昨年8月1日移転
アレルギー疾患、感染症に対する治療
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医療法人社団 三愛小児科・アレルギー科/よくある質問

離乳食を始める前に果物ジュースは必要ですか?
いいえ、不要です。平成18年1月30日に厚生労働省から母子手帳の改正が通達されました。それにより、離乳食の開始前に、母乳やミルク以外の味にならすために、果汁やスープを与える必要はない、とされました。今後、母子手帳からは、果汁や離乳準備食の部分が削除される予定です。
離乳食を始めるのは、早い方がよいですか?
いいえ、早すぎるのはよくありません。離乳食の開始は、生後5か月以降です。海外では、生後6ヶ月とされている国もあります。(世界保健機構やユニセフによる)
食物アレルギーがありますが、予防接種はできますか?
はい、大部分の方ができます。麻疹(はしか)とインフルエンザは、卵アレルギーが心配されますが、完全除去でなければ、ほぼ接種可能です。完全除去の方も、事前の血液や皮膚検査の結果で、接種可能と判定される方がほとんどです。ゼラチン(肉や魚に多く含まれます)アレルギーの方は、ゼラチンを含まないワクチンを接種すれば問題ありません。
成人のアレルギー疾患は診察していますか?
はい、診療しております。成人のアトピー性皮膚炎、気管支喘息、花粉症、じんましん等の治療です。他の病院における検査結果や薬があれば、お持ち下さい。呼吸機能検査、鼻・血液アレルギー検査を実施しております。
検査結果や病気についての説明書が欲しいのですが?
はい、お渡しいたします。検査結果と診断名についての説明書を、ご用意いたしております。
ジェネリック薬品にして欲しいのですが?
はい、対応可能です。ジェネリック薬品(特許が切れたため、同じ成分を他社が安価に製造できる)のうち、信頼性と安全性が高く、価格が安い薬のみを選んでおります。
夜や日曜・祝日診察の、薬は1日分だけで、検査もできないのですか?
いいえ。通常通りに、薬の長期間処方が可能です。検査も同様に実施しております。
アトピー性皮膚炎のお肌に やさしいお風呂の入り方は?
皮膚を きれいに保つために入浴は毎日必要です。しかし長時間「浴そう」につかったり、ナイロンタオルなどで皮膚をこすりすぎますと、皮脂・セラミド・尿素などの保湿成分が失われて、かえって皮膚が 荒れて乾燥します。好ましい入浴とは、熱すぎない(40℃よりぬるい)・短時間(シャワー)・低刺激(手のひらや軟らかいタオル)・入浴直後の保湿軟膏・クリーム(皮膚が乾かないうちに 皮膚角質へ水分を閉じ込める)です。ただし、長めの入浴も ぬるいお湯での半身浴なら、ストレス解消・リラックスできますので効果的です。
ステロイド吸入を自宅で行う時に、注意することはありますか?
はい、吸入後の水分摂取です。気管支喘息の治療に、ステロイド吸入薬(フルタイド、キュバール等)が しばしば処方されます。口の中にカビが 増殖する事がありえる、とされますが、吸入した後に 口に残った薬を胃まで流しこめば大丈夫です。一番簡単なのは、吸入を食事の直前に行う事です。これでもう大丈夫です。もし、食後に吸入されたなら、うがいをして、水などを1口以上飲んで下さい。うがいができなければ、ジュースやお茶を飲むだけでもかまいません。食後に吸入して、そのまま寝てしまうのは好ましくありません。
アデノウイルスは、感染して何日で発症しますか(潜伏期)?
潜伏期は1〜10日です。アデノウイルスは1型から51型まであり、1年中みられます。かぜ症候群・胃腸炎・結膜炎・膀胱炎・発疹・扁桃腺炎・肺炎・クループ(喉頭炎)などの原因の一つです。夏に、プール熱(咽頭結膜熱)・流行性角結膜炎として発症される方も多いです。咳・鼻汁・目やに・便などに含まれたウイルスが、口・目・鼻から入って感染します。「のど」を軽くこすった綿棒・便の検査により、アデノウイルス抗原を検査します。ほとんどのウイルス感染症では、白血球数やC反応性蛋白値(CRP)が増えないのですが、アデノウイルスでは増加するのが特徴です。当院ではこれらの結果を、検査後約15分でご説明しております。抗生物質は無効、ただし細菌感染を合併しているときには有効です。脱水症を起こしているときには、点滴を行います。「咽頭結膜熱は、主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止とする。ただし、病状により伝染のおそれがないと認められたときはこの限りではない。」とされています。
妊娠中に母親が、卵・牛乳を食べ(飲ま)なければ、赤ちゃんはアトピー性皮膚炎になりませんか?
いいえ、妊娠中の母親は食事制限すべきではありません。食物を除去されても、アレルギー発症予防にはならない、とする意見が大部分です。
授乳中に母親が、卵や牛乳を食べ(飲ま)なければ、赤ちゃんはアトピー性皮膚炎になりませんか?
