ヒポクラテスのひとり言1
第128回
朝の忙しい時間に恐縮ですが、NHKBSで7時15分から、朝ドラ史上最高視聴率62.9%を記録した「おしん」の再放送が流れているのをご存知でしょうか?

子役の小林綾子さんの少女時代の奉公の苦労や貧乏の悲哀などの演技が話題になった朝ドラですが、いま見返してみると、戦争に巻き込まれていく大正から昭和にかけての社会情勢や戦争に息子を駆り出されていく家庭の悲しみなどが庶民目線で描写され、昨年話題になった「この世界の片隅に」に通じるものがあります。

最近の朝ドラ「なつぞら」「スカーレット」での敗戦からドラマは始まっていますが戦争の描写はさらっと、その後は明るい話題が多いドラマです。
朝ドラの描き方も、確実に変わってきているのを感じます。

先月、天皇陛下の即位の礼や祝賀御列の儀など一連の儀式が無事終わり新しい名実ともに新しい時代が始まりました。
お祝いの気持ちとともに、天皇陛下万歳や提灯行列など戦前の軍国主義を呼び起こされる映像がテレビから流れると何か不安な気がします。

また、「桜を見る会」では、優秀な官僚たちがしどろもどろでどうみてもウソついてるでしょと必死で内閣を守ろうとする姿に、戦時中の都合の悪い情報は出さなかった軍部や官僚の姿が重なります。
「桜」のことよりももっと大事なことがあるだろうというコメンテーターの意見、なるほどごもっともですが、国家のため、天皇陛下のためと言って反対意見を封じ、敗戦を迎えた歴史を忘れてはいけません。

香港での民主派のデモの映像が流れるたびに今の日本の平和を大切にしたいと切に願う師走です。
令和元年12月2日
第127回
地震、津波、台風、豪雪、火山など、この10年を振り返ると、どこかで災害が間断なく続いてきたように思います。
そして、先日は首里城の火災。
焼き崩れていく映像をみて呆然としてしまいました。

この連休に奈良の正倉院展に行きました。
唐招提寺、薬師寺と回り、薬師寺で法話を聞く機会がありました。
奈良には1000年以上前の文化財が残っていると言われますが、「残った」のではなく「残したのだ」というお坊さんの言葉が印象的でした。
何度も戦火や火災にあっていても、多くの僧侶が仏像を担いで守ったのだと聞きました。
正倉院に残る9000品を超える宝物も、多くの人たちの努力で現代まで大切に保存されたのでしょう。
古都京都に住む私たちも見習わなくてはなりませんね。

菊の香や奈良には古き仏たち



令和元年11月5日
第126回
毎週木曜日の午後に舞鶴の日本板硝子(NSG)という工場の産業医を始めてもうかれこれ4年になります。
毎週丹波路を片道2時間かけて走り、3時間勤務した後夕日に輝く日本海を見ながら帰るルートは、ちょっとした小旅行です。

舞鶴港には、海上自衛隊の艦船が停泊していますが、時には1隻の時もあったり、4隻の時もあったりで、その時の社会情勢によるのでしょうか?
今朝は、北朝鮮がミサイルを発射し日本の排他的経済水域に落下したというニュースがあり、港はなにかざわざわしていました。

これからも、舞鶴の港が騒がしくならないように祈ります。



令和元年10月4日
第125回
10月1日から消費税が上がります。
テレビでは、お店で食べれば10%、お持ち帰りなら8%とか、キャッシュレスで払えば5%還元されるとかなど、軽減税率やキャッシュレスでのポイント還元の話題ばかりが放送されています。

税金は、シンプルで公平であるべきなのに、今まで経験したことのない複雑な税制になります。
きっと誰かずるいことをする人間が出てきそうで心配です。

また、バス代やタクシー代も消費税増税に合わせて値上げされます。

年金問題、少子高齢化、社会保障費の増加など、将来に対して漠然とした不安を感じている方は多いと思います。

みぶ村上クリニックは、消費税増税されても、できる限り皆様の安心の灯となるよう努めます。 
令和元年9月5日
第124回
暑い。
去年も猛暑でしたが、今年も猛暑。
来年の今頃は、東京オリンピック開催中というのにこの暑さの中で安全に快適に開催できるのでしょうか? 
心配します。

