☆うつ病リワークコース
現在、うつ病やその周辺の病気により休職している。この先、復職するにあたって、どう過ごしたらよいか不安である。安定した復職ができるように、仕事への自信や活動性、体力を取り戻すことを目標としたい人のためのコースです。
●参考:職場復帰可否の判断基準(厚生労働省「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」より)
• 適切な睡眠覚醒・生活リズムが整っていること
• 労働者が職場復帰に対して十分な意欲を示していること
• 通勤時間帯に一人で安全に通勤できること
• 会社が設定している勤務時間に就労が可能であること
• 日中の眠気がないこと
• 業務遂行に必要な注意力・集中力が回復していること
• 必要な程度に対人関係が改善されていること
• 作業等による疲労が翌日までに十分回復していること
復職するにあたっては、うつ病症状の改善は勿論ですが、復職後速やかに職場に適応できるために、こうした回復(職場復帰準備性)も併せて求められています。当院デイケア、うつ病リワークコースでは、職場復帰準備性を高めるプログラムを通じて、職場復帰援助(リワーク)を行います。
また、リワークは復職後も再発しないための予防としての効果もあると言われております。
プログラム
オフィスワーク、作業訓練
職場復帰に向けて、集中力の回復、作業能力の向上、持続性や安定性を保つことができるように様々なプログラムを自分で選択して行い、仕事に対する自信を取り戻します。事務職の人向けには、漢字や計算問題、知的パズルのほか、ワード・エクセル・パワーポイントといったパソコンを使った作業などを行います。
現場での業務を行っている人のためには、作業訓練を通して、作業ペースの確立、体力、集中力、判断力、持続力の回復を図ります。
集団認知行動療法
認知行動療法とは、誰もが持っている考えや行動に焦点を当て、困った問題と思っている事柄や状況に対して対応をしていくアプローチです。 うつ病の治療技法として有効とされている、認知行動療法を集団で行い、うつ状態に陥りやすい考え方や行動のパターンについて学びます。自分が知らず知らずのうちに身に付けてしまっている考え方のクセに気づき、自分にとってよりよいものの捉え方、考え方を身に付ける練習をします。およそ12回で1クールを予定しています。
うつ病心理教育プログラム
うつ病について、病気や症状・改善していく過程、うつになりやすい人の思考・行動パターン、うつの治療法について勉強していきましょう。うつを知ることで症状の改善や再発を抑えていけるようになることを目標にします。うつが治るとはどういうことかを学び、再発予防に役立てましょう。厚生労働省の「心の健康問題によって休職した労働者の社会復帰の手引き」から、職場復帰の手順を学びましょう。職場のうつ病対策、うつ病者の利用できる制度についても話していきたいと考えています。
SST
SSTとは、「Social Skills Training」の頭文字をとったもので、「社会生活技能訓練」などといいます。
うつ病の人は対他的配慮が強いと指摘されております。一般的には断れない、他者に気を遣いすぎる、過剰適応に陥りやすいなどという特性があります。症状が改善されても、上手な自己主張ができないとまた疲弊してしまいます。復職したときに対人関係で悩んだり、疲れたりしないように、上手な自己表現の方法を学んでいきます。SSTにより、日常生活や社会生活を円滑に送るうえで必要となる技能(Social Skill)を高め、再発を防止していきましょう。
リワークの今月のプログラムは、リワークプログラム を参照ください