てんかんとは
指導/赤松直樹
産業医科大学神経内科講師


▼てんかんの基礎知識
※てんかん発作の症状は患者さんによって異なります。 てんかんは、脳の過剰な電気的活動によって、てんかん発作を反復して生じる疾患です。発作の症状には、けいれんを来す「全般性強直間代発作(ぜんぱんせいきょうちょくかんたいほっさ)」、意識がぼやけるのみでけいれんを来さない「複雑部分発作」など、いくつかの発作型があります。
 てんかんの原因は多岐にわたり、外傷・腫瘍・脳炎・脳血管障害などの後天性の脳疾患が原因となる場合や、イオンチャネル異常・脳の形成障害・代謝疾患などの先天性の原因による場合などがあります。
 てんかんは、くすりの治療効果が高い疾患で、抗てんかん薬を服用することで約70% の患者さんで発作の再発がなくなります。
▼てんかんのくすり
くすりを指示どおりに服用することが大切 発作予防のためには、くすりを指示どおりに服用することが、最も大切です。1 日1 回の服用ですむ徐放製剤もあります。治療は、年単位での継続が必要となりますので、くすりの効果・必要性・副作用については、主治医とよく相談することが必要です。特に、妊娠中の患者さんは、くすりの服用方法などについて専門医に相談するのがよいでしょう。くすりの効きにくい、抗てんかん薬治療抵抗性(難治性)の患者さんは、外科的治療(手術)も重要な選択肢となります。
▼日常生活における留意点
十分な睡眠が必要 規則正しい生活、十分な睡眠・栄養が不可欠です。また、入浴中に発作を起こしたり、発作型や状態に応じて運転免許の制限があったりすることもあります。主治医の判断をきいて、事故が起こらないように注意しましょう。


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