寝苦しい夜、何気にテレビをつけると、「たらたらしてんじゃねーよ」という駄菓子をほおばりながら、カメラに満面の笑みを振りまく女性に心を奪われました。
彼女は、全英女子オープン最終日優勝争いを演じていた渋野日向子さん(20歳)です。
あどけない笑顔と真剣な顔、それぞれを目まぐるしく変えながら42年ぶりに女子メジャー大会の勝利のトロフィーを勝ち取りました。
気が付けば、寝不足の月曜日の朝でした。

日本の若者も「あっぱれ」を送りたいです。
これからもまだまだ暑さが続きます。
みなさん、体調管理しっかりして夏を乗り切ってください。
令和元年8月6日
第123回
先日、赤穂市の健診に行ってきました。
もちろん、誰もが知っている忠臣蔵の舞台です。
前から行ってみたかった赤穂城。
大石内蔵助の邸宅跡に建つ大石神社には、浅野内匠頭と47士(大石蔵之助、大石ちから、堀部安兵衛など)の像が並んで立っていました。


帰ってお土産の塩饅頭を開けながら「忠臣蔵の舞台の赤穂城に行ってきたよ」と大学4回生の娘に話すと、すこしの間をおいて「なんのこと???」「ちゅうしん組?」との返答でした。
「えー、知らんの?」
そのあと、とうとうと赤穂浪士の討ち入りの事件を講談風に話しても、「私、日本史習ってへんから」とのことでした。

世代間のギャップを新ためて感じた事件でした。
確かに、われわれオヤジ世代はAKB、乃木坂、ジャニーズは分かりません。
でも、「忠臣蔵」は知っていて当たり前と思ってました。
忠臣蔵を知らなくても、受験にはなんの影響もないかもしれませんが、知っていて欲しかった。

あと10年、20年もすれば、「8月6日、8月15日って何の日?」
「夏休みの登校日かな?」なんていう子供が増えるんでしょうか?

原爆の日、終戦記念日も遠くになっていくのでしょうか?
令和元年7月4日
第122回
いじめ、不登校、ひきこもり、高齢者ドライバー・・・・・

インターネット、携帯、スマホと格段に便利なったはずの平成時代が終わり、令和になって暗いニュースが続きます。
人工知能AIがこのような停滞した社会を劇的に変えるのかと期待していたら、先日、無人自動運転の横浜シーサイドラインが事故を起こしてしまいました。

これからの社会はどこへ向かうのでしょうか?
私たちは、今後機械やコンピューターとどのように接したらいいのでしょうか?

東京オリンピックのチケットを、パソコンの前で悪戦苦闘しながら結局買えなかった昭和生まれの私はこれからどう生きればいいのでしょうか?
梅雨入り前に悩むこの頃です。
令和元年6月6日
第121回
改元おめでとうございます。
こんな挨拶するのは、今までも、これからも滅多にないことです。
今日、診察初日、健康診断書に平成31年と書いたところで、はたと気づき令和元年5月と訂正しました。
令和を初めて実感した瞬間です。
そして、自宅に郵送されていた自動車税の納付書には納付期限令和元年5月31日までとなってました。
さすが、役所は、きっちり対応してますね。

10連休が終わって、社会は令和に着実に移行しています。
皆様にとっても、平和で健康な「令和」でありますように、お祈りしています。
令和元年5月8日
第120回
新年号が決まりました。
「令和」
万葉集からとったとのことですが、なんだかしっくりしません。
名前はやはり使っていくうちになじんでくるものなのでしょうか?
昭和は63年、平成は31年までありましたが、これからはますます自分の年齢がわからなくなります。
もうこのさい、平成31年の56歳のまま止まっておこうかな?とも思います。

あと一か月、それぞれの平成をかみしめて過ごしていきたいものですね。

平成31年4月3日
第119回
今年は雪も少なく、スタッドレスタイヤの出番がほとんどないまま夏タイヤへの交換になりそうです。
先日、久しぶりに北の天満宮に行きました。
ちょうど国立大学の2次試験の前日だったためか、スーツケースを引いた受験生とその母親という姿を多く見かけました。
その緊張感真剣さはひしひしと伝わってきますね。

