てんかんのくすり
指導/赤松直樹
産業医科大学神経内科講師


▼くすりの作用
抑制 てんかんのくすり(抗てんかん薬)には、脳の神経細胞からの過剰な電気的活動を抑制することにより、てんかん発作を治療する効果があります。抗てんかん薬は、脳の神経細胞の電気的活動を担っているイオンチャネルや、神経の伝達物質に作用します。脳内に一定濃度の抗てんかん薬を存在させることによって、神経回路をてんかん発作が生じにくい状態に保ちます。
▼くすりの副作用と注意点
抗てんかん薬の主な副作用は次の3つに分けられます。
1.過敏反応による副作用
    服用開始直後から2ヵ月以内に生じやすく、皮疹・発熱・血球減少・肝障害などがある。
2.用量の増加による副作用
    めまい・ふらつき・眠気・ボーっとするなどがあり、くすりの減量によって対処する。
3.長期にわたる服用による副作用
    肥満・体重減少・歯肉腫脹・骨粗鬆症・脱毛・多毛など。
▼日常生活における留意点
 毎日決められたとおりに、きちんとくすりを服用することが大切です。飲み忘れた場合や、吐いてしまった場合などの対処法についても、主治医によく確認しておきましょう。
  抗てんかん薬の服用によって、多くの患者さんは発作が完全に抑制され、日常生活に支障を来さなくなります。発作の再発予防には、規則正しい生活や十分な睡眠なども重要です。


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