ヒポクラテスのひとり言3
第74回
今国会討論では、安全保障法制の議論が活発に行われています。

野党は、自衛隊の海外派遣、集団的自衛権の行使、武力行使の新3要件などの言葉の定義や範囲、またどういう事態なら可能でどういう事態なら不可能かを厳しく質問しているが、私には、問題の切迫性重要性が伝わってこない。

つくづく、日本語とは議論に向いていない言語だと思います。難しい熟語を並べても、聞いている人は混乱し問題の本質が見えなくなり、どうでもよくなる。よっぽど大阪都構想の住民投票のほうが関心が高かった。

難しい論点こそ、易しく誰にでもわかる言葉で説明しなければ国民の関心が薄れてしまい、重要な法案も「すー」と成立してしまう。

医師も同じです。

難しい病態ほどやさしく説明しなければ病気の本質は伝わらないと肝に銘じました
平成27年6月2日
第73回
長かったGWも終わり、行楽帰省などでお疲れの方も多いと思います。
皆様、お疲れ様でした。 

私は、自宅や診療所のコンピューターの買い替えやWIFIの設定それに娘の携帯の買い替えのためドコモショップへ行ったり、またコストコ(アメリカ型倉庫店舗)に行ったりと、近場でうろうろしたGWでした。

まず、ジョーシンで「だれでも簡単に設定できるWIFIルーター」を買ってからが大変。
結局、設定完成したのはその日の夜、12時間かかりました。ーーぜんぜん簡単ではなかったーー

また、別の日には、2年縛りのソフトバンクの契約を解約し、いそいそとドコモショップへ。長く待たされた上、結局基本料金が2千円ほど高くなる、とのこと。なんで?なにやら、携帯も2年前とは基本料金の設定が変わっていて、国内通話料金は無料+パッケト量に応じた3段階の基本料金設定になっていて、結局以前の携帯会社の契約より毎月2千円(2年間)高くなりました。現金や商品券のキャッシュバックのキャンペーンも今回はなく、携帯会社を変える必要がなかったのでは?と後悔先にただず。

気を取り直して、GW後半は買い物へ。話題のコストコでは、まず会員にならねばならず、支払いは現金かアメックスカードがないとだめだとか、10人家族でないと食べきれないようなお肉やケーキが所狭しとおかれ、中央には「そんなん誰が買うねん?」というような巨大なキャンプセットがおかれたりと、アメリカを実感した一日でした。
帰りに、くら寿司のせまいBOX席で回転寿司を食べているとき、長いアメリカ旅行から日本に帰国したような気分でした。

皆さんも、いろいろ楽しいこと、いらいらしたこともあったGWでしょうが、7月の海の日までもう休日はありません。梅雨もやってきます。体調に気をつけてお過ごしください。
平成27年5月7日
第72回
各地から桜の便りが届きます。人生の節目節目で、いろいろな桜を、いろいろな人と、それぞれの場所で見てきました。 これからあと何回さくらを観ることができるでしょうか?
〜さまざまのこと思い出すさくらかな(芭蕉)〜
芭蕉は、40歳過ぎてから奥州に旅立つ前に故郷伊賀上野でこの句を詠みました。


〜願わくば花の下にて春死なん、その如月の望月のころ(西行)〜 
先人たちの気持ちが少し理解できる歳になりました。



京都木屋町の高瀬川の桜
平成27年3月31日
第71回
自宅のフェンスに果物フォークを針金でひっつけてみました。 といっても、なにも魔よけではないのですょ。リンゴをむいて食べるとき今まで捨てていた芯をそのフォークにさしておくと・・・メジロやひばりなど色とりどりの野鳥が啄ばみにやってきます。なにかとても幸せな気分になります。 春ですね。

川崎の13歳の少年の事件。 残忍で凄惨で痛ましい・・・事件が駆け巡っていますが、果物フォーク一本で、小さな春、暖かい幸せを感じられますよ。

平成27年3月2日
第70回
「1月29日日没までにリシャウイ死刑囚を引き渡さなければ私の命はない、私には24時間しか残されていない」

後藤さんの最後のメッセージから重ぐるしい空気に包まれた日本。まるで走れメロスのような脅しに、小説やドラマなら、イスラム国の日本や後藤さんに対する誤解も解け無事解放されてハッピーエンドとなるところだったのに。しかし、現実はあまりにも厳しかった。異文化を理解することはあまりにも難しい。

平和主義、人道援助のつもりでも世界ではアメリカ、イギリスの同盟国と扱われている日本。今後、邦人保護のためには自衛隊を海外に派遣することも検討されるという。日本人に果たして同盟国として血の代償を伴う役割を果たす覚悟があるのか?

