ヒポクラテスのひとり言2
第96回
新年度が始まりました。
今年は、桜の開花が例年より遅いようです。まだ京都市内は桜のつぼみがようやく開き始めたころです。 さて、今年はどこへ花見に行こうかな? 吉野山、醍醐寺、石山寺、海津大崎、姫路城などなど桜の名所を考えていますが、花粉症の私はいざとなると、自宅でテレビをみながら「どこも人がいっぱいだな」とか 言って、ダラダラすることが多いです。
子供も大きくなり。これから休みの過ごし方を考えねばと考える日々です。
年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず。 年とともに誰とどこで桜を見るか変わっていくものです。


平成29年4月3日
第95回
〜フェイクニュース〜
トランプ大統領が、NYタイムスやCNNに対して、You are Fake News (偽りのニュースだ)と決めつけ批判をして、大統領選に勝利しました。
日本では、そんなことはない、大丈夫と思っていませんか?
先日、NHKの〜ためしてガッテン〜という健康番組でまさしくFAKE NEWS?が放送されました。
糖尿病の予防には十分な睡眠が必要である、そこまではよかったのですが、ある睡眠剤(ベルソムニア)が糖尿病の治療予防に効果があると述べたのです。 もちろんそんなデータもなし、研究もありません。
糖尿病学会がNHKに猛反発し、NHKが謝罪するという事態に発展しています。

医療分野でも、FAKE NEWSまがいのデータで堂々と製薬メーカーが新製品の効果を宣伝することがありますし、某有名お抱え教授が広告塔になってFAKE NEWSを拡散したことがありました(降圧剤ディオパン事件)。

何が真実で、何がFAKE NEWSなのかこれからは見極める眼力がますます重要になります。


平成29年2月28日
第94回
医者になってから、人が亡くなる瞬間に何回立ち会っただろうか? その時は、病院の病室であったり、救急の処置室であったり、まれにご自宅の一室であったりでした。

先日、そう、その日はめずらしく京都で大雪が降った前日、ある事務所の玄関先で、45歳の男性職員が車のタイヤをスタットレスに交換しようとしていたとき急に後ろ向きに倒れたとのことで呼ばれて駆けつけました。
心肺停止状態。その男性は私の腕の中で大きな息を2回吐いて、目は上転したまま。すぐAEDを付けましたが、「電気ショックは不要です。そのまま心臓マッサージを続けてください」のメッセージが流れ、救急隊の到着を待ってそのまま救急病院へ搬送されていきました。
その後、死亡が確認され、死因は「大動脈破裂」。1年前、梅田の交差点で通行人を巻き込んで亡くなった男性と同じ病気でした。 男性は、高血圧を検診で指摘されていたが、通院はされていなかったそうです。

直前まで健康だった人が、自分の腕の中で息を引き取るという経験は今までありませんでしたから、「なんと人の死は突然やってくるのものか」と、しみじみ感じました。

健康について、 予防について、あらためて、感じた貴重な経験でした。




自宅の庭にて
平成29年2月2日
第93回
明けましておめでとうございます。
平成29年(酉年)のお正月三が日は、本当に暖かく穏やかな3日間でした。

私は、元旦の朝、近所の神社に初詣に行きました。 願い事は、少年時代には「学業優等」、社会人になってからは「大願成就」、結婚してからは「家内安全」と変遷しましたが、50を越えて今年は「無病息災」を祈ってきました。
 
入院された小林麻央さんのことを語っていた夫の市川團十郎さんのインタビューを年末テレビで見て、若い時には気が付かなかった健康のありがたみを本当に強く感じましたし、自分がいつ病気になるかもしれないという惧れも同時に感じました。
 
「無病息災」「身体健全」 いつまでもありたいものです。  

平成29年1月4日
第92回
鳥インフルエンザが流行しているそうです。
ヒトには直接的には感染しないので人体にはあまり影響はないのですが、鳥からヒトへ感染しうる変異型が出現すると人間での大流行が心配されるので、鳥インフルエンザの流行は、社会的関心事とされるのです。

鳥インフルエンザが検出された新潟上越市では、25万羽の鶏が一晩で殺処分された のことです。

犬や猫を虐待すると逮捕されます。
ましてや、犬や猫を一晩で25万匹殺処分すると大問題です。

もし、犬や猫を介して人に感染する病気が出現すると、犬や猫も殺処分されるのでしょうか?
ニワトリと犬猫の命の軽重について考えさせられます。

さてさて、卵不足になったら、今年のクリスマスケーキは高くなるのでしょうか?

