うつ病のくすり
指導/橋本亮太
大阪大学大学院連合小児発達学研究科 准教授


▼病気に関する基礎知識
 うつ病は、誰でもかかる可能性のある頻度の高い病気です。症状としては、悲しくなる、気分が落ち込む、自分の好きなことさえやりたくなくなる、あるいはできなくなったりすることがあります。ほかにも、不眠、食欲がない、体重が減る、イライラする、不安になる、疲れやすくなる、集中力がなくなる、自分がダメな人間だと責めるというような症状も現れます。さらに重度になると、「いっそ死んでしまいたい」と思って、実行に移してしまう場合もある重大な病気です。
▼治療に関する薬の解説
治療に関する薬の解説 うつ病では、病気に対する理解を深めて、過度のストレスがかからないように環境調整を行うことが重要です。うつ病の分類によって薬の使い方が異なります。「軽症」の場合には、薬の使用については賛否両論があり、必ず使用するとは限りませんが、「中等症・重症」や「精神病性」では、薬を使うことが勧められます。
 うつ病で薬を服用する場合は、抗うつ薬が中心となり、三環系(さんかんけい)抗うつ薬、四環系(よんかんけい)抗うつ薬、新規抗うつ薬(選択的セロトニン再取り込み阻害薬:SSRIや、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬:SNRIなど)を用います。補助的にほかの薬を用いる場合もありますが、使用には注意を要しますので、主治医の先生とよく相談しましょう。
▼再発・予防のための対策
再発・予防のための対策 うつ病は再発することの多い病気ですので、調子が良くなっても、自己判断で通院や薬をやめたりせず、主治医の先生とよく相談して、治療方針を確認しましょう。


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