「安倍はこの無謀な決断により、健二を殺すだけでなく、どこであろうと日本人の虐殺をもたらし続けるであろう」とのイスラム国の不気味なメッセージ。

平成27年2月1日、まさに今日が今後の日本の行く末の分岐点になる重要な日になるかも知れません。

平成27年2月2日
第69回

平成27年、新年明けましておめでとうございます。
61年ぶりの積雪21センチ、今年は元旦から雪が降り続きホワイトニューイヤーとなり、息をのむような美しい雪景色でした。 
娘の友人は伊勢神宮の初詣の帰り高速道路でで12時間立ち往生して大変だったとか。
私は、年末年始4日間某急病センターの当直してましたが、今年はインフルエンザの流行と重なり、高熱で診察を待つ患者さんであふれかえり連日3時間から4時間診察待ちの状態でした。
折角のお正月休みを台無しにしないためにも、インフルエンザワクチンの重要性を感じました。
ともかく平成27年始まります。 まだまだインフルエンザも猛威をふるっています。
今からでも遅くありません。
お仕事が休めないお父さんお母さん、受験生、高齢の方、夜中に急病センターに駆け込まないためにも、ワクチン打ちましょう。

平成27年1月5日
第68回

若いときは、織田信長、豊臣秀吉が好きで明智光秀、徳川家康は嫌いでした。
高杉晋作、坂本竜馬、西郷隆盛が好きで、新撰組は嫌いでした。
50の歳を超えた今、暴君にじっと耐えて耐えた光秀、家康の気持ちを察し、損な役割とわかっていても崩れ行く幕府を最後まで支えた新撰組の気持ちを考えると、好き嫌いは逆転しました。
スレンダーな美少女より、すこしメタボを気にする女性や、若さや健康をひけらかす人より、老いや病いを見つめる人を最近好ましく感じるのは、やはり50の齢を超えたからでしょうか?

日のあたらなぬ場所に咲く花ほどあわれなれ。

平成26年12月2日
第67回
11月1日ごろから右の奥歯がしみ始め、一大決心して近くの歯科に行くも知覚過敏でしょうと言われました。
指示通りロキソニン1日4から5錠服用しても腫れと痛みは増し、食事もとれなくなりげっそりやせました!といいたいトコですが全然体重変わりません。
痛みを抱えて来院される患者さんの気持ちが改めてわかりまcす。
やっぱり明日、再度歯科受診せねば! 本当に私事ですが、気が重い11月です。

平成26年11月7日

第66回
10月になりいろいろ新しい制度や治療が始まります。

(1)成人の肺炎球菌ワクチンです。65歳以上の方で該当する方には役所から接種券が郵送されます。
今までは8,000円ほどかかっていましたが4,000円で接種できます。

(2)小児(3歳未満)の水痘(水ぼうそう)ワクチンの接種が公費負担(自己負担\0)となりました。

(3)C型肝炎の新しい内服治療が公費扶助の対象となりました。役所に届出、登録が必要となりますのでご相談ください。

(4)スギ花粉症の舌下免疫療法が新しくはじまります。スギ花粉を毎日すこしづづ飲んで2月3月のスギの花粉の大量飛散に負けない体に体質改善するという気の長い、しかし今までの対症療法とはことなる治療法です。
スギ花粉にお悩みの方ご相談ください。

医療は日々進歩しています。みぶ村上クリニックは地域の皆さんに、より質の高い医療を提供できるようにこれからも精進していきます。
平成26年10月6日
第65回
ベランダから海が見え、すぐ近くの川べりで朝夕ジョギング、そして裏山にいけばカブトムシやクワガタいっぱい、そんな住まいが理想だと思っていたのに。
「京都は千年の都やから地震も台風も避けていくわ」とよくおばあちゃん方が言われますが、先日の集中豪雨では診療所のすぐ隣の道路もひざ下まで浸水した。
地震、津波、集中豪雨、土石流どれをとっても日本には百パーセント安全はありません。
日本は本当に災害の多い国です。
平成26年9月1日
第64回
「軍師官兵衛」がいま面白い。
光秀が本能寺の変の前日、愛宕山神社を参詣し、くじを引く場面がありました。愛宕山は京都の人にとっては「火の要心」の神さんとして親しまれている山です。光秀軍はきっと現在のみぶ村上クリニックの前の四条通を行進して本能寺に向かったのだと思うと、日々自転車で通うのが楽しくなります。
また、先日姫路から京都まで新幹線に乗る機会がありました。今では、その時間わずか40分ほど。その間に加古川、武庫川をはじめ10以上の川があります。
時は400年以上も前の6月、秀吉軍はまさに梅雨時の増水した川を越え岡山から京都まで数日で駆け上がったのだと思うと改めてその偉業に心うたれました。
そして天王山の戦い。 阪急に乗っているとスーッと通りすぎてしまう西山天王山駅。
これからは、もうすこし先人たちの偉業に心をはせて山を眺めようとおもいます。
ますます凄みが出てきている黒田官兵衛扮する岡田准一。 これから後半戦も楽しみです。
平成26年8月1日
第63回
先日スタッフの皆さんと納涼会〜焼肉〜を開きました。
本院も開院して10年余り、ぴちぴちの嬢さんだったスタッフの方々も今やたくましい母となり、小学校6年生の男の子から3歳の子まで含めて8人の子供が参加する、総勢20名余りの賑やかな会でした。

