フッ素でむし歯予防!
  フッ化物のむし歯予防効果は大きく、世界各国で行われた多くの研究結果でも明らかとなっています。フッ化物の応用にはさまざまな方法があり、組み合わせて行うことにより効果がより高くなります。フッ化物について正しい知識を持ち、むし歯予防のひとつとして取り入れましょう!


フッ化物って何?
 
フッ素といった方が皆さんにはわかりやすいでしょうか?むし歯予防剤として用いられるのは「フッ化物」で「フッ素」は元素名です。
フッ素は私たちをとりまく自然環境に広く分布している自然元素で、土壌や空気、水、食物などに存在しています。毎日の食事を通じて私たちのからだに摂取されている、歯や骨を健康に保つために必要な栄養素のひとつです。
また、フッ化物は歯質を強化する効果が高いことから、世界各国でむし歯予防に用いられています。
フッ素が多く含まれている食品
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イワシ
8〜19.2ppm
  海草
2.3〜14.3ppm
  牛肉
2ppm
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りんご
0.2〜0.8ppm
  じゃがいも
0.8〜2.8ppm
  みそ
0.9〜11.7ppm
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25.9ppm
  紅茶
0.5〜1ppm
  緑茶(浸出液)
0.1〜0.7ppm
※ppm= 100万分の1の割合を示す単位。
例えば、「フッ素濃度1ppm」とは、物質1kg中にフッ素1mgが含まれていることを意味します。


むし歯予防で使用するフッ化物は天然に存在するの?
 
むし歯予防で主に用いられるフッ化ナトリウムは、天然の岩石のほたる石や氷晶石から精製されますので、自然のフッ化物そのものです。


むし歯予防で使用するフッ化物は安全なの?
 
これまでにお話したように、フッ化物は用法・用量を守って使用すれば安全で有効なむし歯予防方法です。
過剰に摂取することにより中毒症状が生じることがありますが、これはフッ化物に限ってではありません。有効な薬や栄養価の高い食品も、適正な濃度や量でなければ、からだに害をおよぼす危険性があることは当然です。


フッ化物はどうして歯にいいの?
 
フッ化物は歯質を強化し、むし歯の原因菌への抵抗性を高めてくれます。
1.再石灰化作用の促進
フッ素がむし歯になりかかった部分へのミネラルの取り込みを助け、歯の回復(再石灰化)を促進します。
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2.歯質の強化
フッ素が歯のエナメル質や象牙質に取り込まれて、強い結晶構造をつくることで、歯を強くします。
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3.ミュータンス菌の抑制
フッ素の抗菌力により、むし歯の原因菌のひとつであるミュータンス菌の働きを抑えてくれます。
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フッ化物の応用にはさまざまな種類があります!
 
フッ化物の応用には、歯科医院で行うフッ化物歯面塗布、歯科医院で指導を受けて家庭で行うフッ化物洗口、家庭で簡単に行えるフッ化物配合のハミガキ剤の使用があります。
フッ化物洗口については、学校・施設単位で行うこともあります。
フッ化物歯面塗布
イラスト歯科医院で高濃度(9,000ppm)のフッ化物を歯面に塗布してもらう予防方法です。生えて間もない、むし歯になりやすい歯や、歯と歯の間などハブラシが届きにくい、むし歯の発生しやすい場所にも効果的です。 歯科医院で年に数回、フッ化物歯面塗布を受けましょう。
フッ化物洗口
イラストブラッシング後や就寝前にフッ化物入りの洗口液を使うと効果的です。フッ化物洗口は、歯科医院での指導のもと個人で行うホームケア だけでなく、保育所や幼稚園、小学校、中学校、施設など集団でも実施されています。
フッ化物配合のハミガキ剤の使用
イラストむし歯予防には何よりも毎日のブラッシングが大切です。いつものブラッシングにフッ化物配合のハミガキ剤をプラスして効果的にむし歯を予防しましょう。
フッ化物配合のハミガキ剤かどうかを見分けるには、ハミガキ剤の裏面などに記載されている成分表を見てみましょう。
薬用成分の欄に「フッ化ナトリウム」、「モノフルオロ リン酸ナトリウム」、「フッ化第一スズ」のいずれかが 表示してあればフッ化物配合のハミガキ剤です。
※フッ素についてわからないことがある場合などは、歯科医師や歯科衛生士にたずねてみましょう。



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