皆様、健康に気を付けて年末をお過ごしくださいませ。

平成28年12月1日
第91回
10月29日から31日まで久しぶりに札幌に行きました。
一足早く紅葉を楽しむ予定だったのが、雪景色でした。

29日夜は、日本ハムの日本シリーズ優勝とハロウィーンナイトが重なり、ススキノの町は多くの人でにぎわってました。

小雪舞降るススキノの繁華街を歩いていると、ニーハオ?Where are you going? とたびたび声をかけられ、自分の風体に自信がなくなりました。そして、映画のような北国での素敵な出会いはありませんでした。

さあ、11月。あと今年も残すところ2カ月です。気忙しい年末です。



平成28年11月1日
第90回
10月といえば、街では運動会、秋祭りなどと行事が目白押しですが、私たちにはノーベル賞(特に医学生理学賞)の発表も重大な関心事です。

4年前、京都大学の山中伸弥先生がiPS細胞の研究で、昨年は北里大学のアフリカの寄生虫感染症の特効薬の開発で大村智先生が受賞され、今年は3年連続ノーベル賞の日本人受賞が期待されています。
わたしが小学生の頃は、湯川秀樹博士や朝永振一郎博士の伝記を読み、ノーベル賞受賞者は伝記になるんだと思ってました。
大学生の頃は、ノーベル医学生理学賞をもらったばかりの利根川進博士を、大勢の聴講者の一人として遠くで見ました。
今年、ノーベル医学生理学賞受賞候補として有力視されている本庶佑博士は私の大学院時代の恩師であり、ご一緒にゴルフもまわらせていただいた方です。 
また、もう一人の坂口志文博士は、家内の大学院時代の同じ分野の研究者でした。
なんと、こんな身近にノーベル賞?あるなんて?
日本の科学技術の研究も進歩したものです。

現在、私たちは市井の臨床家ですが、息子や娘がノーベル賞を目指す研究者になるかもしれません。そんな日を夢みて、これからは診断治療に精進しようと考えてます。
平成28年10月3日 追記:東京工大の大隅良典先生が受賞され3年連続日本人科学者の受賞が決まりました。
第89回
兵馬俑

みなさん、死ぬまでに行ってみたいところってありますか? 
私は、中国西安です。
今からもう40年も前のこと、中学校での歴史の授業。  
日本では、まだ縄文時代にもならない大昔、中国では始皇帝という皇帝が国家を統一し秦を建国、その後巨大な墓を創設しましたが、その後秦は滅びその墓の場所はわかりませんと授業で習いました。 
謎めいたその話に、日本の卑弥呼の墓みたいだなと思いました。
それから、ずーと秦の始皇帝の墓が気になっていました。

そして、1974年中国西安で、偶然一人の農夫が見つけた一体の陶製の等身大の俑(人形)から、8000体もの俑が発見され、それが、現在は秦の始皇帝の墓だとされています。それを兵馬俑(へいばよう)といいます。

いつかは、西安に行って兵馬俑を見てみたいとずーと思っていました。

今年の夏、その夢が半分実現しました。
7月5日から10月2日まで大阪国立国際美術館(中の島)で、始皇帝と大兵馬俑(へいばよう)展が開催されています。
真夏の暑い日曜日、大阪まで観に行きました。 「すごいです」。  あこがれていた兵馬俑を実際に見て感動しました。  
もう西安にいかなくても満足と思いましたが、いまやっぱり西安に行って8000体の兵馬俑が壮厳整然と並んでいる姿を見に行きたいと改めて思いました。
今年の夏の思い出です。
平成28年9月1日
第88回
今年の4月から毎週金曜日高野山のふもとの町橋本市の市民病院の救急外来に勤務しています。片道2時間、帰りの電車の乗換駅の前に小さな小さなたこ焼き屋さんがあります。60歳くらいの女性が一人で作る、6個200円マヨネーズ入りを食べて帰るのが至福のひと時です。
ところが、7月8日、心は弾ませてたこ焼き屋さんの前に行くと・・・・・ない?!何もない!
建物は取り壊され、たたみ一畳半ほど猫の額ほどの土地が整備されコンクリートの地面となってました。
なにも聞いていません。閉店も取り壊されることも。あの店、あの女性はどうなったの?
  何とも言えないさみしさを感じます。
あちこちで、不慮の事故、事件で多くの人がなくなります。
バングラデシュのテロ、相模原市の福祉施設での殺傷事件、川、海での水難事故、交通事故など。
病気で亡くなるのではなく、事件事故で愛する人が突然亡くなると、残されたもののさみしさはいかばかりか?小さな小さなたこ焼き屋さんから思いました。
こんな気持ちになるのはやはり8月だからでしょうか?
平成28年8月1日