いいえ、発症予防にはならない、とされています。母乳をあげている母親が食事制限した場合、アトピー性皮膚炎の頻度は、1歳の時点では少ないのですが、5歳になると制限しなかった方との差がなくなります。ですから、アレルギーの発症を予防する目的で、授乳中の母親が食事制限する必要はございません。ただし、母親が卵・牛乳等を摂取してから授乳すると、赤ちゃんの顔が赤くなる・じんましん・下痢・嘔吐・ぜいぜい・顔色が悪くなる等の症状がある場合には、母親の食事を制限します。この際、赤ちゃんのアレルギー検査を参考にます。
卵・牛乳を全く口にしていないのに、アトピー性皮膚炎が良くならないのはなぜですか?
離乳食期の赤ちゃんの、中等症から重症のアトピー性皮膚炎にうち、食物が関係するのは35〜40%です。アトピー性皮膚炎の原因は、食物だけではないのです。ダニ・ほこり、爪・タオルによる”ひっかき”、皮膚の細菌感染、皮膚の保湿する力の低下、汗、空気の乾燥、煙、いらいらする、なども原因です。解決には、食物以外の原因検査、ひっかき予防(手袋)、消毒(イソジン)、保湿軟膏クリームを1日3回以上塗る、などです。
牛乳アレルギーを指摘されました。かわりに大豆乳を飲ませたら良いのでしょうか?
いいえ、大豆アレルギーを誘導することがあるので、大豆乳の飲ませ過ぎは禁物です。牛乳アレルギーは、母乳アレルギーではありませんので、母親が牛乳製品を除去すれば、母乳を飲めない赤ちゃんは多くはありません。母乳の量が足りない場合には、牛乳アレルギー成分を減らしたミルクをおすすめします。牛乳アレルギーを指摘されてないが、家族にアレルギー体質の方がおられるためにアレルギーが心配な方には、「E赤ちゃん」「ミルフィーHP」がおすすめです。血液等の検査で牛乳アレルギーを指摘された方には、「ニューMA-1」「MA-mi」「ペプディエット」等がおすすめです。かなり重症の牛乳アレルギーの方にのみ「エレメンタルフォーミュラ」を用います。アレルギーが強い方用のミルクほど、高価で飲みにくい味になる傾向があります。
小麦アレルギーのため除去しています。かわりに、粟・ひえ のお菓子を食べさせたらよいのでしょうか?
いいえ、粟・ひえ は、おすすめしません。雑穀は小麦と共通のアレルギー成分を含むため、摂取すると小麦除去の効果が不十分になります。食べ続けますと、粟・ひえ のアレルギー値(IgE)がしばしば高くなり粟・ひえ アレルギーになりかねません。
卵・牛乳を完全除去している場合に、内服できない・注射できない薬がありますか?
はい、ございます。病院での処方薬や市販薬に、卵・牛乳成分が含まれるものがあります。かぜ症状に対する「塩化リゾチーム」は卵成分を含みます。下痢に対する「タンナルビン」・一部の「整腸剤」は牛乳成分を含みます。しかし、完全除去やアナフィラキシーの経験をお持ちの方でなければ、内服しても問題ない場合もございます。一方、予防接種のうち、麻疹(はしか)・インフルエンザワクチンは、卵由来成分を含むのですが、きわめて微量なために、卵アレルギーであっても、接種できない方は非常に少ないです。血液検査や皮膚検査により接種可能となる場合がほとんどです。
特異的IgE(血液検査によりアレルギーを1〜6クラス、棒グラフで評価)が、0クラスにならないと、その食品を摂取できないのですか?
いいえ。 例えば、小麦IgE陽性は、小麦に敏感である可能性を示すだけです。 確かに、離乳食スタート時には、IgEの値により除去を考慮します。 しかし、単にIgEが高いだけならば、いつまでも食物除去を行う必要がありません。 年齢とともに、免疫や消化機能が発達成長するので、小麦IgEが陽性でも、しだいに摂取できることが多いからです。 これを確認するのが、食物負荷試験です。 小麦を摂取して、明らかにアレルギー症状が誘発される時のみ、除去を続けます。 他の食品でも同様です。 逆に、IgEが0クラスでも摂取して症状を認める場合は、摂取できません。
小児の包茎(ほうけい)は、治療不要でしょうか?
生まれたばかりの赤ちゃんは、ほぼ100%包茎です。生後3ヶ月児の80〜90%、3歳児の30〜40%、思春期の1〜5%は包茎です。包茎の手術については、小児泌尿器科医師の50%は不要である、残り50%も5歳まで手術不要するとしています。手術以外では、リンデロンVG軟膏を塗る治療があります。4〜8週間塗って経過観察し、効果がなければ中止します。75〜100%の有効率です。亀頭包皮炎をくり返す方、おしっこをする時に包皮に尿がたまり風船みたいにふくらむ方が対象です。まとめますと、3歳までの包皮は様子観察で十分です。