更年期障害とは
指導/吉形玲美
浜松町ハマサイトクリニック院長


▼病気に関する基礎知識
 卵巣(らんそう)の働きが衰え、女性ホルモン(エストロゲン)が低下し、月経が停止することを閉経(へいけい)といいます。日本人女性の平均閉経年齢は49〜50歳で、閉経前後の10年ほどが更年期にあたります。症状女性ホルモンの低下にともなってこの時期を中心に、ホットフラッシュ(ほてりやのぼせ)・発汗・めまいなどの身体症状、気分のおちこみ・不眠などの精神症状があらわれることがあり、日常生活に支障をきたすような状態を更年期障害といいます。個々の生活習慣や背景、性格・性質などにより症状もその強さもさまざまです。
▼食事・運動など生活における留意点
食事・運動 閉経以降は更年期障害だけでなく、女性ホルモンの低下により、急激な骨密度(こつみつど)の低下や、コレステロールや中性脂肪の増加、動脈硬化(どうみゃくこうか)の進行など生活習慣病のリスクが高まります。
  適度な運動(例:毎日20〜30分のウォーキング、週1回程度のジョギングや水泳など)、食事内容の向上(例:カルシウムは通常推奨一日600mgに200mgを加えた800mgを目標に、ビタミンDやKの摂取、魚介類や豆類からのたんぱく質を多くとるなど)といった日常生活に対する意識を高め、またストレスをためないよう適度な気分転換をはかって気持ちをリラックスさせましょう。
▼予防のための対策
 日常生活に支障をきたす心身の変調を感じたら、がまんせず早めに専門医に相談しましょう。早めの治療は結果的に更年期障害が軽くすむことにもつながります。また特に気になる症状のないかたも閉経以降に増える骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や動脈硬化の予防・早期発見のため、この時期からの専門的な定期検診をおすすめします。


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