幸い我が家では子供たちの受験という試練はやり過ごしたので、春の陽気を楽しみながらうららかに参拝しました。
皆さんにそれぞれ春が来ますようにお祈りします。



平成31年3月5日
第118回
先日、みぞれが降る寒いお昼時のことでした。
郊外のセブンイレブンで、おにぎりでも買おうとしていたら、駐車場に白いデミオ(多分社用車)が入ってきました。
車から出てきたのは、黒いスーツを着た女性2人連れです。
すらっとした素敵な女性でした。
2人は、店に入らず店外に置かれている喫煙場所に向かいタバコを2本ほど吸って、また足早に車に乗って仕事に行きました。

ただそれだけのことですが、
タバコを吸える場所が本当に少なくなっているのを目の当たりにしました。
きっと車内は禁煙と会社で決められていて、外回りの2人にはタバコを吸える場所は、寒風吹き通るコンビニの喫煙所だけになったのでしょう。

タバコをこよなく愛する皆さん、そろそろ禁煙しませんか?

平成31年2月7日
第117回
明けましておめでとうございます。
皆様はいかが新年をお迎えられたでしょう?
私たちは、1月1日から3日まで中国大連旅順の旅に出かけてきました。
娘たちの成長とともに家族旅行ももうこれから少なくなるだろうと、中国や歴史には全く?興味のない家族を連れての食事、ガイド付きのパック旅行でした。
おかげさまで、現地は晴天で、歴史おたくの私が行ってみたかった日露戦争の戦跡の203高地(旅順)や満州鉄道本社ビルなどの戦前の日本の建築遺産を見て回れました。
中国人は、日露戦争、戦前の遺跡は侵略の歴史、思い出したくない過去なのでしょう、日本人が作った建造物は立入禁止や修繕中で、中に入れず外から見るだけでした。
戦前の建物を威圧するかのように大連の街には高層ビルが立ち並び、イルミネーションに彩られた風景に圧倒されました。  
中国の底力を実感した旅でした。

「昭和は遠くになりにけり」


写真〜日露戦争激戦地203高地、旅順駅、大連のビル街です。

平成31年1月7日

第116回
オーム事件、バブル崩壊、リーマンショック、台風、地震、異常気象などなどいろいろあった平成もあと少しで終わります。 
思えば、私たちは昭和62年に大学を卒業しこの30年間研究者としてまた医師として働き続けました。
平成はまさに私たちが社会で活躍できた時代でした。

次の年号は何だろう?発表遅いなあと思っていたら、現在の天皇と次の天皇との2重構造になるのがよくないとか何とかで、来年4月以降に発表されるそうです。
国民はそんなこと心配もしてないし、早く年号が決まらないと困る人も多いでしょうに、政治家やお役人の考えることはなんかずれていませんか?
また、来年10月には消費税も上がるのに、軽減税率とか、還元クーポンとか、どうでもややこしい小手先の政策が目白押し。
そして、突然降ってわいた外国人労働者の問題。
それでなくても、京都にはあちこち外国人観光客が多いのに、来年4月以降は、観光客なのか労働者なのかわからない外国人が街にあふれるでしょう。
政治家や役人が考えることはやっぱりずれている?

いろいろ、心配ごともありますが、ノストラダムスの大予言のような昭和から平成のときの世紀末の不安は巷にはないようです。
新しい時代には、東京オリンピック、大阪万博とビッグイベント目白押しです。

平和で、楽しい、活気のある時代になればいいですね。 
みなさま、よいお年をお迎えください。 

平成30年12月7日
第115回
本庶佑先生がノーベル賞受賞の速報が流れたのがちょうど1か月前、10月1日午後6時過ぎのことでした。
その後、テレビ朝日やTBSから本庶先生の思い出エピソードを尋ねる電話取材を受け研究室時代の思い出を呼び起こしお話し、そのいくつかがテレビ放送されました。
テレビ放送をご覧になった方もいらっしゃると思います。

私が、本庶研にいたのは、大学院の2回生(28歳)からポスドク、留学時代を含めて6年程でした。
楽しかったかと言われれば…? 辛かったかと言われれば…? 正直どうだったか、ただ、その時は一生懸命だったことは確かです。

ハリボッターの校長室のような薄暗くて厳めしい教授室に緊張しながらノックして入っていったことや、研究発表やミーティングの準備を英語でするため当時出たばかりのカタカタと音のするMacintoshを使って徹夜でまとめていたこと、また不十分なデータしか出せないときに本庶先生に【馬鹿者‼】と廊下にまで響き渡る声で叱られたことなどが、研究室を離れて20年以上経った今でも夢に出てくることは確かです。