第87回
ここ連日の猛暑、年々身体にこたえます。
先日朝の10時から2時間ばかり屋外で仕事していたら、頭が痛くなり、全身の筋肉痛がおこり、気が遠くなって、これはまずいと屋内に入って、ジュースやお茶を飲みました。しかし、症状は改善せず、もしや熱中症か?と思い、冷蔵庫に入ってたOS-1を1本飲むと、やっと症状がとれました。  普段は、OS-1は1口飲むとまずい、もういいわと全部は飲めないのですが、その日は、体がまさに欲していたのはこれだとばかり、すーと吸収していきました。

熱中症かどうかは、その時本人はわかりません。 まず、OS-1を飲んでみて、まずいと感じれば大丈夫、美味しいと感じれば熱中症かもと判断するのもいいかもしれないと実感しました。
皆さんも試してみればいかがでしょうか?
平成28年7月4日
第86回
6月がやってきました。 そして消費税が2年半先送りされたました。
喜んでいいのか、心配していいのか、複雑な心境です。

消費税増税が必要とされる要因に「増え続ける医療費」があります。そんな中、1錠 8万円の薬、1か月300万円の注射があるのはご存知でしょうか?

前者は、C型肝炎の内服薬≪ハーポニー≫。3か月間毎日1錠内服するもので、合計720万円、ベンツが1台買えてしまいます。
後者は、新しい抗がん剤というか免疫調整薬≪オプジーポ≫。肺癌、皮膚がんの一種の黒色細胞腫に使用され2週間ごとの注射するもので、1年間でなんと合計3600万円、毎年家が一軒買えてしまいます。
医師である我々でも、これはあまりに高すぎると思います。前者は、政府のC型肝炎助成制度で、患者の自己負担は一か月最大1万円程度、後者は高額医療制度で一か月最大約10万円までとなっています。
残りは、すべて保険者と国または市町村が負担するのです。すなわち私たちの税金です。このままでは、現在の国民皆保険制度は崩壊してしまいます。

確かに、ハーポニーやオプジーポの効果は画期的と言われてますが、薬の値段設定や使用するにあってのルール作りが早急に必要ではないでしょうか?

いくら、血圧や糖尿の薬をジェネリックに変えてもその分の医療費の削減分など、吹っ飛んでしまいます。

「国滅んで、病人あり」そんな日本にしてはいけません。 皆さんで、日本の将来を考える時が来ています。
平成28年6月2日
第85回
世の中は常にもがもな渚こぐ海人の小舟の綱手かなしも(源実朝)

(世の中の様子がいつまでも永遠に変わらないでいてほしものよ。
 波打ち際でこいでゆく漁師の小舟に綱がくくられている
 当たり前の情景がいとおしく思えるよ)

4月から始まった「とと姉ちゃん」。
三姉妹の父親小橋竹蔵(西島秀俊)は、この当たり前の日常を大切にしました。

小橋家には家訓がありました。

1.朝食は家族みなでとること
2.月に一度は家族みなでお出かけすること
3.自分の服は、自分でたたむこと 

当たり前の家族の日常が突然消えることがあるのです。
竹蔵は、結核で早逝しました。 

熊本地震では、多くの人の当たり前の日常が失われました。
そして、あの熊本城も崩れました。

あらためて、当たり前の日常の大切さをかみしめます。
平成28年4月28日
第84回
梅ーこぼれる
椿ー落ちる
牡丹ー崩れる
菊ー舞う

そして
桜ー舞い散る

日本語って素敵ですね。花が散るのにも思いがあるんですね。
今年の桜は、京阪八幡市駅降りてすぐの背割の桜に行きました。

桜
第83回
春らしい気候となりました。
花粉症や黄砂、PM2.5などうれしくない春の便りもありますが、まぶしい朝日、小鳥のさえずり、梅の香りなど春の訪れを肌で感じられる季節となりました。

桜の便りが待ち遠しいです。
今年は、近場ですが今までなかなか行く機会がなかった吉野の千本桜、淀川背割堤の桜、醍醐寺の桜を見に行くぞと決めています。
弘前城、角館、五稜郭などの桜も元気なうちに行きたいなと思ってます。みなさんもまず近場の桜の名所に行きませんか?
小さな夢ですが、素敵な夢を実現しませんか?