こちらでは、ワールドカップサッカーの総括反省をしているおっさんら(私も含む)がいるかと思えば、あちらでは嫁姑問題、子供の話題などに花開く女性陣。 
その中で、3歳の男の子がスマホに人差し指をスイスイ滑らせ、やったー!!と
両手を挙げて百万ドルの笑顔。
スマホゲームの”ツムツム”で、ミッキーをスーと消した瞬間でした。

10年の年月を感じた瞬間でした。

平成26年7月1日
第62回
しずかさや、岩にしみいる蝉の声 (芭蕉)
有名なこの俳句、小学生の頃から気になっていました。「この岩にしみいる??」岩とはどんな岩だろう?
「そうーだ、みちのくへ行こう!」
5月の末、ピーチ航空を利用して日帰り山形旅行に行きました。関西空港朝7時40分発仙台行きの飛行機に乗り仙台から電車にのって1時間あまりで、山形県山寺駅に到着。駅から上を見上げると、崖の上にお寺があり、そこが立石寺(山寺)です。
1時間あまり若葉の木々に囲まれた山道を息を切らして登る途中に、芭蕉がこの句を詠んだ場所があります。
両脇に迫りたった崖、その崖には仏さまが掘られ、四方は木々で囲まれ、真夏に蝉が一斉に鳴くとさぞかし大合唱だろうと思いました。頂上まで登ると眼下に見事な景色が広がります。
帰りには、山寺駅まえで、こんにゃく玉をほおばり、板そばをたべて仙台に戻りました。 仙台では牛タンをたべて大満足。 そのまま夜8時仙台発関空行きのピーチ航空で帰りました。

長年気になっていた「岩」が解決でき、初夏のマイナスイオンに癒された1日でした。



平成26年5月30日
第61回
GWの真ん中、尼崎市急病センターの当直明けの早朝、阪急十三駅でのことです。
京都行きの電車を待っていると、5つボタンのグレーの上着に胸にはエンジのリボンをつけた、きりっとした目元涼しい高校生ぐらいの女性3人が、ホームの最後尾で電車を待っていました。
やがて電車がくると、3人がいっせいに前30度のお辞儀をして電車を迎えました。
そして、電車が止まり、扉が開くと降りてきた車掌さんにまた深々とお辞儀して電車に乗り込みました。
一体この女学生さんはなにもの???。当直明けの眠気眼のわたしは目が点になりました。
そして、彼女らは、ガラガラの電車の中で一列にきりっと背筋をのばしてずっと立っていました。そして茨木駅と高槻駅でおりて行きました。
今のは、夢か??とも思いましたが、家に帰って調べてみると・・・・
彼女らは、宝塚音学校の生徒さんだったんです。
彼女らは、阪急電車には無料で乗ることができるので(宝塚音楽学校は阪急が運営母体)、阪急に乗るときは礼をすること、最後尾に乗ること、決して座ってはいけないことなどが不文律としてあるそうです。
さすが100年つづく宝塚!!!
電車のマナーに眉をひそめることが多いこのごろです。
順番を無視して割り込んで入たり、車中で携帯スマホをいじくったり、パンを食べたり、ジュースを飲んだり、果ては化粧までしたり。
隣にかばんを置いて寝たふりして二人分の席を占領したりと。私も少し思い当たることもあります(苦笑)。
本当に爽やかな5月の清風を感じさせてくれる光景でした。