ただ今では、【私はノーベル賞学者の研究室で研究していたんだ】という感慨がしみじみと出てきます。

本庶先生本当におめでとうございます。
これからもご健康で、ますますご研究に、ゴルフに邁進されますように。

平成30年11月1日
第114回
1961年の第ニ室戸台風以来、1959年の伊勢湾台風以来という大型台風が2個も一か月の間に近畿地方に上陸し、甚大な被害の爪痕と残しました。
あちらこちらで、倒れた看板やブルーシートに覆われた屋根が多く見かけます。
50年に一度の災害を大災害というなら今年はもう2度も大災害に襲われたことになります。

平成に入ってから、阪神淡路大震災、東北大震災、熊本地震、北海道胆振地震などの地震、また度重なる大型台風の襲来、西日本豪雨などの風水害、御嶽山や口永良部の火山噴火、オウム事件などのテロなどなど、後世の歴史学者は「平成は災害の時代」と名付けるかもしれません。

来年どういう元号になるかまだ発表されていませんが、平和で安全安心な時代になるように祈るばかりです。

平成30年10月1日

第113回

もう秋ですね。
秋を代表する童謡赤とんぼの歌詞です。

夕焼け小焼けの赤とんぼ、負われてみたのはいつの日か。
山の畑の桑の実を小篭につんだはまぼろしか。
十五で姐は嫁にゆき、お里の便りもたえはてた。
夕焼け小焼けの赤とんぼ。
とまっているよ竿の先。

この歌詞に詠まれた風景はもう日本にはありません。
赤とんぼは、新しい農薬の影響か?
ここ10年でほとんど農村でも姿を消し、赤ちゃんを背中でおんぶする母はいなくなり、山には蚕を育てるための桑の木はありません。

15歳で嫁に出される女の子もいません。
それでも、この歌を聞くとなぜか懐かしく、もの悲しくなるのは私だけでしょうか?

台風など災害の多い秋ですが、皆さんのそれぞれの秋を見つけてください。



平成30年9月3日
第112回
この夏の暑さは、はんぱない。
連日35度以上。
熊谷の41.1度には及ばないものの、京都も39.8度を記録し歴代8位。 
なんだかうれしいやら、困惑するやら。
もう、地球規模の温暖化のスピードについていけません。
テレビでは、つい数年前の東日本大震災後の「節電」とは打って変わってエアコンをつけることを勧めますが、室外機から出た生暖かい風や火力発電所や自動車からの
排気ガスが地球温暖化を進めるというパラダイムに皆さん気がついているのでしょうか?

今年の猛暑だけ過ごせばいい、自分の部屋だけ涼しければいいという風潮に、警笛を鳴らす人がいないことが心配です。

そうは言っても熱中症になって救急車で病院に運ばれても困りますから、せめてエアコンの温度は28度にしましょう。

平成30年8月2日
第111回
私は、サッカーの熱狂的なファンではありませんが、ワールドカップの日本戦、すべての試合を深夜にかかわらず観戦してしまいました。 
「感動をありがとう」と手のひらを返したようにマスコミは称賛してますが、感想は、ただただ疲れました。
これも老いの一つでしょうか?

浅田次郎の「老いの修身」の一節です。
加齢とともに気が短くなった。 
根が呑気者であるからこれで人並みなのかもしれないが、苛立つ自分に驚くことがしばしばある。
医学が進歩して寿命がのびれば、かつては世人の範となった年長者も、そうとばかりは言えなくなった。
苛立った時は深呼吸して気を静め、その感情が正当なものかどうかと考えねばならぬ。 
老いの修身である〜

最近怒りぽっくなった私も、そろそろ老いの修身を身につけねばならぬ頃かもしれません。

平成30年7月5日
第110回
6月になりました。
もう平成30年も半分が過ぎ月日が過ぎるスピードについていけません(笑)。

今、働き方改革が話題になっています。
少子高齢化が進み、今までの働き方では人手不足で回らない業種職種が出てきます。
医療介護でも人手不足は深刻です。
みぶ村上クリニックでも、看護師さんや事務職の方の求人をしてきましたがなかなか人が見つかりません。
このままでは、診療時間を減らすか休診日を設けざるをえません。

そこで、皆さんにお願いがあります。
今まで院内で薬を調剤していました(院内処方)が、今後は内服薬の多い方や夕診時スタッフが少ない時には院外処方をお願いすることにしました。
皆様にはご不便をおかけしますが、みぶ村上クリニックの働き方改革にご協力お願いいたします。

平成30年6月4日
第109回
風薫る5月になりました。
平成の時代もあと一年、寂しさ半分、新しい時代への期待も半分です。

さて、話題が変わりますが、昨年の紅白にも初出場した竹原ピストルという歌手をご存知ですか?

