐藤健二先生の話は以前の報告をご覧ください。水分制限は個人個人で量を設定しているとのことですが、夜間の水分摂取はしないようにとのことです。これは横になることで顔からの滲出液が増えますが、それを助長しないためです。
鴻巣共生病院の水口先生は、アトピーの経過の色々を話されました。最終的には、脱ステロイドを希望する患者が受診した時に、自身が脱ステ治療ができなければできる医師を紹介するということが必要だということになります。(私たちは、自分自身の力量に応じて診療を行っています。他の病院に紹介するということは日常、常にしていることです。脱ステができないからといって何も患者に敵対的になる必要はないのです。患者の意思を尊重し、できることをしてあげればよいのです。そうすると患者は医師に対して良い感情を持つと思います。)
東京の藤澤皮膚科の藤澤先生は計682人の0歳の赤ちゃんの報告をされました。ステロイドを使った患者はステロイド中止、使っていない患者はそのままでフォローし、予後を見ました。藤澤先生を受診される赤ちゃんの6割がステロイドを使っていませんでした。やはりステロイドを使っていない赤ちゃんの方が早く良くなるという結果でした。(藤澤先生は「かわいいねー!大丈夫だよ!」って言ってくださいます。そう言っていただくとお母さんはほっとしますね。)
佐藤小児科からの報告は前回までの分をご覧ください。今回は毎日夫人に掲載していただいた記事も紹介しました。当院の「ステロイドを使わなくても治る。再発も少ない。早く治る。除去食は不要」だという考えをしっかり紹介していただいています。(ステロイドを塗らないと治らないという方たちに言いたい。あなたたちに治療された赤ちゃんたちがどうなっているのかを示してほしい、と。標準治療で治った患者がどのくらいいるのかを。それを明らかにすることが患者に対する責任だと思います)

患者体験談です

男性:3年前阪南に入院
入院するメリット
毎日の診察、悪化の原因(自身は水分を4000cc摂っていたこと)1200cc
指示されたがNaが高くなり2000ccに増やす。
在宅より早く改善
精神的な安定:無理して仕事、入院することでリラックス
日常生活から離れ、治療に専念
他の入院患者とのかかわり:当事者にしか分からないこと

経済的問題
医療費の公的支援:病院と相談
高額医療費について
傷病手当
生保
生命保険入院保障

女性:昨年5月脱ステ。6月阪南に入院
高校時代に皮膚科を受診するようになりステロイド塗布。それまでは大したことが無かった。脱ステは何回か行ったことがある。脱ステをする前は、手腕にはアンテベート、体にはリンデロン、顔にはロコイドを塗布。
阪南に入院して1週間後に佐藤先生に「自分の皮疹を客観的にちゃんと見る」ようにと言われて、それまではきちんと見て来なかったとわかった。脱ステ時の写真を見せていただきましたが、「手」の写真が衝撃的でした。ごわごわし厚いかさぶたに覆われた手!それが、何も塗らない治療でどんどん良くなっていく!

男性:18年間ステロイドでコントロールされていると信じていた。塗る前はごく軽い肘とかの湿疹だったのに、消防士として働き出した後、段々コントロールできなくなって内服のステロイドを使いだした。止めれない。5カ月で全身に湿疹が拡大した。痛み!痒み!に耐えられずにお風呂にじっと浸かる!かさぶたでお風呂の底が見えない!お風呂から出ると痛みが襲う!ステロイドをやめないといけないと思ってネットで検索しても得体の知れない民間療法ばかり。あと1回!これで駄目なら「自殺」しよう!と決心してネットで検索すると、たまたま佐藤健二先生のブログに行きつき、mixiの脱ステ脱保湿コミュetcを見ることができた。ステロイド依存性皮膚症?保湿剤依存症?何なんだ!これは!皮膚科医がステロイドの副作用について述べている!もう一度治療をすることに決めすぐに阪南中央病院を受診。入院治療をした。今生きていることが楽しい!半年前は死のうと考えていた人間が皆さんの前で話ができるのがうれしい!

