骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは
指導/正木秀樹
大阪市立大学大学院医学研究科 老年内科学


▼病気に関する基礎知識
 骨粗鬆症とは、加齢や閉経などの原因により、骨がもろくなり骨折の危険性が高まる病気です。特に高齢者では、大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ:太ももの付け根のあたり)の骨折により寝たきりの原因となったり、脊椎(せきつい:背骨)の骨折により姿勢の悪化や、腰痛の増悪・足のしびれが出現し、生活の質の低下につながります。
▼食事・運動などの生活に関する留意点
 バランスの良い食事を心がけ、少なくとも1日あたり700mg程度のカルシウムを取るようにしましょう。ただし、骨粗鬆症と診断された場合には、倍量の1,000〜1,500mgを取る必要があります。それ以外にも、十分なビタミンDやビタミンKの摂取も必要です。喫煙や過剰なアルコール、カフェイン、塩分の摂取は避けるようにしましょう。
腰痛体操・スクワット・開眼片足立ち 運動については、摂取したビタミンDを活性化させるため、1日30分程度の散歩を心がけましょう。膝(ひざ)の悪い方には、水中歩行がお勧めです。また、足腰がおとろえたと感じたら、自宅での腰痛体操をお勧めします。ただし、運動強度については、心臓や肺などの持病により、制限されることもありますので、前もってかかりつけ医と相談してください。
▼予防のための対策
 骨粗鬆症は、骨折しない限り、あまり自覚症状がないため、知らないうちに悪化する病気です。骨量検査により自分の骨の状態をチェックするとともに、食事に注意し、定期的な運動に励みましょう。


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