院長からのメッセージ

[乳幼児の風邪の看護のポイント]
外界には100以上の病原体がいる。風邪症状を示す主な病原体はウイルスです。子どもは風邪に対する抵抗力がないから、年中、鼻水をたらし・せきをし・熱を出します。また、吐いたり・下痢する風邪症状もある。特に、生後6ヶ月を過ぎたり、保育園や幼稚園に入ると、よく風邪をひくようになり、子どもは毎週・毎月新しい風邪にかかって大きくなるのです。

機嫌、哺乳力・食欲、顔つきをよく観察し、困った事があったら症状の経過を簡単に『メモ』しておくのもよいことです!
発熱は生体防御反応のひとつです。たしかに不快な症状を伴いますが一方では、免疫力を高めているのです。熱の高さと病気の重さは必ずしも一致しません。また熱そのもので脳がおかされることはありません。機嫌、哺乳力・食欲、顔つきがよければあわてない!
37.5℃〜38℃は微熱。38.3℃以上は発熱。一日熱がなく(37.4℃以下)、機嫌、哺乳力・食欲、顔つきが悪くなければ、入浴・外気浴もOK!
熱があるときは寒気がなければ厚着をさけて、通常の服装で!
熱があるときや、水様便が多いとき、食欲のないときには、水分の補給を十分に、少ない量で回数を多くして与える!
食欲がないときは無理強いせず、消化のよい好きなものを好みに応じて与える!
熱があろうとなかろうと、熱よりも十倍も百倍もこわいことは、ぐったりして元気がない・顔色が悪い・目の動きが鈍い・呼吸が苦しそうなどは要注意し、連絡を!
熱は心配ないと言うが、熱の出始めに「ひきつけ」をおこすこともある。ひきつけたら、騒いだり・ゆすったりせず、衣服をゆるめ、顔を横に向けて頭を冷やしながら落ち着くのを待ち、医師に連絡を。口にスプーンや割り箸を入れるのは気道をふさぐので要注意!
[自我の芽生えた子どもへの接し方](内藤寿七郎)
子どもの「いや」は自我のあらわれ。
小言は我慢して、強制はせずに、自発性の尊重を
”大人に信頼され、愛されていると感じると、子どもはさまざまな能力を自発的に伸ばす。”
信頼し真剣に語りかければ……幼児は約束を守ってくれる
”大人が子どもを本当に信頼し、目を見て優しく、まじめに語りかければ、その子はその内容を理解し、記憶し、自分の意思でそれを守る。”
[能力を伸ばすには](イギリスの小児科医イリングワース)
育児と教育の目標は、子どもの能力をのばすことです。能力を定められた枠内で最大限に生かすにはどうすればいいか。それには、
1.子どもの基本的な欲求を満足させること。
2.よいお手本を示すこと。
3.就学前の早い時期に学ぶ楽しさを体験させること。
4.才能を正しく評価すること、です。
[基本的欲求を満たす]とは(馬場一雄)
人間には、だれでも、「愛したい」「愛されたい」「認められたい」「保証を得たい」という欲求があって、これが満たされないとき、情緒は不安定になり、したがって十分に能力を発揮できません。親としては、たとえどんなに忙しくても、子どもが「愛されている」「認められている」という確証をもてるように、つねに、しっかりと子どもの気持ちを受けとめる態度で接することが大事。
[情報に左右されず、おおらかに育児を]
[子どもには、なにより「やさしさ」と「愛情」をたっぷりそそいでください]
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