東京のちんじゅうさんの体験談は、以前の体験談をビデオ編集したものです。お子様を抱きしめた今のちんじゅうさんの姿がありました。「みんなの笑顔が咲きますように!」
あとぴっくの責任者の水島さんの体験談は、かわいいお嬢さんのスライドで決まり!
質疑応答はあとぴっくのホームページに載ると思いますのでそちらを参考にしてください。


子どもに関する質問

卵アレルギーがあったが(今はOK)食べたら顔が赤くなったが・・
蕁麻疹という出方でなければ、あるいは顔だけなら違うかも。佐藤小児科では、最近は蕁麻疹ぐらいならごく少量から食べさせている。

内科の先生が
牛乳で自分の子どもがアナフィラキシーを起こしたが、除去しても値は上がる。無視すると症状が出なくなったと発言されました。ステロイドも2〜3回使ったが、治らないと分かったので中止した。

薬剤師の方
子どもがアトピーになったが、除去とステロイドはしてはいけないと分かっていたのでしなかった。

医療関係者の方から
ステロイドは全部だめなのかという質問

第14回アトピー性皮膚炎講演会「静岡」報告

2011年1月29日、日中は小春日和の暖かい日でした。約50名の方がご参加くださいました。ありがとうございます。

阪南中央病院皮膚科佐藤先生が話されました。
ステロイド外用剤が使用されだした1954年以前は、アトピー性皮膚炎は自然に治っていた。多くは2歳までに、成人になればほとんど消失していた。原因はいまなお不明だが、最近は表皮最外層の角層の異常が注目を浴びている。食物アレルギーは全く関係ない。
内服薬のネオーラルを使う指針として九州大皮膚科の古江先生の論文があげられています。以下論文の内容です。6か月十分なステロイド治療をした2歳未満の患者のうち、最重症2名は6カ月後中等症に、重症23名は6カ月後重症8名中等症9名軽症6名に、中等症98名は6カ月後中等症41名軽症57名に、軽症83名は6カ月後重症1名中等症6名軽症76名になりました???ステロイドを塗る先生方は、ちゃんと標準治療をすれば良くなるんだとおっしゃっていたのではなかったのか??6か月塗ってこの成績なら?????(佐藤小児科の成績の方が格段に良いではないか!!!)
この論文でのステロイドの量は最重度青年成人では6か月500gと推測されるが、2005年には古江先生は最重症患者には一日25g塗布するとご自分の本(ステロイド外用薬アラカルト)の中で言われています。これは6か月にすると4,500g!!皮疹の範囲が30%としても1,350g!(どれだけ沢山塗らせるのか) 

佐藤小児科からは、
食物アレルギーとアトピーとは関係ないこと、食物アレルギーのアナフィラキシーショックでなくなる人数は年間全年齢で1〜5人で、食べ物とかの窒息で亡くなる人数の8,000人と比べるとあまり心配しなくて良いのではという話でした。
特に、母乳の赤ちゃんが母乳不足になって低蛋白・脱水で電解質異常が起こらないようにするために、重症の赤ちゃんは早期からの離乳食が大切だという話をしました。

水口先生からは、
アトピーの経過を、絵で分かり易く説明してくださいました。いろいろな経過が良くわかったと思います。

患者体験談です。

男性:2009年脱ステ、阪南に入院。1週間で少し楽になった。脱ステをするうえで大事なこと。一人で閉じこもるのは駄目。メンタル面をコントロールすることが大事。細かいことを気にしない。考えずに搔く。楽しいことをする。映画を見に行ったり、やりたいことをし、美味しいものを食べに行く。

女性:中2からアトピー。大学3年再発。脱保湿でリバウンド。夏でも寒気。休職した。皮膚が赤から黒へ、黒から普通の色に。運動は毎日6km。手と顔が良くなった時点で職場復帰した。

女性:2009年7月末50日入院。中高でアトピー。ステ塗布。大学時代歯科金属除去して良くなったが、社会人になり、良くならず内服ステ・プロトピックで軽快も止めれば悪化。現在脱ステ・脱保湿を継続中。ボート、テニス等運動も。この経験から薬は飲まない。「くすりはリスク」リスクを背負う覚悟がいる。人間らしい生活を見つめなおす。

質疑応答です。(あとぴっくのHPをご覧ください)

