口臭 〜口臭の種類とメカニズム〜
 
誰もが一度は気になったことがあるのではないでしょうか。それは自分の口臭であったり他人の口臭であったり・・・。そんな口臭も原因や種類はいろいろ。
息が爽やかな人になれるようまずは口臭について正しく理解してみましょう。


口臭って何?
 
口臭とは、呼吸や会話などによって吐く息がにおって他人が不快に感じる悪臭です。
自分の吐く息によって、家族や周りの人が不快に感じているのでは?と『口臭』を気にしている人が少なくないようです。また、自分の口臭以上に他人の口臭が気になっているようです。
口臭について悩みのある人の割合
グラフ
厚生労働省:1999年保健福祉動向調査


口臭の原因や種類はさまざま
 
口臭の原因や種類はさまざまで、大きく分けると飲食物や嗜好品による口臭、生理的口臭、病的口臭に分けられます。その中で治療が必要となるのは病的口臭ですが、その原因の多くはお口の中にあるといわれています。
飲食物や嗜好品による口臭
においのきつい食品(ニンニク、ニラ、ネギなど)を食べた後の口臭
飲酒後の口臭
タバコを吸っている人の口臭   など
イラスト
生理的口臭
口臭はあるけれど、お口の中に原因となりそうな病気やトラブルがない場合を生理的口臭といいます。
生理的口臭にもさまざまな種類があります。
強いストレスや睡眠により唾液が減ることによっておこる口臭
お口や入れ歯の清掃不良による口臭
舌苔(舌に付く白色や淡黄色の苔のようなもの)の付着による口臭   など
※舌苔は病的口臭による場合もあります
イラスト
病的口臭
お口の中の病気、鼻やのどの病気、呼吸器や消化器系の病気などが口臭と関わっていますが、お口の中に原因があることが多いようです。
=お口の中の病気によるもの=
むし歯による口臭
歯周病による口臭
ドライマウス(お口の乾燥)による口臭
イラスト
心理的口臭
上記の口臭とは異なり、実際には口臭が認められないのに、口臭を訴えるものがあります。心理的要因が大きいため、心理的なケアが重要となります。


口臭が発生するメカニズム
 
お口が原因でおこる口臭(生理的口臭やお口の中の病気による口臭など)
お口の中にいる細菌は、古くなって剥がれた粘膜や血球成分、細菌の死骸などを分解して、揮発性硫黄化物(VSC)を作ります。VSCは主なものとして硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの3つのガスがあります。VSCはそれぞれ特有のにおいがあります。また、口臭がある場合、これらのガスが混ざり合っていることが多く、非常に不快なにおいとなることもあります。
硫化水素 卵の腐ったようなにおい
メチルメルカプタン 血生臭い魚や野菜が腐ったようなにおい
ジメチルサルファイド 生ごみのようなにおい
飲食物や嗜好品が原因でおこる口臭
においのきつい食品を食べた後の口臭は、お口の中に残った食べカスが直接におう場合と、カラダの中で消化吸収されたにおいがにおう場合とがあります。
お酒もカラダの中に吸収され、肺から揮発性のアルコール成分が排出されるため吐く息がくさくなります。
また、タバコを吸っている人のお口のにおいは、タールやニコチンです。飲食物や嗜好品の口臭は時間の経過とともに減少する一時的な口臭です
鼻やのど、内科的疾患が原因でおこる口臭
口臭が発生するメカニズムはさまざまですが、病気が原因であるため、病気を治すことが重要となります。また、慢性的な口臭のため順応反応(長時間そのにおいをかいでいるとそのにおいに慣れてしまうこと)により、自覚症状に欠けていることが少なくありません。

※いろいろな種類や原因の口臭がありますがその原因の約90%以上がお口の中にあるといわれていますので、口臭を除去したり予防したりするにはお口の治療やケアが最も重要になります。



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