甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)【橋本病】とは
指導/渡邊奈津子
伊藤病院 内科医長


▼病気に関する基礎知識
病気に関する基礎知識 甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが低下する病気で、慢性的な甲状腺の炎症(橋本病)が原因となっていることがほとんどです。甲状腺機能低下症では全身の新陳代謝や機能が低下し、無気力、疲れやすさ、寒がり、むくみ、体重増加、便秘、月経の周期や量の変化、うつ、総コレステロールの上昇といったさまざまな症状・検査所見が認められます。適量の甲状腺ホルモン剤で甲状腺ホルモンを正常にすれば、日常生活や妊娠・出産に問題はありません。
▼生活における注意点
生活における注意点 ヨウ素は、甲状腺機能を低下させることがあります。ヨウ素は、昆布のほか、昆布のだし、ヨウ素を含むうがい薬などに多く含まれます。過剰なヨウ素摂取は、甲状腺機能低下症を引き起こしたり悪化させたりすることがありますので、控えておくと安心です。
▼再発予防のための対策
 甲状腺機能低下症では、不足している甲状腺ホルモンを甲状腺ホルモン剤で補って治療しています。このため甲状腺ホルモン剤を中止してしまうと症状が再発してしまいます。自己判断で中止せず定期的な通院を継続しましょう。
 甲状腺機能が正常な橋本病の場合も、後に機能低下症が出現することがあるので、ヨウ素過剰に注意しながら、定期的に通院し検査を受けるようにしましょう。


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