子どもに関する質問がありました。
生後間もなくからアトピーの5歳の子どもを持たれたお母様からの質問です。
以前は東京で脱ステ医に診てもらっていたが、静岡に引っ越して主治医がいなくて困っている。(静岡にはステロイドを使わないで診てくれる医師はいないそうです)
血液検査で卵(食べると30分で蕁麻疹、30分で引く)牛乳(乳児期に下痢がありそれが母乳を介しての牛乳アレルギーだと言われて一切飲んだりしていない)が陽性でこれについても診てもらえる主治医がいないという質問でした。

アトピーはアレルギーではないということ。また、蕁麻疹ぐらいならごくごく少量から食べさせてみても良いのでは。昨年、このやり方で蕁麻疹が起こらず、食べることができるようになった0歳の赤ちゃんが2人いた。大きくなると、試す時に「ストレス性の反応」が起こる可能性があるので赤ちゃんの時にする方が良い。5歳なら分からない形であげることが必要。母乳を介して下痢がおこることは無いが、牛乳を飲ましたことが無いなら、微量を飲ましてみてはどうか。抗ヒスタミン剤を貰っているのなら、蕁麻疹が出た時に飲ませても良いでしょう。

第13回アトピー性皮膚炎講演会の報告「鳥取」

暖かい日でした。佐藤健二先生の患者が2人しかいないという状況でしたので、どのくらい集まっていただけるかドキドキでした。しかも書道の大会らしきものが1階で行われていて、開場前にはどなたもいないという状況でした。開場すると、ほぼ30人の方が参加され、ホッとしました。

佐藤健二先生の話では、最近の研究ではアトピーの原因として表皮防御壁機能の障害が注目されているそうです。角層のでき方が問題になっているそうです。アレルギー説は全く無関係だそうです。ステロイドを使わないから治らないんだとよく言われますが、ネオーラルという内服の免疫抑制剤の適応の説明文書にガイドライン制作者の一人である九州大学の古江先生の論文が参考文献として載っていますが、503人の患者のうち最重症の患者30人に対して十分なステロイドを6ヶ月間使って治療したが、15人50%が改善がないという論文です。ステロイドや免疫抑制剤などを推進されている先生自ら「ステロイドで効かない患者がいる」ということを認めているのです。この論文を詳しく読んでみると、驚くべきことに《治癒》した患者は一人もいないという論文だそうです。この論文について、佐藤健二先生がアップするでしょう。乞うご期待!!
今回、朝日新聞の「患者を生きる」の「大人のアトピー」について、佐藤健二先生が批判されました。この後、「子どものアトピー」も連載されました。

「朝日新聞のアトピーに関する考えは、きちんと塗ってアトピーをコントロールするべきだという考え方です。標準治療がきちんと浸透していないことが問題で、きちんと塗る治療をすれば今のアトピー問題は解決するんだという考え方です。要するに治らないアトピーは塗り方が悪いという考え方です。この記事に対する購読者からは手厳しい批判が朝日新聞ホームページの講読者投稿欄のアビタルサイトに投稿されています。しかし、それでも朝日新聞は態度を変えません。取材もせずに一方的な意見しか聞いていません。脱ステ医師はステロイドを出す医師を悪しざまにののしり、患者に対してインフォームドコンセントもとらずに治療していると思っているのでしょう。ステロイドについて問題があるということは10年以上前から分かっていることです。虚心に取材を重ねる努力が、マスコミの役割なのではないでしょうか。それが結果として薬害を防ぐのだと思います。」

患者体験談です。

看護師の女性

幼少期からのアトピーで、手袋や柵に手をくくられたことをおぼえています。ステロイドを塗布していたが、高校時に悪化し、半そでやミニスカートがはけず、鏡も見ない状況だった。ステロイドを塗ると一晩で良くなった。大学病院に2回入院、高知県の病院にも2回入院。8年前、脱ステ脱保湿し、66日間入院し退院後つるつるになったが、波を繰り返し、脱ステ脱保湿後3年目に仕事が忙しかったため悪化し3週間入院した。今は薬漬けの日々から解放されている。

