骨粗鬆症とは
指導/小出由美子
国立長寿医療センター薬剤部


▼骨粗鬆症の基礎知識
 骨粗鬆症とは、骨の内部がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。
 骨は硬くて変化しないように見えますが、実は生きた細胞に支えられています。丈夫な骨を保つために、骨の内部では常に古くなった骨の一部を壊して、新しい骨につくり替えています。これを「骨代謝」といいます。
 何らかの原因で骨代謝のバランスが崩れ、新しい骨をつくるスピードより古い骨を破壊するスピードが上回ると、骨の内部がスカスカになってしまいます。
 女性は閉経後、骨代謝を調節していた女性ホルモンが分泌されなくなることにより骨量が減ってしまいます。男性でも、加齢と共にカルシウムの吸収が低下するため、70歳を過ぎると骨粗鬆症になる人の割合が高くなります。また、若い人でも栄養の偏りや運動不足、ステロイドなどの薬の影響により骨粗鬆症になることもあります。

▼骨粗鬆症を防ぐために
食事
 骨の成分の多くはカルシウムです。カルシウムを多く含む食品の摂取を心掛けましょう。カルシウムは吸収されにくいので、ビタミンDを多く含む食品と一緒に摂ると吸収が良くなります。

カルシウムを多く含む食品(100g中)
ひじき・干ひじき 1400mg
もめんとうふ 120mg
牛乳 110mg
ヨーグルト 120mg
小松菜 170mg
ビタミンDを多く含む食品(100g中)
きくらげ 440μg
かわはぎ 43μg
べにざけ 33μg
さんま 19μg
鶏卵・卵黄 1.9μg
(五訂 日本食品標準成分表 より引用)
食事
運動
 運動をして骨に力が加わることで、骨は強くなります。ウォーキングなどの適度な運動をしましょう。
運動
日光浴
 カルシウムの吸収に必要なビタミンDは、人の皮膚が日光を浴びることでつくられます。屋外に出て、日光に当たるようにしましょう。夏なら木陰で30分、冬なら顔や手に1時間程度の日光浴で十分です。
日光浴



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