乳がんといわれたら
指導/森 玄
渡辺内科/浜松オンコロジーセンター


乳がんとは・・・
 乳がんは、乳腺組織の乳管(約90%)または小葉(約10%)から発生する悪性腫瘍です。がん細胞は、リンパ管や毛細血管を通って他の部位に流れ、骨、肺、肝臓などの臓器へ転移します。乳がんと診断がついた時点で、すでに細胞数個のかたまりからなる微小な転移が存在する可能性があると考えられています。

▼診断と治療法

 診断は視触診やマンモグラフィー、エコー(超音波)によって行い、細胞を調べることで確定します。転移の診断には、X線撮影、CT、MRI、骨シンチグラフィーなどが行われ、転移性乳がんでは腫瘍マーカー値の推移で治療効果の判定を行います。

1. 初期治療
4つの治療法を組み合わせて行います。

1)抗がん剤
がん細胞の微小な転移を防ぐ
乳房温存術目的のために腫瘍を小さくする効果
2)ホルモン剤
ホルモン受容体陽性の場合、術後5〜10年間の内服
閉経前の患者さんは、卵巣機能を抑制する注射剤と併用
3)手術
がん細胞の特性を知るための検査の意義が大きい
  「乳房切除術」:乳房全体の切除
  「乳房温存術」:一部のみの切除
4)放射線照射
手術範囲を小さくする
再発防止
骨に転移したときなどに痛みをとる


2. 再発後治療
 主にくすりを使用し、症状をやわらげ、QOL(生活の質)の向上を目的に行います。抗がん剤は、副作用の少ない投与法などを選びます。



制作:株式会社ライフメディコム/情報提供:株式会社スズケン

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