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整形外科の病気

ばね指のお話

ばね指という病気、はご存知でしょうか?

ばね指は、腱鞘炎(ケンショウエン)を繰り返した後、

指の付け根の部分(第三関節(MP関節))で、指の腱(ケン 指を曲げるスジ)がコブになり、

腱鞘(腱のサヤ)も腫れたまま硬くなり、

手を握って開いてすると、指が写真のように引っかかってしまう病気です。(本人の同意を得ています。)

引っかかってから、それを他の指で戻すとクリッとした感じで(その時、痛みが出たりします。)

ポンと指が伸びます。その様子がバネ仕掛けのように見えるのでばね指といいます。

そのままにしておくと、指を動かす筋肉やスジが縮んで、関節の袋が縮んでいき、

指の動きが固くなり治療しにくい状態、関節拘縮(カンセツコウシュク)になります。

ばね指の関節拘縮は通常、第二関節(PIP関節)に起こります。

この場合は、指の痛みで来院されたのですが、ばね症状はありませんでした。

ただ第二関節が少し伸びない、伸ばそうとするととても痛いという症状だけでした。

グーを握ることはできます。

触って、診てみると一見 指が年齢で変形しているのかと思われます。

レントゲンでは関節、骨に異常はありませんでした。

指に麻酔をかけて、マニュピレーション(運動)を行い関節拘縮と痛みをとってみました。

すると指は、もとどおり伸びるようになりました。

痛みがとれたところで、ばね症状がでるかテストするとこんな感じです。

ばね指は、引っかかりを比較的簡単な手術で治せる病気です。

悪くする前に、一度ご相談くださいね。

こけてないのに折れるんですか?

女性の場合は、閉経後に女性ホルモンの低下が原因で、
原発性骨粗しょう症(ゲンパツセイコツソショウショウ)という状態になります。
基本的には、病気がなくても全ての50歳を超えた女性がなるわけです。
★骨粗しょう症は基本無症状に進行します。
日本人では身長が2cm縮んだら骨粗しょう症といわれています。

骨粗しょう症になると、全身の骨がスカスカになって柔らかい状態になります。
どれぐらい柔らかくなるかというと、もともと若い頃が軽石ぐらいだとしたら、目の粗いスポンジぐらいになります。 実際、骨粗しょう症の強い方の海綿骨は指がズブズブと泥の中に入れるように入ってしまうぐらいです。

自分の体の重さだけで、徐々に脊椎の骨が潰れることもあります。(この場合あまり痛みもなく背中が曲がった状態になります。)

お布団を持ち上げたり、バケツを持ったりしても潰れることがあります。(この場合は腰痛としての症状でくることが多いです。)

潰れ方が、軽微で脊椎の形がまったく変化してない場合や、全ての骨が逆に魚の骨のように鼓状にへこんでいる場合などは、1回のレントゲン検査では はっきり骨折があるかが判らないこともあります。

少し間をおいて再度レントゲンで調べたり、MRI検査をすると骨折部位がハッキリします。

★50歳を超えたら、骨塩検査、脊椎レントゲン、骨粗しょう症マーカーをすることをお勧めします。

現在では、骨に効く薬がたくさんでてますので積極的に骨折予防をすることができます。

当院ではその方の骨粗しょう症タイプ、生活スタイルに合ったお薬を選択し処方しています。

温かいシップと冷たいシップどっちがいいの?