広島から駆け付けてくださった男性

広島講演会で体験談を話して下さった方です。30歳で高知県の病院に2回入院。その後近畿中央病院に入院し、脱ステ脱保湿。拾っしま講演会後に悪化し入院した。ストレスをためないことが大切だ。

mixi名マッキーさん

神戸の講演会で体験談を話された女性です。高校1年で近畿中央病院に入院。その後感染症で悪化し、今までで計4回入院されています。この方の「治らない原因は何かある」という言葉には、神戸講演会の時にも胸をうたれました。

mixi名ちんじゅうさん

東京講演会での体験をビデオ撮影したものを見ていただきました。
いつもちんじゅうさんの話を伺うと、もっともっとステロイドを使わない治療を広めていかなくてはと思います。ステロイドを使わなかった赤ちゃん、使ったが止められた赤ちゃん、たくさんの方が「笑顔の花」を咲かせてくれました。

あとぴっく代表の水島さん

ご自分の娘さんの非ステロイド治療報告です。ステロイド塗りましょうと言う医師に向かって、「塗ったらしばくぞ!」と言ったというエピソード、鳥取では言いませんでした。残念!

質疑応答では、率直な質問が出ました。

それは「どういう状態になれば治ったということなのか」という質問です。皆さんどう思われますか。この質問をされた成人女性は2人の子どもを持つ母親です。子どもの世話をしたいがアトピーのためにできない状態です。ステロイドとプロトピックで今は手袋をして炊事ができるようになったそうです。

佐藤健二先生は2つの考えがあると話されました。1つは薬が不必要な状態になる、もう1つは薬を使っていても日常生活、仕事とか家事とかができる状態になること。通常は薬が不要になることではないかと。

赤ちゃんのほほに湿疹の出ているお母様からの質問です。病院に受診しないと「虐待」と言われるが、受診しないといけないかという質問でした。受診するとステロイドを使えと言われるのでいきにくいとのことでした。

歯切れの悪い回答をしてしまったと思います。この質問をされた方の赤ちゃんは受診の必要はない状態でした。しかし、特に母乳の赤ちゃんの中には栄養状態と発育・発達について診てもらう必要がある場合があります。離乳食を食べさせず母乳のみの栄養状態の場合、体重が減少すると電解質のバランスが壊れ、低蛋白となってむくんだりします。この状態になると緊急入院となる場合もあります。そうすると、たとえステロイドを使いたくないと思っていても阪南中央病院以外の病院だとステロイドを使うように説得されてしまいます。ステロイドを勧める先生方も良かれと思って良い状態にしてあげたいという気持ちで言われるので、なかなか断りにくくなります。あと、感染症にかかった場合は受診の必要があります。

Mixiの脱ステロイド・脱保湿療法の「子どもの脱ステ・脱保湿」に阪南中央病院に入院されたお母様たちが書き込んでくれていますので参照してください。

次回は静岡です。1月29日です。どうぞご参加ください!

第12回アトピー性皮膚炎講演会の報告「東京」

1時間前に会場に到着するともう並んで待っていて下さった方がたくさんいらっしゃいました。ありがとうございました。始まる前には200人の会場がいっぱいになり、240人もの方に参加していただきました。いすが足りず申し訳ありませんでした。また、小さいお子様連れの方には時間が長くご迷惑をおかけしました。次回は、赤ちゃん・子ども対象の時間と、成人対象の時間を別に行うことを検討しています。

まず始めは、広島の隅田先生の話です。保湿をせず皮膚が本来の機能を果たすようにするということです。神戸の講演会の報告を参照ください。アトピーはやはり昔はだんだん治るという病気だったが、今はステロイドを使用しない皮膚科は皮膚科医が1万人いる中で100〜200人だけです。隅田先生は後の4人の方の紹介をしてくださいました。

次は佐藤健二先生です。アトピー発症が20%でそのうち10%が皮膚科等でステロイドを塗り、1割が成人型になるとすると、日本の人口が1億人なら100万人の成人型アトピー患者がいるということになります。

東京の藤澤先生は、原因は不明でアレルギー説は貧弱だと指摘。汗には抗菌物質が含まれていて、垢も天然保湿成分があるそうです。1カ月に1回位しか入浴しないチベットではアトピー患者はいないという論文が2つもあります。アトピーと言われた時の心得も聞きました。アトピーに効果のある「温泉」がありますが、その中でも評判の豊富温泉についても話してくださいました。塩分が多くタールも入っているのが特徴だそうです。それに湯治に来るアトピー患者が過ごしやすい環境です。温泉と保湿をしないということは矛盾しますが、これについては今後の課題ではないでしょうか。

