うっ血性心不全(うっけつせいしんふぜん)のくすり
指導/平光伸也
平光ハートクリニック 院長


▼病気に関する基礎知識
うっ血性心不全の原因となる疾患 心不全とは、心臓が全身で必要とするだけの血液を十分送り出せなくなった状態です。その結果、肺や全身に血液が停滞してしまいます。この血液が停滞した状態を『うっ血』といいます。肺にたまれば肺うっ血、全身にたまればうっ血肝や浮腫(ふしゅ)となります。心筋梗塞や心臓弁膜症などの心疾患が長く継続すると、心臓の機能が低下して心不全を発症してきます。残念ですが、心不全は治る病気ではありません。病気をよく理解して、長く上手に付き合っていくことが大切です。
▼治療に関する薬の説明
 以前は弱った心臓の収縮力を高める薬(強心薬)が中心に使用されていましたが、これらの薬には寿命を長くする効果がないことがわかりました。最近では、疲れた心臓を無理に動かすのではなく、休ませることにより心臓の筋肉を保護し、長生きできる治療が選択されるようになりました。心不全の治療薬は、管理が難しい薬です。専門医の指示に従い、忘れないように薬を飲んでください。

治療薬の例
▼再発予防のために
薬は毎日忘れずに! 心不全は再発しやすい疾患です。再発の原因としては、薬の自己中断、塩分や水分の摂りすぎ、過労などが挙げられます。また肺炎などの感染症を契機に心不全が悪化することもあります。心不全を予防するためには、毎日忘れずに薬を飲み、専門医の指導に基づいた正しい生活習慣を身に付けることが大切です。


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