痛風(つうふう)のくすり
指導/
高田龍平 東京大学医学部附属病院薬剤部 講師


▼病気に関する基礎知識
 尿酸はDNAなどの成分であるプリン体からできる物質で、主に尿に捨てられます。体で作られる尿酸が多すぎたり、尿にうまく捨てられなかったりすると、血液中に尿酸が多い状態(高尿酸血症)になります。溶けきれなくなった尿酸が結晶化すると、激痛を伴う関節炎である痛風が生じます。
病気に関する基礎知識
▼食事・運動などの生活における留意点
 尿酸値を下げるためには、肥満を解消し、水分を多くとり、適度な運動をすることが重要です。また、プリン体を多く含む干物やレバー類などの食品の食べすぎや、ビールなどの醸造酒の飲みすぎには注意しましょう。
▼治療に関する薬の解説(種類や副作用など)
治療に関する薬の解説(種類や副作用など) 主に、痛風発作が起きているときに使う薬と、痛風の原因となる尿酸を減らす薬(尿酸降下薬)に分類されます。痛風発作中に尿酸降下薬を服用すると関節炎が悪化するため、状況に応じて薬が使い分けられます。
 痛風発作が起きているときには、コルヒチンや、インドメタシンなどの非ステロイド性抗炎症薬、ステロイド薬を使います。
 発作が起きていないときに、体にたまった尿酸を減らすことで、痛風発作を予防する尿酸降下薬を使います。アロプリノールなどの尿酸生成抑制薬と、ベンズブロマロンなどの尿酸排泄促進薬があります。これらの薬は長く飲み続ける必要がありますが、肝機能障害などの副作用が起きやすいものや、ほかの薬との飲み合わせが悪いものもありますので、医師や薬剤師の注意をよく守り、服用するようにしましょう。


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