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▼日常生活における留意点 |
パーキンソン病の原因として、加齢、環境因子、遺伝的素因などが挙げられていますが、正確な原因はまだ解明されていません。そのため、生活上、特に制約はありません。しかし、病気が進行してくると嚥下(えんげ)障害、歩行のバランスが悪くなるなどの症状が出現します。そのため、食事の際にはむせ込まないようにゆっくり食べる、歩くときは転倒しないように注意するなどが必要です。狭いところを歩くと足がすくんでしまう場合には、視覚による手がかりで改善することがありますので、歩幅に合わせて床にテープを貼り、それをまたぐようにすると足が踏み出しやすくなるという工夫もできます。また、音楽に合わせて体操や歩く訓練を行う音楽療法も有効といわれています。
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