彼の歌の一つ、Amazing Grace

ミジンコくらいにちいさくなって
あなたの頭の上を探検したい
こっそりとこっそりとあなたの白髪を
勝手に黒く染め上げたい

ミジンコくらいにちいさくなって
あなたの手のひらの上を探検したい
こっそりとこっそりとあなたの生命線を
勝手に長くのばしてあげたい

ミジンコくらいにちいさくなって
あなたのおなかの中に出陣したい
たとえ刺し違えようともたとえ刺し違えようとも
あなたを蝕むガン細胞をぶっ殺してやりたい

渾身の詩。 
みなさん、もうすぐ母の日です。
さて、ミジンコになりましょうか?
誰かミジンコになってくれないかな?

平成30年5月1日
第108回



新学期、新年度の始まりです。
今朝、スーツに身を固めた、期待と不安が入り混じった新入生、新入社員の行列をあちらこちらで見かけました。
さあ新しい生活の始まりです。
ファイト。
そういえば、若い時は、時間は味方でした。
時間を気にせず深夜まで飲み明かしたり、徹夜でマージャンしたり。
それが、いつからでしょうか?
時間は敵になってました。
今では、時間に追われ、締め切りに追われ、遅刻しないように、、寝坊しないように24時間気を張り詰めています。
そして、いつか仕事を辞めたら、時間は味方になるのでしょうか?
敵になるのでしょうか?
時間を持て余すのか、趣味やボランティアなどに有効につかうことになるのでしょうか?

それにしても、時間との付き合いは難しいものですね。

写真は長岡天神の桜です。
今年は、例年になく好天に恵まれ素敵なお花見を楽しめました。

平成30年4月2日
第107回
例年になく厳しかった冬もおわり、いよいよ春の到来です。
開催前は、北朝鮮問題や従軍慰安婦問題でぎくしゃくしていた平昌オリンピックも小平選手と韓国のイ・サンファ選手とのお互い国旗を背負っての抱擁のシーンで日韓のわだかまりが一瞬氷解しました。
また、北見のカーリング女子が、まさかの銅メダル、感動的でした。
私は、数年前北見の休日夜間診療所に数か月勤務したことがあり、北見の地が本当に冬は厳しく夏は暑く、何もないへき地であることを知っているだけに、感慨ひとしおでした。
進学、就職の春、みなさん、新しい出発の季節です。
みぶ村上クリニックは、皆さんの新しい出発を応援します。

平成30年3月1日
第106回



インフルエンザ大流行
今期はすでに1000万人を超えているそうです。
日本の人口1億2千万人なので12人に1人。 
クラスで3人から4人。
バスに乗っていれば、1人から2人インフルエンザにかかった人がいることになります。
インフルエンザの症状は、朝起きたら、全身の倦怠感、筋肉痛、悪寒で始まり、何とか仕事して、夕方には38度の発熱。
その後、猛烈なのどの痛みや咳です。

私事ですが、先週の金曜日、まさしくそのような症状が自分の身に降りかかり、インフルエンザの検査を2回したものの2回とも陰性。
しかし、症状からインフルエンザと診断してイナビルを吸入して日曜日の夕方にはだいぶん体調がよくなりました。
きっと、あれはインフルエンザだったのだと思います。
今年はワクチンを2回も受けていたのですが。
久しぶりに、立ち上がれないような倦怠感と発熱、一瞬死ぬかもと思いました。

ここから、得た教訓は、
①ワクチンは予防に完全ではない。
②検査で陰性でもインフルエンザの可能性はある。
③解熱しても2日ほどは、倦怠感筋肉痛は残る。
そして、インフルエンザは死ぬかもしれないと思うぐらいの病気で、甘く見てはいけないということです。

