◆潰瘍性大腸炎について
◆炎症性腸疾患について

医療法人社団 狛江外科胃腸科/よくある質問

Q.ヘリコバクターピロリー菌の除菌療法(胃偏1)
A.ヘリコバクターピロリー菌(以下HP菌と略す)が胃の粘膜に住み着いている状態を感染しているといい、胃潰瘍や胃がんの原因になると言われています。ですからHP菌陽性の方はHP除菌療法が当院でも出来るようになりました。但し胃潰瘍や胃がんなどのある種定められた疾患のみが保険適応でそれ以外の方は実費になります。
更に付け加えるとHP除菌療法は除菌成功率は100%ではありません。年齢、状態、環境等により変わりますが平均除菌成功率は80%前後と言われています。
Q.GERD(逆流性食道炎、胃食道逆流症)って?(胃偏2)
A.胃酸が過多でその胃酸が食道へ逆流する事によって引き起こされる疾患です。典型的な自覚症状は胸焼け、嘔気、つっかえ感ですが、非典型的には耳鳴り、頭痛、咽頭部違和感もこの疾患の症状と言われています。但し自覚症状がある方は半数ほどです。検査は胃のバリウム検査では分かりにくいので胃内視鏡をお勧めします。
Q.慢性胃炎って実は何?放置していいの?(胃偏3)
A.胃粘膜は粘膜自身を保護するために粘膜表面はドロッとした粘液で覆われていますが、その粘液が何らかの原因によって剥げ落ち胃粘膜が露出した状態を慢性胃炎といいます。胃内視鏡検査では赤く炎症を起こした浮腫状の胃粘膜が観察されます。自覚症状は胃部違和感、胃痛、食欲不振等様々な症状が認められますが無症状の方もいます。生活習慣やストレスが原因と言われています。服薬で自覚症状が改善されますが、根本的には生活習慣の見直しが大切だと思われます。
又、慢性萎縮性胃炎に上記ヘリコバクターピロリー菌が感染すると胃がんの原因になるとも言われています。つまり慢性胃炎は良好なコントロールが必要となります。
Q.バリウム検査と胃内視鏡検査はどっちがいいの?(胃偏4)
A.大きく分類するとバリウム検査は胃壁の疾患が、胃内視鏡検査は胃粘膜の疾患が分かる検査です。どちらか一方では見落としの原因になりますので両方の検査を受けることをお勧めします。
Q.胃ポリープは放置していいの?(胃偏5)
A.一般的には胃ポリープはその90%以上が良性です。ですから今までは検診等で発見されてもそのまま放置されている事が多かった様です。
但し外見だけで判断するのは大変危険です。良性に思えても時々悪性のポリープも存在するため胃内視鏡検査でよく観察し病理組織検査をお勧めします。病理組織検査自体は安全な検査ですのでご心配は必要ありません。
Q.便潜血反応陽性、どんな疾患が?(大腸偏1)
A.便潜血反応とは糞便中に血液が混在しているか否かの検査です。陽性となる疾患は急性腸炎、クローン氏病、潰瘍性大腸炎、大腸ポリープ、大腸がんと数多くの疾患が考えられます。
便潜血反応陽性と指摘された時は大腸疾患を専門にしている医師の診察が必要です。
Q.便潜血反応が陰性でした。本当に安心ですか?(大腸編2)
A.一般的に自治体等の健康診断や人間ドックでの大腸がん検診はその殆どが便潜血反応の有無で判断をしていますが、便潜血反応が陰性でも大腸がんが完全に否定出来る事ではありません。あくまでも目安の検査と考えて下さい。
Q.ビフィズス菌って何してるの?(大腸偏3)
A.大腸内には善い菌(善玉菌)と悪い菌(悪玉菌)が存在します。この善玉菌と悪玉菌の比率を腸内細菌の構成という言い方をし腸内細菌の構成が善いとは善玉菌が多いと言う事です。
では善玉菌が多い人は何がいいかと言うと一つに便通がいい、つまり便秘をしにくい体になります。また最近特に注目されている事は善玉菌が多いと免疫力が高まり風邪を引きにくいばかりか癌にもなりにくい強い体になるとも言われています。
その善玉菌の代表格が乳酸菌でその内の一つにビフィズス菌があります。ヨーグルトにも多く含まれていますが、最近では50億個のビフィズズ菌が簡単に摂取出来るサプリメントが市販されています。
当院でも取り扱っております。医薬外品ですがご希望の方は受付までお申し付け下さい。
Q.大腸ポリープって放置していいの?(大腸偏4)
A.大腸ポリープは胃ポリープと異なりそのポリープの直径が10mmを超えるとポリープの一部がガン化すると言われています。つまり10mmを超える前に切除した方が良いと思われます。小さいうちから切除しておくと患者さん自身に負担が少なく切除が出来ます。
Q.大腸ポリープを切除するって痛いの?(大腸偏5)
A.大腸内に痛みを感じる知覚神経は存在しないため切除しても患者さんが感じる痛みは一切ありません。
Q.大腸ポリープ切除後の合併症は?(大腸偏6)
A.ポリープ切除術は大腸内視鏡的にポリープを切除する手術を行う手技ですので一般的な開腹手術と似たような合併症は起こり得ます。しかし開腹手術に比べ極端に合併症が少ないのが特徴です。代表的な合併症は出血と大腸穿孔です。発生率は極めて低いですが、ゼロではないのが現状です。
Q.大腸ポリープ切除後は入院が必要ですか?(大腸偏7)
A.5mm以下のポリープを切除した場合は入院の必要はなく日帰り手術が可能です。しかし5mm以上の大きいポリープを切除した場合は1泊もしくは2泊の入院が必要となります。
Q.大腸ポリープ切除後の仕事は?(大腸偏8)
A.デスクワークなどの比較的動かない仕事であれば手術翌日から可能ですが、体力を使う力仕事や立ち仕事は3,4日間休養することをお勧めします。
Q.大腸ポリープ切除後の旅行やスポーツは?(大腸偏9)
A.基本的に術後1週間は旅行や温泉、運動そしてアルコールは控える様にして下さい。
Q.前立腺肥大症(以下BPHと略)と言われたがどんな検査が適切ですか?
A.以前は直腸指診(示指で直腸内から前立腺を触診する診察方法)で診察診断をしてましたが、今現在では腹部超音波検査が主流です。膀胱内に尿を充満させた状態で下腹部より超音波検査を行います。超音波で前立腺のサイズを測定して肥大があるか否かが一目瞭然に診断できます。痛みはまったく無く、超音波ですので無害です。
Q.前立腺肥大症と前立腺がんとの鑑別は?
A.とても大切です。
前立腺肥大症の陰に隠れ前立腺がんが存在する可能性があるからです。直腸指診より超音波検査が優れています。
簡単に説明すると上記腹部超音波検査の際、前立腺が不整形や石灰化を呈している場合は前立腺がんの疑いがあり鑑別診断する必要があります。血液検査で前立腺がんに特異的な腫瘍マーカーであるPSAを測定し高値であれば更に精密検査が必要になります。
Q.尿潜血反応陽性、どんな疾患が?
A.尿道炎、尿道異物、膀胱炎、膀胱腫瘍、膀胱結石、尿管結石、腎腫瘍、尿細管障害等数多くの疾患が考えられますので専門医の診察が必要になります。