第82回
恋人同士のひそひそ話が公開され、建設会社の総務課長と大臣秘書のやり取りが録音され、ワイドショーの話題の中心になっています。

安全だと思っていたSNSや信頼していた相手が実は、情報を外にだだ漏らし、自分に牙をむき命取りになりかねない現代社会です。

現代社会で、便利なSNSを使いつつ、信頼のおける人を見極め、付き合っていかなくてはなりません。そして、個人情報の保護により一層気を付けなければなりません。

こんな時にマイナンバー制度が始まりました。 いろいろなところからマイナンバーを聞かれますが、果たして大丈夫でしょうか?

やはりデジタルよりアナログのほうが安心だと思うのは昭和世代だからでしょうか?
第81回
2016年、平成28年、申年、明けましておめでとうございます。

今年のお正月は暖かい日が続き、インフルエンザの流行もなく、穏やかな日々が続きました。

1月2日福袋、初売りでごった返していた百貨店での一コマです。

4歳くらいの男の子、おもちゃ売り場で「買って!買って!!」と地団駄踏んでいました。 久しぶりに見た地団駄。周囲の大人が眉をひそめている中、そういえば地団駄踏むほどほしいものないなあと思いました。

子供から大人になるということは、主観から客観になることだと思います。主観だけでは人に迷惑をかけることもあるでしょう。ただ、客観になりすぎると今度は自分の欲しいもの、やりたいことがなくなってしまう。

現代の大人は、「絶対にあれがほしい」というものがない、「夢」もその手前で諦めてしまうことが多い気がします。

そうだ、今年ことは地団駄踏んで欲しいもの、したいことをしてみましょうか? 自動車のCMでもこんなフレーズあったな「やっちゃえ日産」
平成28年1月4日

第80回
ゲっゲっ、ゲゲゲのゲー。
朝は寝床でグーグーグー楽しいな、楽しいな。おばけにゃ学校も、しけんもなんにもない。
昼はのんびりお散歩だ。楽しいな、楽しいな。おばけにゃ会社も仕事もなんにもない。
夜は墓場で運動会。楽しいな、楽しいな。 おばけは死なない、病気もなんにもない。

昨日(11月30日)水木しげるさんが亡くなりました。
子供のころテレビで聞いた主題歌(水木しげる作詞、いずみたく作曲)の歌声がよみがえります。ラバウルの戦闘で左腕を失い、戦争の悲惨さ、世の中の不合理さを味わったであろう水木さん。 知りませんでしたよ。 おばけの生活って、人間があこがれる生活だったんだっていうこと。

年末になると、また自分が50の齢を越すと、訃報が気になります。
平成27年12月2日
第79回
インフルエンザワクチンの季節となりました。

今年はワクチンが改良され、三価から四価に力価が増し、より予防効果が高まりました。そのためか、原価が高くなり、昨年までの大人2,500円が今年から3,000円に値上げしなくてはならなくなりました。心苦しく思いますが、ご了承ください。

さて、「インフルエンザワクチン打ってもインフルエンザにかかるから打っても無駄だ」と公言する人がいますが、その人たちに「ワクチン打っていれば、かかりにくいし、かかったとしても、症状が軽くなるよ」と経験的に説明します。

今回、週一回舞鶴のとある会社に産業医として勤務しているので、秋の検診時に、従業員の方にアンケートとりました。 回答数671名の結果。

「予防接種を受けなかった人」は、「予防接種を受けた人」に比べ約6倍強(13.9%VS82.5%)インフルエンザに罹っていました。 また、4日以上休んだ人は「予防注射を受けた人」8人に比べ「予防接種受けなかった人」は51人でした。やはり、インフルエンザワクチンは予防効果、重症化を防ぐ効果ともにありました。

今年は、自信をもってワクチン接種を勧めていこう。
インフルエンザ
平成27年11月2日
第78回
先日,15万キロ近く走っている愛車(プリウス)に異常が発生しました。
高速で走行していると警告音とアラームの表示が点滅。
その後、異常の頻度が多くなり、心配になってトヨタの販売店に持って行って2時間ほど預けて診てもらいました。

結果は「コンピューターの記録をみても異常の記録はないので、原因はわかりません。様子見てください」とのことでした。
なんだか納得がいきませんでしたが、専門家がみてくれて異常ないというのだからと思い直しそのまま、翌日高速道路を走ると、一分間隔で異常音とアラームが表示されます。
もしや、エンジンオイルでは?と思い、エンジンルームを自分でチェックするとエンジンオイルがほとんどなくなっており、そのまま夜9時,閉まりかけのガソリンスタンドでエンジンオイルの交換してもらうと、異常音とアラームは消えました。問題解決。
トヨタの販売店は、エンジンオイルのチェックもせず「異常なし」と判断したんだ。
車のエンジントラブルは人の命にかかわる問題なのに、呆れるやら憤りを覚えるやら。

