片頭痛(へんずつう)のくすり
指導/
岩下達雄 稲城市立病院脳神経内科 部長/岩下医院


▼片頭痛に関する基礎知識
 「頭痛もちの頭痛」の代表で、片側が脈打つように痛む人が多数派ですが、両側や脈打つ以外の痛み方の人もいます。痛みの最中には、「暗い静かな所でじっとしていたい」と感じるのが特徴です。片頭痛に関する基礎知識片頭痛発作では、脳表面の血管が収縮した後に拡張し、血管壁からさまざまな物質がしみ出して脳深部に伝達され、痛みやその他の症状を引き起こします。
▼片頭痛の治療薬
服用タイミング 片頭痛発作の最中に頭のなかで起こっている変化をその場で元に戻すのがトリプタン製剤です。片頭痛発作が始まったらすぐに飲むのが正しく、頭痛がひどくなるまで我慢したり、鎮痛薬が効かなかったときに後から飲んだりする薬ではありません。片頭痛ではないと思う痛みでも、自己判断で市販の鎮痛薬を使わず主治医にご相談ください。片頭痛予防薬は毎日飲むことで徐々に発作の回数や程度を減らすお薬です。予防薬の効果は、飲み始めて2〜3ヵ月後に判定します。副作用がない限り、それまで内服を続けましょう。
▼薬物以外の治療と生活上の注意点
頭痛ダイアリー 頭痛体操、鍼治療などの効果が知られています。自分自身の片頭痛発作のパターンや誘因(生理・緊張やストレスからの解放・気圧の低下・睡眠不足・寝過ぎ・ポリフェノールなど)を知るために「頭痛ダイアリー」をつけてみることもお勧めです(日本頭痛学会ホームページから入手可能)。いくつかの誘因が重なると片頭痛発作が起こります。ひとつでも避けることができると発作は起こりにくくなります。ダイアリーで誘因を発見し上手に避けましょう。


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