よくある質問

★精神医学の最近の進歩について教えてください。

 1990年代以降、脳科学と分子生物学の爆発的な進歩がありました。たとえば、PET(用電子放射断層撮影法)やfMRI(機能的磁気共鳴画像法)やSPECT(単光子放射型コンピューター断層撮影法)により、活動中の脳を外側からリアルタイムに観察できるようになったおかげで、精神病状態にある患者の脳で何が起こっているのかが詳細に分かってきました。神経細胞レベルでの精神疾患の解明も、確実に進歩しています。こうした精神医学を「生物学的精神医学」と呼び、現在この流れが世界の精神医学の主流を占めています。


★心身症とはどのような病気をいうのでしょうか?

 発症や経過に心理的な要素が大きくかかわっている身体的な病気のことをいいます。片頭痛、狭心症、糖尿病、下痢症、拒食症など非常に広範囲にわたっています。
 仕事上のトラブルや親族の別離、引っ越しなど大きな心理的なストレスがかかわると、消化性潰瘍になったり、下痢を繰り返したりするなどはその代表例。気管支喘息や、アトピー性皮膚炎、狭心症、慢性関節リウマチなどもストレスが強いと症状が悪化する傾向が知られているます。  このほか過食症や拒食症、心因性の難聴や失語症など、発症原因ははっきりしませんが、ストレスの軽減や家族など周囲とのかかわり方の変化が回復に向かうきっかけいになる病気もあります。
 これらの病気はストレスや性格的要因が絡んで、実際に臓器の障害が出ていますので、内科的治療に加えて精神科的な配慮(心と体を両方診る)が治療上に役立つのです。
 最近急増しているうつ病も、倦怠感や食欲不振、不眠、めまい、息苦しい、胸痛、動悸、吐き気といった身体症状を伴うことが多いのですが、悪化すると自殺に至ることもあり、基本的には精神科の診療経験が豊富な医師にかかるのが望ましいとされています。


★自立支援医療制度(公費負担)の手続きをしたいのですが。

 意見書は承っておりますので、ご遠慮なくお申しつけ下さい。  その他必要書類は最寄りの市町村の担当課にお問い合わせ下さい。
 自立支援医療制度(公費負担)を既に受けている人で、他の医療機関から転院される方は、医療受給者証を当院の受付に提出してください。