平成30年2月5日
第105回
平成30年、2018年、戌年 明けましておめでとうございます。
平成も残り1年あまりとなりました。
私が昭和62年卒業なので、平成はまさしく社会人として過ごした時代です。
バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災、原発事故、安倍長期政権など、後世になって歴史はこの時代をどのように評価するのでしょうか?
尖閣、従軍慰安婦、ミサイル発射などで、近隣諸国との軋轢は高まりましたが、幸いなことに戦争はなく、平和を謳歌した時代です。
また、技術革新では、通信手段は格段に進歩し、ポケベル、PHS、携帯電話、スマホと進化し、国際電話でさえもラインやSkypeを使えば、実質無料で出来る時代となりました。

平成の世は、なにやら大正時代に似ているように思われます。
平和と経済繁栄を謳歌した大正時代、それから不況、軍拡、戦争へと突き進んだ昭和。
次の御代には、歴史が繰り返されないことを祈ります。

平成30年1月9日
第104回



平成31年4月30日に平成天皇が退位され、新しい御代が始まることに決まりました。

思い返せば、私が研修医になりたてのころ、明治生まれの患者さんは珍しくなかったですが、3代過ごした方というのは歴史が刻まれた重厚な方ばかりでした。
新しい御代が来れば、私たちはなんと昭和、平成と新しい元号の3代過ごす世代になってしまうことにはったと気が付きました。
きっとこれから生まれる子供たちが大きくなったころには、私たちは本当のおじいちゃんおばあちゃんになってしまいますね。

さて、新天皇の即位の日は、なんと10連休になることが決まりました。
医師になってから10連休など取ったことありません。
医師をしている限り開業医をしている限り、こんな機会は二度とないでしょう。
いまから、どこへ行こうか?何をしようか?楽しみです。

平成29年12月6日

第103回



先日、とある回転ずし店に行った時のことです。
店先に見慣れない白いロボットのペッパー君がいました。 
「いらっしゃいませ」「ご人数は?」「テーブル席ですか、カウンター席ですか?」と聞いてきて、私が答えると、「あなたの席は44番です」と言って、44番と記したシートを打ち出しました。
その時間、約1分。お見事!
ソフトバンクのお店でおなじみのペッパー君。いつもは話しかけられると、正直邪魔な存在のロボットが、ここではしっかり仕事していました。
少し前までは、順番待ちといえば、店先の紙に名前と人数などを書いて順番を待っていたものです。 
ペッパー君のおかげで、スタッフの手間も、お客の待ち時間も改善されました。

現在、人手不足の切り札として期待されているAI(人工知能)。
病院の受付で、英語、中国語の話せるペッパー君が、「今日はどうされました?」と問診をとり、血圧や体温を測ってくれる時代がもうすぐ来ることでしょう。 
医療の現場にも、AI、ロボットが活躍する時代はすぐそこまで来ているのを実感した一日でした。

平成29年11月2日
第102回
10月になりました。

今日は、先日郊外をドライブしていた時、道路をはさんで二つの対照的な田園風景を見ましたので、その時の写真を2枚お届けします。

一方は、たわわに実った稲穂のあちらこちらに稲の背丈を超える雑草が生い茂った田。


もう一方は、一面見事に金色の稲穂でおおわれた田。


はじめは、上は、あまり手入れが行き届かなかったかわいそうな田んぼ、下はは、十分手入れされた幸せな田んぼなんだとおもいました。
ただ、少し考えてみますと、上は農薬を余りまかれなかった田んぼ、下は農薬をいっぱい使われた田んぼかもしれないと考え直しました。

きれいに化粧された女性とノーメイクの女性、どちらがいいか判断に困りますね。 
世の中、ぱっと見の外見で判断してはいけないものだと秋の陽気の日に思いました。

平成29年10月3日
第101回
9月になりました。 

夏休みの自由研究に頭を悩ませた経験や体験を誰しも持っていることと思いますが、最近はインターネット上のメルカリやオークションで工作や読書感想文が買えるそうです。

一方、臍帯血(出産時の赤ちゃんのへその緒の血液)を、美容目的やがんに効くなどとうたって高額で患者さんに投与していた診療所が摘発されるという事件もありました。

どちらも、売る人がいて買う人がいれば売買は成立しますが、お金さえ出せば、何を買ってもいいのかという問題が潜んでいます。
夏休みの宿題をする意味、臍帯血を提供した親の気持ちなど考えれば、それを売る側にも買う側にも一定のモラルやルールが必要でしょう。

人工中絶された胎児の心臓や肝臓、腎臓、神経が、難病に苦しんでいる患者さんに移植するビジネスが、将来でたとき、それは許されないことだと胸を張っていえるでしょうか?

