アルツハイマー型認知症のくすり
指導/金本元勝・中西亜紀
大阪市立弘済院附属病院 神経内科・精神科


▼病気に関する基礎知識
 アルツハイマー型認知症は「もの忘れなどの記憶障害を中心としてゆっくりと進行する」のが特徴で、認知症の中では最も多いものです。MRIでは、しばしば脳の中の「海馬(かいば)」という部分が小さくなっていることに気づかれます。判断力なども落ちてきて生活が徐々に難しくなりますが、今は症状や進行をやわらげるお薬があるので、早期にきちんと診断してもらい、治療を行うことが大切です。
▼アルツハイマー型認知症のお薬
 2011年に新たに3種類が発売され、お薬は4種類になりました。大きく2つに分けられ、コリンエステラーゼ阻害薬(そがいやく)【ドネペジル・ガランタミン・リバスチグミン】とNMDA受容体拮抗薬(きっこうやく)【メマンチン】があります。4種類のうち、メマンチンとその他のどれか1剤の併用は可能ですが、コリンエステラーゼ阻害薬同士の併用は認められていませんのでご注意ください。お薬の違いを簡単に下記にまとめました。


▼生活上の注意点
 食事はバランスよく、生活習慣病のある方は特に注意しましょう。散歩や柔軟体操など軽い運動を取り入れるのもいいでしょう。家に閉じこもらないで必要なら助けてもらいながら社会活動をしていきましょう。おしゃべりもいいですよ。喫煙されている方は、禁煙を。自動車の運転免許資格については警察署までぜひご相談下さい。


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