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松島眼科クリニック/よくある質問

白内障手術は簡単だと聞いているのですが、危険性はないのですか?
 まず第1に、白内障手術は決して簡単なものではありません。確かにこの15年で手術法や手術器械が進歩し、比較的短時間で手術ができるようになりました。しかし患者さんにとって楽な手術をするためには、ものすごい努力と技術が医師に要求されるのです。タイガーウッズのゴルフを見ているととても簡単そうに見えますが、実際にはすごい技術を使っているわけで、見るのとやるのでは大違いです。白内障手術もそういうものだと思います。
 白内障手術は一般に安全ではありますが、やはり手術である以上危険性もあります。最も恐ろしいのは、手術の傷口から細菌が目の中に入っておこる術後細菌性眼内炎です。これが起こると失明します。発生率は1500−2000例に1件といわれています。不可抗力ではありますが、これが起こらないように医師は最大限の注意をします。患者さんにも術後の注意を守ってもらわなければなりません。
白内障手術は日帰りで大丈夫なのですか?
 基本的には大丈夫です。当院では今まで8000例以上の日帰り手術を施行してきましたが、特に日帰り手術だったために問題となったことはありません。年齢も関係なく、最高99歳の方を2名手術しました(残念ながら100歳の方はまだ未経験です。)
 しかし日帰りだからこそ、患者さんやそのご家族の協力が必要です。術後の点眼薬をきちんとつけてもらい、術後の生活上の注意を守ってくれる方でなければ当院では手術をしません。また、
・術後の通院が困難な方
・糖尿病でヘモグロビンA1cが10%以上の方
・片目が白内障以外で失明している方
なども当院では手術をいたしません。入院手術を紹介いたします。

 なお、当院の前にホテル(オークラフロンティアホテル海老名)があります。ホテルオークラ系列のシティホテルです。術後、ホテルに1泊する患者さんもいらっしゃいます。
白内障手術のあとの生活上の注意はどのようなことですか?
 当院では、白内障術後の主な生活上の注意として以下のことを患者さんに守っていただきます。

・術後1週間の洗顔・洗髪の禁止(術後感染症を防ぐためです)
・入浴は術後4日目から可
・お酒は術後10日間禁止
・旅行は術後2週間禁止
・スポーツ(ゴルフ・水泳など)は術後1ヶ月禁止

その他日常的な家庭内の生活にはあまり制限はありません。また、ものを見ることも差し支えありません。
白内障手術後の通院スケジュールはどうなっているのですか?
当院の通院スケジュールは下記のようです。
  木曜日:手術
   ↓
  金曜日:眼帯はずし、診察
   ↓    以後眼帯はしません
  月曜日:診察
   ↓
  水曜日:診察
       以後、1−2週後の診察になります。紹介患者さんは、紹介元の先生へ再紹介いたします。
白内障手術後、いつごろから仕事ができますか?
 上の質問でありましたような通院スケジュールを守っていただくことが前提ですが、デスクワークのようなものであれば、やろうと思えば次の日(金曜日)から可能です。しかし、できれば手術日(木曜)から次の日曜日まではできるだけご自宅でゆっくりしていたほうが良いと思います。
 主婦の方は、やはり次の日から通常の家事は可能ですが、布団の上げ下ろしなど重いものを持つのはしばらく控えてください。
 肉体労働的なお仕事は、できれば術後1週間はお休みください。
白内障手術の費用はいくらくらいですか?
 当院の白内障手術費用(片眼)は以下のとおりです。

・1割負担の方:\18,000

・3割負担の方:\54,000

 ちなみに小泉さんが老人負担を1割にあげる前は、70歳以上の方はなんと¥800で手術が受けることができました。これから先、医療費の自己負担はどうなっていくのでしょう・・・。
白内障の手術をすれば、何でも良く見えるようになるのですか?
 この質問の答えはイエスでもありノーでもあります。
 白内障の手術をするとメガネ無しで何でも良く見えるようになると思われている方も多いのですが、それは違います。手術では、目の中に眼内レンズという人工のレンズを入れます。このレンズにはピントを変える機能はありませんので、遠くも近くも若い時のようにすべてメガネ無しできちんと見えるというわけにはいきません(もちろんそこそこは見えますが)。ですから、きちんと見たい場合はメガネを合わせることが必要になります。白内障があれば、メガネを合わせても良く見えないわけですから、そういう意味では手術をすればもちろん良く見えるようになります
 また、白内障以外に緑内障、糖尿病網膜症、黄班変性症など他の病気がある方やご高齢の方では、白内障の手術をしても思ったほど視力が回復しないこともあります。手術は決して万能ではありません。
白内障の手術は視力がどのくらい低下したら受けるべきなのですか?
 明確な基準はありません。私の白内障手術に対するスタンスは以下のとおりです。

・患者さん自身が日常の生活で白内障のために、見づらい・まぶしい・かすむなどの症状で不便を感じていること
・診察により、そのような症状が白内障の手術によって解消する見込みがあると判断されること
・患者さん自身が、白内障手術を希望されていること

以上の条件がそろったときが手術を行うタイミングと考えています。従って、私は視力が0.2の人でも不自由がないという方には手術をしませんし、0.9でも不便を感じ手術を希望され、手術をすれば良くなる見込みがある方には手術をします。ただ、進みすぎてほとんど見えなくなってしまったような白内障に対しては、手術がとても難しくなり、医師も患者さんもお互い苦労します。見えなくなるまでほっとくのは避けてください。

 最近、ほとんど白内障がなく本人も自覚症状がないにもかかわらず、手術を強く勧められびっくりしたという話を時々聞きます。ご注意あれ!