糖尿病(とうにょうびょう)とは
指導/田村好史
順天堂大学大学院 代謝内分泌内科学


▼病気に関する基礎知識
合併症の例 糖尿病とは、血糖値が正常以上に高くなる病気です。生活習慣病といわれているのは2型糖尿病で、日本における糖尿病患者の大部分を占めます。2型糖尿病は食べ過ぎや運動不足といった生活習慣により引き起こされると考えられていますが、そこに糖尿病になりやすい体質が加わるとさらに発症しやすくなります。血糖値が高い状態が長く続くと、眼、腎臓、神経に合併症を引き起こすだけでなく、心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳梗塞(のうこうそく)といった動脈硬化症(どうみゃくこうかしょう)、最近では認知症やがんの発症にも関わっている可能性があることが明らかになっています。
▼食事・運動などの生活における留意点
食事 糖尿病になったからといって、すべての人が合併症になるわけではありません。しっかり管理して血糖値を正常レベルに近づければ、予防することが可能です。その時に、薬が進歩した現在でも最も重要な治療法とされているのは食事・運動療法です。
 食事療法では、まずはカロリー制限とバランスの良い食事を心がけましょう。よくある失敗例として、食事を必要以上に少なくし、結局お腹が空いて間食した、ということがあります。運動間食としてよく摂られる菓子などには、多くの場合血糖値を上げる炭水化物が含まれており、驚くほど血糖値が上がる場合があります。
 運動では、まず毎日の歩数に注意してみましょう。少し早足で歩く、それを毎日2,000歩(20分)程度増やすことを第一の目標にしてみましょう。最終的に、1日8,000〜10,000歩になるのが理想です。
 いずれの治療についても、主治医の先生とよく相談してから取り組みましょう。


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