不眠症(ふみんしょう)とは
指導/外賀真佑美
東京女子医科大学病院 薬剤部


▼睡眠に関する基礎知識
 必要な睡眠時間は個人差が大きく、一般的な基準をつくることはできません。
 加齢に伴い、からだのさまざまな生理機能が低下してくるため、「若いころのように眠れない」という状況は健康な方であっても自然なことです。
 日中の活動が快適であれば、十分な睡眠がとれていると考え、睡眠時間にこだわらないようにしましょう。
▼不眠症に関する基礎知識
 不眠症状には、寝付くまでに時間がかかる「入眠障害(にゅうみんしょうがい)」、夜間に何度も目を覚ます「中途覚醒(ちゅうとかくせい)」、起床時間よりも早く目覚めてその後眠れない「早朝覚醒(そうちょうかくせい)」、睡眠時間は十分確保しているにもかかわらず睡眠充足感がない「熟眠障害(じゅくみんしょうがい)」があります。治療の対象となる不眠症とは、これらの不眠症状に加えて昼間の生活に何らかの支障(例えば昼間の眠気、集中力の低下など)が生じている状態です。
▼快眠のための工夫
体内時計のスイッチON・寝酒は避ける快適な眠りには、正しい睡眠の知識と規則正しい生活習慣が重要です。
実践できそうなことから毎日の生活に取り入れましょう。
<起床・日中編>
毎朝、同じ時間に起床しましょう。一定の睡
   眠と覚醒のリズムが身に付きます
朝起きたら太陽の光を浴び、体内時計のス
   イッチをオンにしましょう
昼寝をするなら、午後3時までの20〜30分間
   にしましょう
規則正しい3度の食事と、適度な運動を心が
   けましょう
<睡眠・睡眠準備編>
早寝はやめましょう(午後5時〜10時は眠り
   にくく「睡眠禁止ゾーン」と呼ばれる時間帯
   です)
寝床は眠るためだけに使い、眠くなければ別
   の部屋でリラックスして過ごしましょう
眠る前のカフェイン(コーヒー・紅茶・緑茶な
   ど)、タバコ、明るすぎる照明などの刺激物
   は避けましょう
寝る直前に体温が上がる行動(入浴、熱いも
   のを飲む)は避けましょう
寝酒は、寝付きには良くても夜中に目が覚めやすくなるため避けましょう


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