C型肝炎のくすり
指導/山崎 肇
大阪大学医学部附属病院 臨床試験部 薬剤主任


▼処方される主なくすりの種類
 C型肝炎の治療には、C型肝炎ウイルスを体内から排除して感染からの治癒(ちゆ)を目指す『原因療法』と、肝機能を改善して肝炎の悪化を防ぐ『対症療法:肝庇護(かんひご)療法』があります。
  『原因療法』には「インターフェロン」を単独で注射する療法と、「インターフェロン」と抗ウイルス薬「リバビリン」を併用する療法があります。
  『対症療法』には肝臓を保護し、肝炎の悪化を抑えることによって病気の進行を遅くする注射薬の「グリチルリチン(強力ネオミノファーゲンシー®)」や内服薬の「ウルソデオキシコール酸(ウルソ®)」などがあります。
▼注意点と副作用
 インターフェロン単独療法、インターフェロンとリバビリンの併用療法のいずれの場合でも、多くの患者さんに発熱・倦怠(けんたい)感・頭痛・かゆみ・食欲不振・貧血などがみられます。特に、不眠・気分が落ち込む・咳がでる・息切れしやすい・ものが見えにくいなどの症状がみられたら、できるだけ早く主治医にご相談ください。
▼日常生活での注意点
日常生活での注意点  肝臓を守るために、次の点に注意しましょう。
  1. 規則正しい生活を心がけましょう。
  2. 食事は栄養のバランスを考え、規則正しく摂ることが大切です。食物繊維を十分に摂り、便秘にも注意しましょう。ただし鉄分を多く含む食品(レバーやひじきなど)を大量に摂ることは控えましょう。
  3. 肝臓に負担となりますので飲酒は避けてください。
  4. 慢性肝炎の方は、特に安静にする必要はありません。適度な運動を行い、体力の保持を心がけましょう。


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