爪白癬のくすり
指導/加藤卓朗
済生会川口総合病院皮膚科部長


▼処方される主なくすりの種類
爪白癬の症例写真 白癬には白癬菌に抗菌効果のある抗真菌薬を使用します。爪白癬には外用薬では十分な効果が得られないので内服薬を用います。
 内服薬は「イトラコナゾール(イトリゾール®)」と「テルビナフィン(ラミシール®)」です。
▼服用上の注意点、副作用
 イトラコナゾールは、足白癬に対しては、1〜2カプセルを連日服用しますが、爪白癬ではパルス療法を行います。4カプセルを1日2回、1週間服用し、3週間休薬する特殊な方法です。これを3回繰り返します。定期的に血液検査を受けたほうが良いでしょう。併用禁忌・注意のくすりがあるので、主治医に相談してください。テルビナフィンは1日1錠を連日、6ヵ月間服用します。定期的な血液検査が必要です。
爪白癬における服薬スケジュール
爪白癬における服薬スケジュール
▼日常生活における留意点
日常生活における留意点 爪白癬は、本人の足白癬から進展することが多いので、足白癬の予防と早期治療が重要です。足白癬の誘因として、白癬患者との同居など感染機会が多いこと、高温・多湿などの環境因子、足の指間が狭く湿っているなどの皮膚の問題、着用する靴や靴下などの生活スタイル、不適切なスキンケアが挙げられます。
 毎日入浴し、石けんで足を洗い、タオルで拭いて乾燥させます。靴下は5本指型の綿製が適します。靴は通気性の良いものを選びましょう。革靴やブーツの着用は短時間にしましょう。爪もよく洗い、適切な長さに切ります。切りすぎ(深爪)は爪の肥厚(ひこう)、陥入爪(かんにゅうそう)、巻爪(まきづめ)の原因になるので爪白癬でも避けてください。


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