成人患者である安藤さんはご自分の体験と、成人型アトピー患者1,000人へのアンケートの結果を話されました。アンケートへの回答者の年齢が10年前に行われた2つのアンケートが20代初めにピークがあったのが、今回のアンケートでは20代後半から30代前半へとシフトしています。年齢が高齢化しているということです。悪化した時の対応としては、出来るだけ孤立しないことが大切と話されました。詳しくは「アトピー性皮膚炎 患者1,000人の証言」(子どもの未来社)をお読みください。この本は現在のアトピー治療がどんな状況にあるかを如実に示しています。また、今の医療の縮図でもあります。本当は医療関係者が読むべき本だと思います。

次に体験談です。

40歳男性

30年以上ステロイドを使用されたそうです。2009年12月阪南中央病院に入院脱保湿・脱ステをされました。脱ステも脱保湿もどちらかが主でなく、それぞれ独立した分野である。又、安易な気持ちで脱ステ・脱保湿をしないこと、覚悟が必要で理解して臨む必要がある。この経過の中で、「ありのままの自分をほぼ受け入れることが出来る」ようになったと述べられました。

30代男性

入社1年目に脱ステし、半年休職。復職後、不安で暗い顔で過ごしていたので周りとのコミュニケーションがとれなかった。そこで、挨拶と返事を元気良くすることと、小さな仕事でもこまめに報告するようにした。そうすると、上司が名前を呼ぶ時も、「・・・」から「・・・君」となった。職場での人間関係も少しづつ良くなり仕事がしやすくなった。他人は皮膚の事など気にしていないということがわかった。他人は自分の鏡である。もっと自分を愛してください。

38歳女性

26歳で脱ステ。転んでもただでは起きない性格。勉強もできる時にする。アトピーだからと枠を作らない。この女性はアトピーフリーコムの「アトピーと仕事の両立」というフォーラムでも話されたことがありましたが、その時も今回もその前向きな姿勢に感銘しました。

小1の子どもの母

昨年9月脱ステ。12月脱保湿。今年2月阪南中央病院に入院。子ども一人で入院。自分でできることは自分でする。毎日電話で泣いていたが、そのうちに泣かなくなり、1カ月でずいぶん良くなり退院した。4月から小学校に入学。5月悪化したが、藤澤先生に診てもらっていて、かわいいかわいいと言ってもらっている。ステロイドを止めたことは100%間違っていないということが、この発表をまとめる中で感じた。

2歳の子どもの母(ちんじゅうさん)

今回3回目の体験談です。生後8カ月で脱ステ。その際に、良くなっているかどうかのポイントは、かさぶたの厚み、ジクジクが乾くまでの時間、はがれてもうす皮がはる、滲出液から出血へと変化していくという点をみる。
ちんじゅうさんのお友達の子どもたちの写真をいっぱい見せていただきました。皆さん良くなっていましたよ。
「たくさんの笑顔の花が咲きますように」彼らのメッセージです。

質問

詳しくはあとぴっくのホームページに載っていますのでそちらをご覧ください。

子どもの質問では食物アレルギーについてが多かったと思います。

湿疹はアレルギーではありません。原因が食物アレルギーなら苦労しません。止めれば治る。しかし、止めても治らない。千葉での講演会でお会いした11カ月の子どもは、ミルクとお粥と野菜のペーストしか食べていませんでした。究極の除去食ですね。しかし、見て分かるアトピーがあるのです。それだけ除去をしても治っていない。しかも子どもの成長を阻害してしまっていました。
根拠がないのに、たくさんの事が流布しています。しかも、それは親に負担と苦痛を強いるものです。
「ステロイドにNO!を 赤ちゃん・子どものアトピー治療」にも書きましたが、「原因」と言われていることは「全部間違っている」ということなのです。研究者が何十年も研究をしても分からないのです。原因をアレルギーなどに求めない、これが大切です。

次回11月は鳥取でお会いしましょう!