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| ▼疾患に関する基礎知識 |
COPDは、日本語で「慢性閉塞性肺疾患」といい、以前は、肺気腫あるいは慢性気管支炎と呼ばれていた病気です。日本ではほとんどたばこが原因で、ゆっくりと進行し、20〜30年経過してから症状が出てきます(図1)。たばこの煙により肺胞が拡張・破壊され、細い気管支も炎症のため狭くなります。徐々に進行し、肺胞が拡張と破壊を繰り返すと、ブラという大きな袋を形成してしまいます。肺胞とは、酸素と二酸化炭素を交換する肺の組織です。息を吸うときには、肺に空気が入っていきますが、COPDでは吐くときに肺から空気がうまく出て行かなくなり、その結果肺は大きく膨らみます。そうして、正常な肺の血管が細くなったり、呼吸筋である横隔膜を押し下げたりします。
慢性の咳と痰、坂道や階段を上るときの息切れや苦しさなどが主な症状です(図2)。今まで簡単にできたことが息切れのためにできなくなりますが、年を取ったためと誤解されている場合もあります。
身体所見の変化、胸部レントゲン写真、血液中の酸素濃度測定などの検査で異常がみられるのは病気が非常に進行してからで、肺の機能検査を行なうと異常がより早くみつけられます。最近は、肺機能検査で肺年齢を調べ、実際の年齢よりも高い場合にはCOPDが疑われます。 |

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