原則としてすべての症状を診療対象とし、診断を考えます。以下に、よくある症状とそれから疑われる病名を挙げます。どんな場合にも危険な病気を見逃してはなりません。
●熱が出て咽頭痛や咳があれば、風邪を考えます。高熱ならインフルエンザや肺炎を検査し、長引くなら肺結核を検査します。
●鼻水と眼の痒みが2〜5月に起これば、すぎ・ひのきの花粉症が考えられます。
●頭が痛ければ、高血圧や片頭痛、さらに手足のしびれや脱力を伴うなら脳卒中または脳腫瘍を疑います。
●胸が痛ければ、心臓の狭心症や心筋梗塞、または肺炎や肺癌を調べます。動悸があれば不整脈を考えます。
●息切れがあれば、肺気腫を疑い、それに下肢のむくみがあれば心不全を疑います。
●胃が痛ければ、胃十二指腸潰瘍、胃癌や胆石を疑います。腹痛や下痢があれば急性胃腸炎を、さらに、便秘や血便もあれば大腸癌を疑い検査します。
●尿が近ければ、膀胱炎、前立腺肥大や前立腺癌を疑います。
●腰痛があれば、椎間板ヘルニア、骨粗鬆症による背骨の変形などを考えます。
●男性の足が突然赤く腫れて痛くなれば、痛風の可能性があります。
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