これだけ医療技術の進歩すると、倫理、宗教上の問題が避けて通れません。

平成29年9月1日

第100回
8月になりました。蝉の声が騒々しい日本の夏がきました。

夏といえば、海水浴、花火、浴衣、スイカ割り、金魚、昆虫採集、うちわ、蚊取り線香・・・・日本の夏の風物詩ですが、いまでは都会の子はあまり縁がないようですね。自宅で、クーラーをつけて任天堂SWITCHや携帯ゲームをする子供たちを嘆く年代は、もう高齢者の範疇でしょうか?

今年は、南米原産のヒアリの上陸が、問題になっていますが、ヒアリに刺されたらと思うとぞっとします。このまま、ヒアリが日本に定着すると、土手に座って花火が見れなくなったり、森で昆虫採集ができなくなったり・・・・ただ、スズメバチやマムシと比べたらどちらが重症なんでしょうか?未知のものには恐怖心が倍増しますが、冷静な対応が必要です。

今年は、豪雨、猛暑、ヒアリといろいろ気になるニュースがありますが、夏バテなどされず、元気に乗り越えてください。

平成29年8月1日
第99回
7月になりました。早いものでもう一年の半分が過ぎました。みなさん、夏バテ、食中毒、熱中症などにならないように気を付けましょう。

今年は、猛暑と予想されていますが、そういえば、あまり節電、節電と言われませんね。
そう、高浜原発と大飯原発が再稼働するので電力需給に心配がなくなったそうです。
関西電力のホームページの中にある(おとなもこどもも学べる!教えて!かんでん)という10問のクイズの中の1問です。

Q:今すぐ原子力発電をやめても、これまで通り電気を使うことができる?
○を選ぶと不正解だそうです。
えー、原発なくなったら、電気使えなくなるんだ。でも、東北大震災から今まで、原発ゼロでも普通に生活してきましたよ?

それなら、こんな質問は?
Q:今すぐ獣医学部を新設しないと、鳥インフルエンザや狂牛病を防げない?
Q:今すぐ共謀罪をつくらないと、東京オリンピックが開けない?
Q:今すぐ憲法9条を改正しないと、北朝鮮のミサイルに対抗できない?
正解は??

自分や奥さんのことを言われると印象操作、印象操作と声高に言われる方がいますが、
こういう質問をすることは、世論操作ではないでしょうか?

平成29年7月1日

第98回
ウォーターローディング法をご存知ですか?
今、スポーツ界で話題になっている水分補給法です。 試合前の一定期間、毎日1Lから1.5Lの水を一回200ml程度5回から8回に分けて摂取することで、体を常に水で満たした状態にしておき、試合で一度に大量に発汗しても、脱水症にならないように予防できるという方法です。ポイントは、のどが渇いてから飲むのではなく日ごろから少しずつ水を接種すること、お茶やアルコールは、利尿作用があるので体に水を貯える作用が少ないので、水を飲むことです。 これから、熱中症予防が大切な季節です。今年は、熱中症予防に、水を試してみてください。

平成29年6月1日
第97回
公益法人北海道地域医療振興財団の依頼を受けて、GWの間の近く稚内の近くオホーツク沿岸の港町、枝幸国保病院で勤務してきました。勤務の前日、観光もしようとレンタカーをかりて
稚内、宗谷岬、豊富温泉、サロベツ原野などを廻っていました。稚内は、戦前南樺太が日本領土だったので、交通、防衛上の重要拠点だったこともあり、立派な建物が残っています。いまは、その歴史を静かに語るすっかり静かな街です。
久しぶりの北海道。
仕事もありましたが、少しリフレッシュしてきました。なんといっても、ヒノキ花粉も黄砂もなく、鼻の調子は絶好調でした。
豊富温泉は世界でも珍しい石油が混じった温泉で、アトピーや乾癬などの皮膚疾患に効用が高いということで有名で、一度は行ってみたかった温泉でした。ただ、石油のにおいが体から3日間しみついて閉口しましたが。
写真は稚内港を守る防波堤、サロベツ原野に咲くはまなす、日本最北端の宗谷岬です。
これから、8月まで休日がない。蒸し暑い梅雨や夏が続きます。皆さん、体調に気をつけて、日常を過ごしましょう。



平成29年5月9日