私たちも、自分を戒めねば。
「頭が痛い、おなかが痛い」と言って来院された患者さんに、胸の音を聴かずや脈も取らず、腹部の聴打診もせず、採血やレントゲンなどの検査で異常なければ、「異常ありませんね。様子見ましょう」ということがあります。

人の命にかかわることです。エンジンルームも見ないで「異常なし」ということがないようにせねばと改めて自戒しました。
平成27年10月1日
第77回
最近疲れが取れません。 胃が重い。 体がだるーい。 右肩が上がらない。 トイレにもよく行く。 下痢もする。 体重が増えたせいか、体が重い。
こんな症状は夏ばて? うつ?? 男性更年期???

採血したら軽度の貧血のみ。 何か大きな病気の前触れでしょうか?

いろんな方々の愁訴を聞いてきましたが、自分も同じような訴えを最近するようになりました。少し体にいいことしたほうがいいですね。

「お酒を控えて」「早食いを控え。腹八分目で」「1日30分以上歩きましょう」
こんなアドバイスしていただける主治医みつけなければと思う9月です。
平成27年9月1日
第76回
猛烈な暑さ。昨日京都は39.3度。数日前岐阜県多治見市では39.9度。
とにかく暑い。

先日高校野球京都大会決勝(鳥羽VS立命館宇治)の観戦に西京極球場に行きました。
観戦前に、こんがり焼くためにサンオイルを買いにスギ薬局に行くと、日焼け止めの商品は所狭しと並べられていましたが、サンオイルは1つだけ。夏は、真っ黒になる時代から美白の時代へ。

日焼けが、「皮膚がんの発症」や「皮膚のシミしわ」によくないということが過度に報道され、日焼けが骨粗鬆症の予防によいことが忘れられています。

塩分が「高血圧」に悪いと過度に報道され、塩が熱中症の予防によいことが忘れられています。

動物性油はコレステロールが上昇するとされ、バターよりマーガリンが体にいいとされてました。
今では、植物油や魚油から加工段階で作られたトランス脂肪酸は「心筋梗塞」や「脳梗塞」のリスクを高めるといいます。 
今ではマーガリンよりバターがいいらしいです。

要するに、健康にいいことは時代によって180度基本軸が変わることがあります。

こんな暑い夏は、お肌を小麦色に少し焼いて、梅干しを食べ、スイカに塩を少しかけ、焼きトーモロコシにバターをかけて食べるのがいいのでしょうか。
平成27年8月4日
第75回


18年前、日本中を震撼させた神戸連続殺人事件。元少年Aの手記が出版されました。 買うべきか買わぬべきか悩みました。買ってから、読むべきか読まぬべきか3日間悩みました。 読んでからも、周りの人に薦めるべきか薦めぬべきか悩みました。 こんなに悩ませられた本は今までありません。 

被害者家族の心情は?、加害者の反省は?、なぜ? 犯人はどんな子? という率直な疑問、国民の知る権利、表現の自由などなど問題が多く、本の出版販売に議論が起こるのも十分わかります。

そして、今読み終わって・・・・少年Aはどこにでもいる子だった。事件は、誰でも通り過ぎる思春期の一時期の狂気、疾風怒涛の時代の過ちなんだと思いました。 もしかしたら、私も道を少しでも外していたら・・・・と考えさせられました。

そして、今。戦後70年。中国、韓国が日本にあらためて謝罪を求めています。 沖縄も、悲惨な沖縄戦の後現在まで続く米軍基地使用について日本政府に厳しい要求を突きつけています。

戦後、もう70年もたったんだから、 今まで賠償金や経済援助をこんなにしたのだから、 もう許してくれてもいいじゃないか? これが日本の本音ではないでしょうか? しかし、被害者は、いつまでもいつまでもされたことを忘れていません。 

「絶歌」の本を読んで、被害者と加害者の関係、「贖罪」という意味について考えさせられました。

最後に、元少年Aの言葉: なぜ人を殺してはいけないのですか?と問われたら、ただこうとしか言えない。「どうしていけないのかは、わかりません。 でも絶対に絶対にしないでください。 もしやったら、あなたが想像しているよりもずっと、あなた自身が苦しむことになるから」

戦争も同じだな。
平成27年6月30日