平成26年5月7日

第60回
皆さんご存知のとおり、今月から消費税増税!!5%から8%になりました。
来年には10%に再増税されることが予定されています。
毎日の買い物に網羅的に課税されるので、やはり重税感はありますね。
ただ医療は消費には当たりませんから、消費税はかかりません。ご心配ありません。
ただ、初診料、再診料はそれれぞれ120円、30円と値上がりしますが、3割負担のお方で患者さん負担はそれぞれ36円、10円、1割負担の方で12円、3円の負担増となります。
ご了承ください。
本院は、今後とも院内処方の継続やジェネリック医薬品の導入により患者様負担の軽減に努めて参ります。
また待ち時間の短縮、最新の医療機器の導入、そしてなによりスタッフのレベル向上や笑顔など患者さまサービスの向上に努める所存です。
「みぶ村上クリニックに行ってよかった」と思ってもらえるようスタッフ一同初心にもどって精進いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。

平成26年4月1日


第59回
ソチオリンピックもおわり、北野天満宮の梅もそろそろ見ごろを迎える季節となりました。

街には卒業式に出席する親子連れや、新生活の家電を買い求める家族の姿がみられ、春を実感するこのごろです。

消費税増税、諸料金の値上げが1カ月後に予定され、中国韓国との関係悪化、集団的自衛権の容認の憲法解釈など日本国内外に不安な要素も多く、スギ花粉やPM2.5におおわれた春霞のようにすっきりしない3月です。

春の霞もすっきり晴れ、青空に風薫る5月が早くめぐってほしいと願うこのごろです。

平成26年3月4日


第58回
ソチオリンピックで活躍が期待される高梨沙羅さん(17歳)、浅田真央さん(23歳)、NYヤンキースに1億5,500万ドルで契約移籍し活躍が期待される田中将大さん(25歳)、ACミランに移籍しワールドカップでの活躍も期待される本田圭佑さん(27歳)。堂々と記者の前でスピーチする彼らはキラキラ輝いていて眩しい。

そして1月29日朝のビッグニュース。30歳の割烹着姿の小保方晴子さん。山中先生のiPS細胞を超えるかもしれないSTAP細胞の発見のニュース。その大発見はあまりにもシンプルで、「生物学を愚弄するのか」と最初は酷評されたとか。

マスコミは、彼女のことをそのかわいい外見から「リケ女」とか「女子力」を強調しているが、彼女が中学二年生の時に書いた読書感想文「ちいさな王様が教えてくれた大人になるということ」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140130-00000003-maiall-cul
を読むと彼女が、感性が鋭く深い洞察力を持つ女性であることが分かります。

かっこいい10代、20代、30代。
ニッポンの若い世代。 将来は明るい。うれしい限りです。

平成26年2月1日

第57回
新年明けましておめでとうございます。
新春番組が多い中で「サザエさん」はいつ見てもほっこりします。昨年「サザエさん」が最も長く放送されているテレビアニメ番組としてギネスの世界記録に認定されたそうです。
長年高視聴率が続くのも、多くの人がスマホやテレビゲームもない磯野家の茶の間を理想の家族と考えているからでしょう。
昨年最高裁は、夫婦間の子と結婚外でできた子の相続格差は憲法違反との判断をし、また女性から性転換した夫を、妻が第三者から精子提供を受けて産んだ子の実の父と認めました。一方で、少子高齢化、老々介護、独居老人、孤独死など家庭の崩壊も社会問題となっています。家族の形態が確実に変化しているのに、人々の意識も社会の体制もついていってないように感じます。
この前までカツオの気分でテレビを見ていたのに、あっという間にマスオさんの年齢を過ぎ、いつの間にか波平さんの年齢に近づいた世代としては戸惑う面はありますが、新たなルール作りが必要となるでしょう。 実際、患者さんとお話していても、将来に対する不安が、家族の絆の希薄化が原因という方も多いです。
今年は、じっくり「理想の家族のかたち」を考えてみることにします。

平成25年12月27日


第56回

2013年もとうとう師走。
昨日新語流行語大賞が発表されました。
「今でしょ」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「お・も・て・な・し」と異例の4つが選ばれました。
個人的にはどれかひとつにしてほしかったですが、どれも大賞にふさわしい言葉ですね。

さて、今年の「漢字」はなんでしょう?
「倍」(安倍のミックス、倍返し)「風」(台風被害)
「輪」(東京五輪決定)「富」(富士山世界遺産決定)などが候補かなと思いますが、
私は「輪」を押します。
さてさて結果はいかがでしょう?

中国韓国との軋轢や消費税増税、TPP、汚染水問題、秘密保護法などの諸問題を日本は抱えていますが、そのうちの一つでも解決できればいいですね。
皆様風邪など引かれないよう師走をお過ごしくださいませ。
平成25年12月3日