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漢方の視点から、アトピー性皮膚炎を考える
毎週火・土曜日午前9〜12時開催

かしわばらクリニック/よくある質問

漢方薬とはどんなものですか?
 自然界にある植物の根、葉、花、実や薬効のある鉱物や動物性のものである生薬を何種類かを組み合わせたお薬です。そのため、一つの処方で複数の症状に対応できます。
 漢方薬には、二千年の歴史があり、その間に膨大な数の処方が行われて、生薬の組み合わせや分量比などが決められてきました。 生体には、健康時の正常な体内バランスを保とうとする働き(ホメオスタシス)がありますが、漢方処方には、その生体が本来持っている自然治癒力を活性化することを目的としています。
漢方薬治療が得意な分野は何ですか?
●特に女性の方に多い更年期障害、冷え症、貧血 ●近年社会の変化に伴い増加しているストレス病、生活習慣病、アレルギーなど西洋医学では十分に効果が得られない場合や西洋薬の服用に伴う副作用が生じる場合 ●糖尿病、高血圧のように西洋医学の治療と漢方薬を併用した方が優れた効果を発揮することが期待される場合などに使われています。  
漢方とアトピー性皮膚炎
西洋医学との違いは何ですか。
 西洋医学では、患者さんの自覚症状もさることながら検査結果を重視して、特定の病名を診断し、病名に基づいて治療を行います。  一方、東洋医学では、病状にくわえて、患者さん一人一人の体質や心の状態なども総合的に評価したもの、いわゆる「証」に基づき、その患者さんに一番あった処方を行うこと(包括的治療)を目指します。そのため、同じ病気であっても、「証」が異なれば治療法が異なってきます。  自覚症状はあっても、病院で、何度検査しても異常はないといわれたことがないでしょうか。漢方では、病気といった明らかな異常が現れていなくても、体内バランスに乱れがある場合には広い意味で病気として考え、病気以前の状態(未病)として捉え、治療対象となります。  当クリニックでは、西洋医学的な診察(理学的診察、血液検査、レントゲン、エコー等)に加え、漢方医学特有の診察方法(望、聞、問、切)を行います。詳しくは、
「初診の方へ」 のページをご覧ください。
漢方薬は効果が出るのに時間がかかりませんか?
 治療する病状や体質等により異なり、一概にはそういえません。
 患者さんが、「証」に対応した漢方薬を内服できれば、効果が現れるのに時間がかかることはありません。
 風邪や頭痛、腹痛といった現在の症状をすぐに抑える治療と体質改善のようにある程度の期間にわたって根本的に治療する場合があるからです。
 根本的な治療の場合を除き、1週間経過しても変化が見られない場合は、薬があっていない、言い換えますと「証」の再評価が必要ですので、ご相談ください。
漢方薬は高くないですか?
 健康保険で、漢方エキス製剤と一部の煎じ薬用生薬の調剤が認められています。
 また、西洋薬の場合、症状ごとに薬が出されるため、薬代が高くなることがあります。例えば、かぜをひいた場合、のどの痛みや咳にはうがい薬や咳止め、頭痛には痛み止め、発熱には解熱剤、胃腸が悪い場合には胃腸薬と処方されるでしょう。漢方薬は一つの処方で複数の症状に対応しているため、薬代を抑えることができます。西洋薬と漢方薬を効果的に用いることにより、患者さんの治療の効率化だけでなく、経済的にもやさしくなります。
薬局で売られている漢方薬と医療機関で処方される漢方薬との違いは?
 ドラッグストア等で、医師の診察なしに市販の漢方薬を購入できるようになっています。市販の薬は、病院で処方される医療用漢方製剤に比べ、生薬含有量が少なくしている場合が多いようです。
 医療機関の場合、医師により症状や体質を漢方医学特有の診察方法で診断した上で、その方に最適な漢方薬や西洋薬の処方が施されるので、安心感があります。
 また、漢方薬にも副作用があり、服用に留意する点がありますので医師にご相談ください。
漢方薬に副作用はありますか?
 漢方薬は、自然の生薬が原料となっているため、西洋薬に比べ、副作用は少ないといえます。
 また、患者さんの症状や体質に基づいて診察した 「証」に合わない薬を飲まれた場合には、かえって症状が悪くなる場合もあります。そのため、医師の診断を受けてから、服用することをお薦めします。
漢方薬を西洋薬と一緒に飲んでもよいでしょうか?
 生活習慣病など、西洋薬と併用して服用することが勧められる場合もあります。
 しかし、病気によっては西洋薬との併用に注意を要する場合もあります。
 併用できる場合が多いですが、何を飲んでいるのかを必ず医師に伝えるようにしてください。
 また、西洋薬と漢方薬を併用する場合には、飲む間隔をあけて飲むようにしてください。
漢方薬は飲みにくいと聞きますが、子供でも飲むことができますか?
 赤ちゃんや小さなお子さんが薬を飲むのを嫌がる場合には、ハチミツやジュースなど甘いものと一緒に飲むといいでしょう。
 当クリニックに通院されている乳児の患者さんもこの方法で飲むことができています。