ヒポクラテスのひとり言8

第13回

好天が続いたGWも終わり皆さんお疲れのことと思います。
ニュースで行楽地や交通機関の混雑ぶりを見聞きするたびに、休みの日にも仕事がある方やその家族へのごくろうさまという気持ちが出てきます。GW中、みんなが休めるわけでもなく、ずーと仕事の方もいます。 駅のタクシー乗り場で長い行列を作ってお客さんを待つ運転手さん、混雑するお店の前で水筒を腰に持って警備されているガードマンさん、お店の厨房で朝早くから料理の仕込みをしている料理人さん、早朝マクドで笑顔でコーヒーを出してくれるバイトの女性、そういう方を見るとなんだか胸が熱くなります。あなた方のおかげで私たちの楽しいGWがあるのだと。私も、病院に以前勤めていた時、GW中当直、夜勤に当たるとさみしく窓から好天の空を見ていたものでした。
表で華やかにしている人々とともに、陰でがまん強く支えてくれる人々がいて社会が成り立っていること、表と裏には優劣がないことを再認識して、あらためて感謝しなければならないと感じます。 さあ、これから梅雨、夏と、高温多湿の日本がやってきます。夏バテしないよう、頑張りましょう。
平成22年5月6日

第12回
 4月1日、新学期が始まりました。我が家でも、長男が大学生として下宿生活、長女は中学生として大阪までの遠距離通学が始まります。
 親としては不安いっぱいですが、子供たちは新しい生活への期待もふくらんでいるようです。
これから若葉がまぶしくなる季節です。
 私も含め、皆様も、期待と不安の中、老けこまず新しいことを始めましょう。


平成22年4月1日

第11回
 バンクーバーオリンピックも終わりました。女子フィギュアスケート放送を見て、あの緊張の場面で精一杯演技している19歳の二人の姿に涙が溢れてきました。 きっと多くの方が同じ気持ちだったと思います。
目的をもって精一杯努力する姿は、感動的です。結果はどうであれ、それぞれ何か目的を持って生きていきたいものです。

春は、受験、就活などが終わり、それぞれが新しい目的を持って、不安と期待の入り混じった甘酸っぱい気持ちを持って、新しい道を進む季節です。
みんな頑張れ!と応援したくなります。


平成22年2月28日


第10回

寒中お見舞い申し上げます。年末に老健施設に長期入所中で、肺炎等繰り返しておりました父 ( 男性医師方 ) が亡くなり、お年賀ができず失礼いたしました。
生前は、口下手で、無愛想な父を好きではなかった私ですが、中年の域に入ると、「巧言令色鮮なし仁」、少しは父の気持が分かる様な気がします。 冥福を祈ります。
さて、巷では、受験シーズン真っ盛り。 自分のときは、なんの情報もなくただただ、短波放送で深夜ラジオ講座を聞き、参考書を何度も何度も繰り返し読み返したものですが、今は余りにも情報が多く、今の受験生は大変だなあと実感します。
先日のセンター試験の問題を解いてみようとしましたが、余りの文章の多さにまず酔ってしましました。
受験は人生の一通過点、避けてとおれないものです。
ガンバレ、受験生。 もうすぐ、そこに春はある。

平成22年1月18日


第9回

今年も、12月師走となりました。 今年は新型インフルエンザに振り回された一年でした。

ところで、新型インフルエンザに関する最近の報道を見ていると、人類はいつから、「すべての病気の原因はすべて解明され、その治療法がある」という幻想を抱くようになったのかと、疑問に思ってしまいます。現実は、病因が全く分からなく治療法もない病気のほうが、現代でも圧倒的に多いのに・・・インフルエンザも流行性感染症である以上、100%完全に撲滅することは不可能であるのに…長寿国家も結構ですが、自然に対してもう少し謙虚でいたいものです。

そんなことを、一人つぶやく満月の今夜です。

平成21年12月1日



第8回

すっかり秋も深まり、朝夕寒くなってきました。紅葉の観光客がどっと増える季節ですね。

先日、北海道のある炭鉱町の病院に数日勤務する機会がありました。

そこは、典型的な過疎の町。主たる産業はなく、高齢者と生活保護世帯が大半を占めています。

私は、生まれも育ちも京都ですが、京都に住んでいてつくづく幸せだなと思いました。

いつでもすぐに医療を受けられ、公共交通機関も発達している京都市。何といっても、「京都から来ました」と胸を張って言えること。郷土愛というのは、こういうことかなと感じました。身近なものほどその有難たさはわかりづらいものですね。


平成21年10月20日


第7回

政権交代も間近かで、なんだか不安と期待が入り混じった気分です。

しかし、日本人は、今までから、時代の変化にうまく順応してきましたから、私はあまり心配していません。

「明治維新」しかり、「終戦」しかり。 現在よりもっと時代の激動荒波を体験してきた日本人の底力にいま期待しましょう。

医療についても、何らかの変化が必要です。このままでは、財政が持たないでしょう。

米国でも現在医療制度の改革が大問題となっています。日本でも、医療従事者だけでなく、患者さんも含めて議論して改変していかなくてはならないと、秋の夜長につぶやいています。


平成21年9月10日


第6回

暑さも本番のさなか、総選挙ですね。診所の隣は、共産党の有力候補者「こくた恵治」さんの事務所でもあり、なんとなく騒がしいこのごろです。

いつからでしょうか、小学生の将来なりたい職業ベストテンから政治家や総理大臣が消えたのは?立派な政治家もいらっしゃるでしょうに、政治家に対する信頼が国民からなくなった結果でしょうか。不幸なことです。

いまのところ、お医者さん、看護師さんは、小学生人気職業ベストテンに入っているようですが、医療不信が募ると、医療に対する信頼がなくなり、ベストテンから転落することもあるでしょう。信用、信頼は一度なくすと回復することは、至難のワザです。

医療関係者は、プロフェッショナルとして、黙々と診療診察に従事し、国民から信用信頼されつづけていたいものです。


平成21年8月10日



第5回
お気に入りの音楽を聴いたり(聴覚)、素敵な絵画を鑑賞したり(視覚)、動物に触 れて(触覚)、心が癒せることってありますよね。
そう、人間は五感を通して自律神経を調節して いるのです。
五感の中でも、忘れやすいけれど、大切なのが*におい*(臭覚)です。
アロマセラピーでは、食欲を抑たり、気分を落ち着けたり、気分を高めたりするオ イルがあります。
当院では、アロマセラピーの専門家がおります。 ぜひ、ご相談ください。

さて、七夕の今夜、お風呂はなんの香りのオイルを、枕にはなん香りをまくらにつ けて眠ろうかな。
薬ばかりに頼らず、五感を使って健康管理ができればすばらしいですよね。

平成21年7月7日




第4回

 先日、某テレビ局の「本当は怖い家庭の医学」という番組を見る機会がありました。
これって一種の霊感商法と同じ!というのが率直な印象でした。
「本当は怖い家庭の医学」ではなく、「本当は怖いテレビ番組」ではないか、知らず知らずにのうちに視聴者に恐怖心を持たせ、自分も同じ病気ではないかと思わせ る手法。
この手法、医者も患者さんに使うことあると、はたっと気が付きました。
確かに、「血圧コレステロールが高ければ、大変なことになるよ」といった説明したことあります(反省です)。

 患者さんへ病気の説明、霊感商法といわれないよう、できる限り客観的にしていかなければと自戒しました。


平成21年6月1日