これは、診療中にとてもよく聞かれる事です。

基本的にはどちらも痛み止め(消炎鎮痛剤)が成分として含まれてます。

違いは、温かいと感じるためのトウガラシ成分など、冷たいと感じる為のメントール成分など。


基材の成分で感じ方が違うだけで、効果は痛み止めの成分によって左右されると思います。

またパップ剤(白いベトベトしたタイプ)とテープ剤(布のシールのタイプ)でも貼った時の冷たさが違います。


冬場は、貼った時の冷たさが犬猿されるので、テープ剤の方が患者さんに好まれやすいです。

骨粗しょう症のお話2

75歳女性の友人は、机に手をぶつけただけで手首の骨折をしてしまったそうです。女性は骨粗しょう症になりやすいとの話も聞くので、骨を健康に保つためにどうしたら良いですか。

一般的に女性は55歳に生理が終わり。骨粗しょう症が始まります。加齢と供に徐々に骨が弱くなり、折れるのは70歳から75歳頃といわれています。体は1年間の食べ物で、骨は3年間の食べ物で代謝され出来ています。骨粗しょう症では全身の骨が弱くなります。

治療の要点は3つ【食事・運動・薬】
1. 新鮮で体に良いものを食べるのが、まずは第1です。カルシウム、マグネシウム比率の良いもの、ビタミンD、K、タンパク質を摂ることが必要です。お勧めは豆類、小松菜など緑黄色野菜、海藻類。具たくさんの味噌汁、納豆、豆腐など 肉も脂肪分の少ないものヒレなどを食べたほうがいいです。食事ですからおいしく食べることが重要です。
体重が気になる方は、炭水化物を控えてください。
2. 運動が大事です。骨の強さは筋肉に比例します。つまり筋肉を鍛えると骨は強くなります。宇宙飛行士は無重力での生活のため筋肉が落ちて普通の人の10倍のスピードで骨粗しょう症になります。
1日の歩行の目安が高齢者で8000歩/日、若い方は10000歩/日、家事(炊事、洗濯、掃除)など自分でできる事をなるべくする。良い姿勢を心掛ける。壁で腕立て伏せもお勧めします。散歩、旅行、リクレーション やり方は色々です。やりたい事、毎日できる事が一番です。
3. 病院にかかって早めの診断と治療です。当院では骨塩測定と腰椎、胸椎のX線で背骨の潰れ、や潰れかけを早めに見つけるようにいています。そして早期に骨粗しょう症治療薬をお勧めしています。お薬には内服、注射、点滴など色々なタイプがあります。

骨粗しょう症はサイレントキラー 静かなる殺し屋と呼ばれています。無症状ですが、徐々に進行します。
骨粗しょう症による骨折は、ドミノ骨折と呼ばれ 手首の骨折、ろっ骨骨折→背骨の骨折→あしの付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)とドミノ式に発生するといわれます。
あしの付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)をした方の統計上の5年生存率が大腸がんと同じだったという報告があります。

よくある誤解ですが、骨塩を計って大丈夫だからならないというわけではありません。また治療して骨塩が良くなったからもうならないわけではありません。継続的な治療も重要です。

骨折してからでは、遅いですからね。骨粗しょう症の治療、骨折の予防はとても大事なことです。

肩こりされど肩こり

Q)ひどい肩こりで悩んでいます。ストレッチを心がけたり、温めたりしていますが治りません。整形外科に受診してもいいものでしょうか。
A)ひどい肩こりの原因も色々あります。姿勢が悪い方も肩こりが起こりやすくなります。なで肩の方や胸郭出口症候群、最近皇族の方で有名になった頸椎症性神経根症の初期の症状、頸椎ヘルニアの初期の症状も肩こりから始まったりします。また肩こりと思い込んでいる方で五十肩の方もいました。中には関節リウマチの関節炎だった方もいます。
診察では、いつごろからどのような症状があったかを聞いたり、首や肩の動きをみたり、腱反射や病的反射、手のしびれ、知覚障害がないか診察します。症状に合わせて、レントゲンを撮ったり、場合によってはMRIを撮ったりします。病状に合わせて、姿勢に気をつけていただいたり、肩の運動の仕方を指導したり、痛み止めや神経痛のお薬を使ったりします。漢方の肩こりのお薬などもあります。ひどい肩こりが続いているのであれば、一人で悩まず整形外科にかかって一度相談していただく方が良いと思いますよ。