ぜんそくについて

ぜんそくって?

なぜ、ぜんそくになるの?
 ぜんそく発症の原因は不明ですが、小児では、親のアレルギー体質が遺伝したり、生活環境などにより発症すると考えられています。 成人では、アレルギー体質に加えて、大気汚染や喫煙、過労、ストレスなど、様々な誘因により発症すると考えられています。
 小児では成長するにしたがい治ってしまうことが多いのですが、残念ながら成人では治すことの難しい慢性の病気です。




どんな症状?
 気道(喉から肺の中への空気の通り道)がアレルギー性の炎症によってはれて狭くなり、ゼーゼー、ヒューヒューしたり、 咳・たんが出て息がしづらいなどの症状を繰り返します。
 これらの症状を長年にわたって繰り返すことで、気道がとても敏感になり、様々な種類の刺激やわずかな量の刺激でも症状が起こるようになります。
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ぜんそくを良くするためには?

症状がない時の治療が大切
 ぜんそくは慢性的な病気ですので、症状がない時も、気道の炎症は続いています。苦しい時の治療は、一時的に気道を広げて息をしやすくする、いわば応急処置です。これだけでは気道の炎症は抑えられないので、症状は何度でも繰り返され、次第に重くなります。
 大切なことは、症状がない時にも、ぜんそくの原因となる気道の炎症を抑える治療を長く継続することです。
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ぜんそくを良くするためには?

症状がない時の治療が大切
 ぜんそくは慢性的な病気ですので、症状がない時も、気道の炎症は続いています。苦しい時の治療は、一時的に気道を広げて息をしやすくする、いわば応急処置です。これだけでは気道の炎症は抑えられないので、症状は何度でも繰り返され、次第に重くなります。
 大切なことは、症状がない時にも、ぜんそくの原因となる気道の炎症を抑える治療を長く継続することです。
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発作がない時(発作の予防)
 

・気道の炎症を抑えるためのお薬を毎日吸入 と/または 内服する。
・生活環境の整備(ほこり、かぜ、過労、ストレス、タバコの煙、犬やネコなどのペットを避ける)


発作がある時(発作の軽減)
 

・気道を広げて息をしやすくするためのお薬(気管支拡張薬)を吸入
 と/または 内服する。
 (1時間以内に3回吸入しても改善しない時は、すみやかに病院を受診する)


気道のアレルギー性の炎症をきちんと抑え続けることが、ぜんそくを良くする近道です。



ぜんそくに用いるお薬は?

発作がない時(発作の予防)

気道の炎症を抑える薬:毎日服用 

吸入ステロイド薬
気道の炎症をきちんと
抑えることで
症状をなくします。
その治療を長く継続することで
ぜんそくをさらに良くします。
抗ロイコトリエン薬
気道炎症の原因物質として
一番重要なロイコトリエンの
働きを抑えることで、
症状を安定させます。
抗アレルギー薬
アレルギー性の炎症が起こる
様々な回路を抑えて、
発作を予防します。
抗ロステロイド薬
吸入ステロイド薬を
正しく使っても、
症状が安定しない重い症状の
場合には必要となります

気道を広げるお薬 
 
β2(ベータ・ツー)刺激薬/キサンチン製剤
気管支を広げることで呼吸を楽にします。
ぜんそくが重くなった時の朝方の症状や
低くなった肺機能を改善させます。


発作がある時(発作の軽減)

症状(発作)を抑えるお薬 :発作が出た時だけ服用 
 
吸入β2刺激 薬
軽い発作では、すぐに気道を広げ、
発作を鎮めます。重い発作では、
効かない場合もあります
(1時間に3回吸入しても
改善しない時は
すみやかに病院を受診する)。
その他
ステロイド薬(のみ薬や点滴)、
抗コリン剤(吸入薬)、
キサンチン製剤(のみ薬や点滴)
などがあり、症状に応じて
処方されます。


 ぜんそくのお薬は、長い期間服用するので、その種類やそれぞれどのような効果があるのか、理解しておきましょう 。また、自分の判断で勝手に服用をやめずに、医師の指示に従って服用しましょう。




ぜんそくを悪化させる要因は?

  症状や発作がなくなると、自分の判断でお薬の量を減らしたり、やめてしまう方が多くいますが、気道のアレルギー性 の炎症は慢性的に続いていますので、治療を怠るとぜんそくを再び悪化させてしまいます。この良い悪いの状態を長い期間 繰り返していると重症化してしまいます。

ぜんそくを悪化させる要因
・かぜ、ストレス、過労
・だに、ほこり
・ペット、(犬、ネコ、ハムスターなど)
・タバコの煙、排気ガス、冷たい空気
・香水などの匂いや香り
・飲酒、運動、月経
・台風、低気圧
・花粉、アレルギー物質との接触
・アスピリンなどの解熱鎮痛薬
(ぜんそく患者の約10%で悪化)

  ぜんそくを悪化させる要因は、身の回りにたくさんあります。ぜんそくを良くするためには、毎日治療を続けるという 努力が必要なのです。

日常生活で注意することは?

 過労、ストレス、無理のある生活を避けましょう。また、かぜをひかないように、ふだんから予防することも重要です。
  できるかぎりゆったりとした生活を送るように、心がけましょう。

×布製クッション、ぬいぐるみ、カーペット
   毛や羽のあるペットの屋内での飼育



ぜんそくを正しく理解しましょう!

 症状や発作がおさまっても、気道の炎症は続いています。そこで 治ったと勘違いして、ぜんそくをさらに悪化させることのないように、ピークフロー値の測定、ぜんそく日記の記録のほか、呼吸機能の測定、気道過敏性テストなどで、自分のぜんそくの状態を客観的に把握しましょう。




ぜんそく日記
 日常生活の内容、天気、症状、ピークフロー値や使用薬剤などを記録。どんな時に症状が出るか(例えば、天気が悪い時やお酒を飲んだ後など)がわかります。




ピークフロー
 息を大きく吸った状態から、思いきり吐き出した時に得られる、最大の空気の流速。気道がどの程度狭くなっているかがわかります。





あなたのぜんそく度は?

ぜんそくは増加し続けています。ある日突然、あなたもぜんそくになるかもしれません。

 <<ぜんそく度チェック>>

当てはまるところの点数を合計して下さい。

3 ゼーゼー、ヒューヒューしていたと言われたことがある
3 昼間より夜間や明け方に咳き込む
3 息苦しくて横になれないことがある
2 走った時に咳き込む
2 疲れやストレスがたまっている時に息苦しくなる
2 かぜをひくたびに、咳が2週間以上長引く
2 タバコの煙で息苦しくなる
2 古い雑誌や新聞を片付けていると咳き込む
1 アレルギー性鼻炎や花粉症がある
1 強い香水や匂いで息苦しくなる
1 家族にアレルギー体質の人がいる

5点以上の方は、一度病院を受診しましょう。



<ぜんそくに関する情報について>
下記ページよりご覧ください。
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Asthma Control Test(喘息コントロールテストについて)
ぜんそくについてのよくある質問
ぜんそく治療について
イラストで見る気管支喘息の病態
ぜんそくについて