爪白癬とは
指導/加藤卓朗
済生会川口総合病院皮膚科部長


▼病気に関する基礎知識
爪白癬の症例写真 爪白癬は白癬菌の感染によって起こる爪の病気です。足の親指に多く、先端や側縁の爪下の角質部分が厚く、もろくなり、上から見ると白く濁るのが特徴です。爪の一部を顕微鏡で検査して、菌要素を検出すると診断できます。
▼日常生活における留意点
 毎日入浴し、石けんで足を洗い、タオルで拭いて乾燥させましょう。靴下は5本指型の綿製が適します。靴は通気性の良いものを選びましょう。革靴・ブーツの着用は短時間にしましょう。爪もよく洗い、適切な長さに切ります。切りすぎ(深爪)は爪の肥厚(ひこう)、陥入爪(かんにゅうそう)、巻爪(まきづめ)の原因になるので爪白癬でも避けましょう。
日常生活における留意点
▼予防のための対策
発病予防の3ステップ 爪白癬は、本人の足白癬から進展することが多いので、足白癬の予防と早期治療が重要です。足白癬は患者さんから住環境中に落ちた菌が白癬のない人の足に付着し、発病するという経路で感染します。予防は、(1)菌の落下を抑える、(2)住環境中の菌を減らす、(3)菌の足への付着や発病を防ぐという3段階で考えましょう。
  (1)の菌の落下の減少は、適切な治療が重要です。(2)の住環境中の除菌は、通常の掃除や洗濯が良いでしょう。(3)の菌の付着と発病の防止ですが、裸足になる機会が多い日本では菌が付着することを完全には避けられません。しかし、付着しても発病はまれです。適切なスキンケアを心がけ、発病を防ぎましょう。
 そして足にかゆみを伴う病変が生じたら、医療機関(皮膚科)を受診し、早期に適切な治療を行い、爪白癬に進展するのを予防しましょう。


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