Asthma Control Test導入がもたらすもの

東京アレルギー喘息研究所
佐野 靖之

喘息コントロールテスト (ACT
5つの質問で喘息コントロール状態が点数により
客観的に評価が可能


こちらのテストは、信頼できる質問5項目によって喘息のコントロール状態を簡単に点数で把握することができます。
使用方法は、最近4週間の喘息状態について、5つの質問にそれぞれ1つだけ○をつけていただき、 右側の枠に点数を記載していただきます。一番下には合計点数を記載する欄がありますので、 その結果で患者さんの喘息状態を確認してみてください。

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患者背景
 
検討症例 375例
性別   男
      女
46.9%
53.1%
平均年齢 52.6歳 (15〜86歳)
ICS使用例 88.8%
ICSの投与量(FP換算) 631μg/Day


試験デザイン

・オープン試験

・外来来院時に呼吸機能ならびに気道過敏性検査を実施した症例に対しACTを実施

・併せて患者の服薬コンプライアンスを主治医判断により3段階評価して相関性を評価


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患者背景
 
検討症例 25人50例
性別  男
 女
8人
17人
平均年齢 53歳 (22〜75歳)
ICS使用例 初回:80%
2回目:92%
ICSの投与量
(FP換算)
初回:640μg/Day
2回目:653μg/Day 
(初回時ICS使用患者)
次回来院平均日数 33日

※重複患者は、最初の調査日に統一
PC20-Hist.<39は、39とした
stepは、小数点以下切捨て 低い数字に合わせた
Complianceは、小数点以下切捨て 低い数字に合わせた poorは1とした
吸入ステロイド剤はFP換算の為BUDを1/2量に合わせた


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■ まとめ

同愛記念病院外来受診患者375例を対象に呼吸機能検査、気道過敏性検査、ACTを実施し、その相関性を検討すると同時に服薬コンプライアンスに関して主治医判定を実施した。
 
呼吸機能が良好な群においてはACT点数も高いという傾向が見られ、さらに気道過敏性とACT点数においては相関が見られた。
 
試験期間内にACTを2回実施した25例に関して別途検討を試みたが、初回と2回目平均33日間においてACT点数評価に改善傾向が見られた。
 
服薬コンプライアンスとACT点数の間には明らかな相関が見られ、ICSを指示通りに服薬している群においては喘息症状もコントロールされる。
 

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Asthma Control Test(喘息コントロールテストについて)
ぜんそくについてのよくある質問
ぜんそく治療について
イラストで見る気管支喘息の病態
ぜんそくについて