めまいと脳血管障害
指導/嶋田裕之
大阪市立大学大学院医学研究科老年内科・神経内科


▼食事・生活などの注意
 めまいには、自分や周囲がぐるぐる回っていると感じるタイプ(回転性めまい)とふわふわして不安定な感じや雲の上を歩いていると感じるタイプ(非回転性めまい)があります。回転性めまいは耳の病気、非回転性めまいは脳・神経の病気で出現します。このため今までまったくめまいを感じたことのない人にめまいが出現したら、すぐに検査を受ける必要があります。一方、慢性的にいつもめまいを感じている場合も耳鼻科や脳の病気の可能性がありますから、一度は診察を受けましょう。その結果、ほかには特に異常はないものの、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害の既往のある人がめまいを感じている場合があります。その場合は過去の脳血管障害が原因で、脳の血液循環が慢性的に低下しているためにめまいが出現している可能性があります。このときはかかりつけの先生と相談して、脳の循環を改善するお薬を出してもらうことで、症状が改善する可能性があります。
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適度な運動は生活習慣病を改善する

▼食事・生活などの注意
 脳血管障害の既往のある人は、たいてい高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病をもっている場合が多いので、それらの危険因子のある人は、食事療法に気を付けましょう。特に血圧は脳の血管に悪影響を及ぼすので、しっかりとお薬でコントロールするようにしましょう。また適度な運動はそれらの状態を改善し、脳血管障害の予防にもなるので心掛けましょう。
薬は必ず服用する
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  脱水に注意して飲み水を多くする

▼再発予防のための対策
 お薬は必ず内服するようにしましょう。脳循環をよくするために脱水に注意し、水分は多く摂取するように心掛けましょう。めまいが強いときはあまり動かずに安静を心掛けましょう。いつもと違うめまいと感じたときは、病・医院を受診するようにしましょう。
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めまいが強いときは安静を心掛ける



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