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フリーページ1肝臓病の最近の話題
C型肝炎の新しい治療法
いままであまり有効な治療法がなかったC型慢性肝炎に、新しい治療法が増えました。
週一回のインターフェロンの注射と飲み薬を併用する治療法が5年前から行われています。治療効果はウイルスのタイプや量によって違いますが、治りやすい場合は8割くらい、治りにくいタイプでも5割の方のウイルスが消えます。当院でもすでに10数人にこの治療を行っています。半年〜一年かかる長丁場の治療ですが、ウイルスが消えると肝硬変・肝癌になる危険がぐっと減ります。
年齢や病状によっては、入院して治療を始める場合もあります。そのときは総合病院の肝臓専門医を紹介します。

肝機能が正常なC型肝炎の考え方と治療
C型肝炎の方でGPT値が基準内の30IU/l以下であっても、5年以上経過をみると86%の方は30IU/l以上の異常値を示すこと、肝臓の組織を調べると70%の方に肝臓の線維化という異常所見のあることがわかりました。GPT値が正常でも決して安心できないことがわかります。従来は、肝機能が正常な場合は治療しなくてもいい、と考えられていましたが、最近はインターフェロンと飲み薬の併用治療を行う場合があります。

あなどれない脂肪肝「非アルコール性脂肪性肝炎」
脂肪肝は、肝臓に脂肪がたまる病気で、主にアルコールや肥満によって起こりますが、最近、アルコールを飲んでいないのにアルコール性脂肪肝と似た状態になる「非アルコール性脂肪性肝炎」が注目されています。通常、脂肪肝は放っておいても大丈夫と言われていますが、この「非アルコール性脂肪性肝炎」は進行して肝硬変になることもあり注意が必要です。生活習慣病としても注目され、肥満のほか、糖尿病、高脂血症を伴う方もいます。原因がはっきりしない肝機能障害の中にこの病気が潜んでいる可能性があります。

肝臓の病気はよくわからないし難しい、と言われることが多いですが、肝臓に関してわからないことがあれば、どうぞお気軽にご相談下さい。

(fit増刊 病院ガイド2009に掲載されたものです)

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