花粉症(かふんしょう)〔アレルギー性鼻炎(びえん)〕とは
指導/片桐正孝
国立病院機構相模原病院 薬剤科長


▼病気に関する基礎知識
 花粉が原因(アレルゲン)となって起こるアレルギーを「花粉症」とよびます。空気中を飛散するスギやヒノキなどの花粉が鼻や眼の粘膜に付着することで、くしゃみ・鼻水・眼のかゆみなどのさまざまなアレルギー症状を起こす病気です。また、花粉症のつらい症状は、日常生活のあらゆる場面で影響(いらいら感、思考力の低下、外出の支障、睡眠障害など)を及ぼすことがわかっています。
▼生活における留意点
 花粉の飛散量が多い時期には、花粉が室内へ入らないようにするために、窓や扉を閉めるようにし、洗濯物や布団などを外に干すのを控えるようにしましょう。
 また、室内で舞い上がった花粉は床に落下することが多いので、部屋をよく掃除し、空気清浄機を使用する場合には、高いところよりも床に置くほうが効果的だといわれています。
 日常の生活では、粘膜を傷つけるタバコは避けて下さい。そして、ストレス、睡眠不足、飲み過ぎなどの悪化する原因を抑え、規則正しい生活やバランスのとれた食事をすることが必要です。
▼予防のための対策
 花粉症の予防には、以下の項目が有効です。
  花粉情報に注意し、花粉飛散量が多い時の外出は控える
  外出時には、マスク・メガネを使用する
  帰宅時には、髪や衣類などに付いた花粉を室外でよく払ってから入室する
  帰宅後は、うがい・洗顔をし、鼻をかむ
 花粉が飛散し始める少し前から治療すること(初期療法)で、シーズン中の症状を軽くすることができます。早めに医師に相談すると良いでしょう。

予防のための対策


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