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医療法人 本田耳鼻咽喉科医院新型インフルエンザについて

新型インフルエンザについて
・これまで一度も、または過去数十年間、流行したことのないタイプのウイルスが原因で起こるインフルエンザで、ほとんどの人が免疫をもっていません。 そのため世界的大流行が起き、やがて免疫をもつ人が増えると流行は収まっていき、冬に流行する季節性インフルエンザに推移していくと考えられます。

・新型インフルエンザウイルスは鳥類に感染するA型の鳥インフルエンザウイルスが何らかの経路をたどるうちに変異し、人から人へ容易に感染する性質を獲得して出現します。(図‐1)

・発症者が若い世代に偏っている、ウイルス性肺炎で重症化する例があるなど、季節性インフルエンザとの差異も報告されています。 呼吸器の病気、糖尿病など基礎疾患のある人では重症化する傾向も見られます。

◆注意が必要なとき
次のような症状が現れた際には、入院治療が必要になる場合があるので、速やかにかかりつけ医に電話で相談し、指示を受ける。

【子ども】
●呼吸が速くなる、あるいは息苦しいなどの訴えがある
●顔色が悪い(青白い、ないし土気色)
●水分摂取が十分できない
●ひどい、あるいは持続する嘔吐
●意識がない、あるいは意思疎通ができない
●いらいらする、怒りっぽいなどで、安静が保てない
●インフルエンザ症状(発熱、咳、のどの痛み、鼻水、鼻づまりなど)が一旦軽くなったあとで、再び発熱や咳がひどくなった

【大人】
●呼吸困難または息切れ
●胸部または腹部の痛み、圧迫感
●突然のめまい
●意識混濁、錯乱(うわごとをいう)
●ひどい、あるいは持続する嘔吐
●インフルエンザ症状(発熱、咳、のどの痛み、鼻水、鼻づまりなど)が一旦軽くなったあとで、再び発熱や咳がひどくなった
感染と感染拡大を防ぐ
【咳エチケットで飛沫の拡散を防ぐ】
●咳やくしゃみが出るときは、マスクを着用する。
●マスクを着用していないときに咳やくしゃみをする際には、ティッシュペーパーなどで口と鼻を覆う。使ったティッシュペーパーは、すぐにごみ箱に捨てる。
●ティッシュペーパーなどがないときには、手のひらではなく、前腕部(袖口)で口などを押さえる。
●できる限り人から1〜2m以上離れたり、人のいないほうに顔を向ける。
●口を押さえた手や腕を洗う。手を洗う前に不必要に物に触れないようにする。

【感染を防ぐためにできること】
●手洗いを行う。せっけんを使って、ていねいに洗うようにする。
●清潔ではない手で顔に触れない。
●人込みを避ける。
●規則正しい生活やバランスのとれた食事などで体力や抵抗力を維持する。
●感染した人の1〜2m以内に、不必要に近づかない。近づくときはマスクを着用する。

外出の際はマスクを持参し、閉じられた空間で人と接する状況において使うとよい。
屋外などでは、よほど多くの人で混雑していないかぎり、あえて着用する意味はないといわれている。
マスクには、飛沫の拡散を抑えるのに効果があるが、感染を完全に予防する効果は期待できない。

感染が疑われるとき
【受診のしかたを確認する】
医療機関では、受診の時間帯を一般の受診者とずらしたり、別の入り口や経路が設けられたりする。
直接受診せず、まずかかりつけ医に電話をして、受診のしかたを聞く。
かかりつけ医がいない人は、保健所などに設けられた発熱相談センターに受診先などを問い合わせる。
なお、自治体によって受診のしかたは異なることもある。

★落ち着いて行動する★
軽症の人が、夜間の救急外来などに詰めかけたりすると、重症の患者さんが必要な医療を受けられなくおそれがある。
口から水を飲むことができ、意識がはっきりしていれば、多くは心配ない。

【自宅で療養する】
●外出すると、ほかの人にうつしてしまうので、できるだけ外出しないようにして、自宅で療養する。
●熱が下がっても、その日から2日経過するまで自宅で過ごす。
●できるだけ家族への感染を防ぐため、家族とは別室で過ごす。
●家族は、患者さんに近づいてケアする際にはマスクを着用し、ケアの後には手洗いを行う。


NHK きょうの健康 2009.9 より